大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a histric district and heritage site of Japan - Sugiyama residence, garden】 | |
(写真上)270年前に増築された奥座敷 石上露子は生前、この部屋を好んで暮らしていたといわれる。 (写真左)酒造業で栄えた(旧)杉山家住宅の井戸 |
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石上露子が好んだ茶室 京都の閑休庵(武者小路流)を模したと言われる。 |
角屋(つのや)二階から眺めた袖垣と手水鉢(奥座敷) |
枯山水形式の庭園 庭越しに見える奥の建物は酒造業で栄えた酒蔵 |
柱を浮かせて庭の眺望を良くしている。 |
米蔵の内部が資料館として公開されています。 |
米蔵の内部に展示されいる駕籠 |
米蔵の内部に展示されている石上露子の手紙 |
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重要文化財・(旧)杉山家住宅 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 建物内部・障壁画・欄間彫刻 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 庭園・展示室 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 近藤好幸氏きり絵作品 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 古家物語(杉山好彦氏)を読む |
国の重要文化財
1983年(昭和58年)指定
一般公開(有料)
建築年代
1644年(寛永21年)
所在地
富筋・西林町
近鉄長野線 富田林駅又は富田林西口駅からいずれも徒歩約15分。
開館時間
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町14-31
TEL.0721-23-6117
(午前10時~午後5時、月曜休館,12月28日から1月6日休館)
お問い合わせ先
富田林市役所 文化財課
TEL.0721-25-1000(内線508)
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。西方寺の斜め向かいに位置し、重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。
見どころ
杉山家は富田林寺内町の創設にかかわった旧家の一つであり、江戸時代は造り酒屋として栄えました。当時の流行り歌にも、「一に杉山、二に佐渡屋、三に黒さぶ 金が鳴る」と唄われたと伝わります。現存する家屋は寺内町で最も古く、江戸時代中期の大規模商家の遺構です。
(旧)杉山家住宅には年間で約9千人が訪れています。寺内町発展の歴史と女流歌人・石上露子に関するビデオ上映がされています。また二階では寺内町きり絵風景画(近藤好幸氏作品)等が展示されています。係員の方に内部をご案内頂くこともできます
歴史(由来)
富田林八人衆の筆頭年寄で、「わたや」と号する。 約450年前、富田林寺内町の造営から関わり、当初は木綿問屋を営み、その後、江戸時代中期に酒造業を始めて、大いに栄えて河内酒造業の肝いり役を務めた大商家。明治中期に酒税(造石税)導入や灘・伏見などの大規模生産地との競争力不足などが理由で酒造業を廃業した。明治の明星派女流歌人・石上露子(いそのかみつゆこ、本名は杉田孝、明治15年~昭和34年)の生家でもある。
当時の所有者が不動産屋に土地・建物の売却を検討した為、富田林市が貴重な文化財保護のために昭和58年6月166百万円で買取。その後工費230百万円、工期2年半を要して解体修理が行われた。解体修理の際には土間部分の母屋建物全解体、母屋座敷部分は半解体された。南河内の代表的な農家風建築様式として、昭和58年10月26日に国の重要文化財に指定された。
現在、富田林市が所有・管理を行いながら、昭和62年から一般公開されている。富田林寺内町の中で建物内部を一般公開しているのは、国の重要文化財・(旧)杉山家住宅、国登録有形文化財・(旧)田中家住宅、勝間家住宅(2012年10月末日で一般公開を終了。現在はイタリアンレストランとして公開)の3軒のみである。
映画ロケとして、篠田正浩監督作品「舞姫」(1989年、郷ひろみ主演)の撮影が(旧)杉山家住宅内で行われました。
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明治の明星派女流歌人・石上露子 |