旅日記11日目:4月22日(水) 熊本城
もちっ娘タルト
昨晩の寝入る時点では無風状態だったが、午前2時くらいだろうか、突風の音で目が覚めた。建物の陰にテントを張っていたのでさほど影響はなかったが、せっかく熟睡できると思ったのにあてがはずれた。5時前に起床し、6時前に出発。周囲を回ってから道の駅「たのうら」に行って、朝食のパンを食べる。道の駅「竜北」に寄ってみると、開店準備で人々がせわしく動いている。見てみると安い弁当が置いてある。「もちっ娘タルト」というのがおいしそうだったので買って食べてみる。いくつかある中で「苺」の1カット(200円)を購入。もちっ娘タルトは地元の氷川町産のもち米粉、小麦粉を使っているとの事。解凍ができていないので少し硬めだったのが残念。
熊本市内に入り、熊本城へ向かう。城の南側少し手前には、加藤清正像が立っていた、というか座っていた。熊本城近くにバイクを停めて歩く。南大手門が綺麗に立派に復元されている。知り合いがこの門の所で野宿していたら深夜にどこからともなく何やら歌声が聞こえてきたと言っていた。10時過ぎに入園料500円を払って頬当御門から入る。カクカクと道を曲がり、まずは本丸の北西端にある宇土櫓の中に入る。この宇土櫓は3層構造で、内側は地上5階、地下1階となっていて、この建物だけでも立派なものだ。最上階からの眺めも良い。
南大手門
宇土櫓
次に本丸御殿の下に設けられた「闇り通路」を通る。本丸御殿は二つの石垣をまたぐように建てられていて、この通路は暗い。本丸御殿の玄関はここにあり、階段で上に上がっていたらしい。観光客は通路を抜けて一旦外に出る。広場に出ると天守閣がデーンと見える。熊本市のイメージキャラクター「ひごまる」くんのオブジェと共に記念写真を撮る。先に、外観3層、内部6階地下1階の天守閣に入ることにする。天守閣は鉄筋コンクリートで復元されていて、内部には加藤家・細川家時代や西南戦争関連の資料が展示されている。最上階からの眺めも良い。
闇り通路
天守閣
続いて本丸御殿の中に入る。いくつかの展示を見て、食事を作っていた大御台所を過ぎると、大広間(対面所)にたどり着く。奥に向かって、襖で仕切られたいくつかの部屋があり、奥が藩主の部屋の「若松之間」。それらの部屋が続く横にある縁側を奥に進むと、「若松之間」の横奥にもう一つ部屋があり、ここが本丸御殿の中で最も格式の高い「昭君之間」という部屋ということだ。障壁画や天井画が豪華だ。本丸御殿を出た後、不開門、東竹の丸の櫓群を見て回る。元の頬当御門を出る頃には12時半を過ぎていた。
梅の間から若松之間を見る
若松之間から昭君之間
昼飯を食べる所を探すため、街中に出る。適当な所にバイクを停め、アーケードのある商店街に入る。ちょうど立ち止まって話をしている若い男性二人連れに、安くてボリュームのある食事処がないか聞いてみた。ちょうどそこにその二人連れの店のスタッフとかいう若い女性たちが通りかかって、その子たちに聞くと、近くに適当な店があるという。そこでその店で食べることにした。行ってみると、きれいなビルの1階で、店内はシックに小奇麗な趣だ。店名は、外壁にsessonとあり、漢字では「雪村」とある(熊本市水道町3-5)。洋風居酒屋のような感じらしいが、昼のランチが、いつまでは未定だが期間限定で「春のランチ ハイバリューセット」と銘打って格安でやっていた。私は「手作りハンバーグセット」(514円)を注文。出てきたものを見ると、個々の量は少なめなものの品数は多めで、なかなか良い。
雪村(sesson)
手作りハンバーグセット
昼食も済んでようやく熊本市を脱出。国道3号を北上。福岡県に入り、遅くなったので広川ICから九州自動車道に入る。山口県の下関ICを出る頃には暗くなってしまった。そこからは国道2号をひたすら東進し、深夜0時過ぎに広島の自宅に帰着となった。
- 今日の天気:晴
- 走行距離:467.9km
- 総走行距離:2645.4km