奄美・種子島・屋久島・鹿児島の旅2009

朝5時に起床。片づけが終わる頃に近所のおじいさんがゲートボールの練習をしに来て、もくもくとコンコンやっている。朝食のパンを食べ、ゆっくりして7時頃出発。

まず、西側の海岸に出て北上する。この辺の海岸には黒い岩が多く見られる。島間港近くには、「伊能忠敬種子島測量上陸の地」碑があったりした。

西之表市に入り、住吉にあるガジュマル防潮林の案内板が出ている所で眺めていると、近所のおばあちゃんが「昔はこの辺もにぎやかだった」と話しかけてきた。

西之表の中心街に入り、街の様子をうかがった後、県道76号を南下し、種子島空港を過ぎたあたりで東側へ進んでJAXA増田宇宙通信所に到着。ここでは人工衛星の追跡・テレメトリデータの受信等、管制、ロケットの飛行状況の監視を行っていて、敷地内にはパラボラアンテナがいくつかある。展示室に入ると、規模は小さいながらJAXA及び旧NASDAが打ち上げた衛星についての紹介や、ゲーム・プリクラ等があって、家族連れは楽しめそうだ。といってもあまりメジャーでないのか知られていないのか、訪れる人が少ないみたい。実際、観測所の前を通りかかっても小さく見学の案内があるだけだし。ゲームの中で「火星探検ゲーム」というのをやってみた。左右1組ある操縦桿を操作してローバーを動かし、画面に表示された旗をクリアしていくゲームだが、1回目は慣れずに歯が立たず、2回目は惜しくも最後ができず、3回目でクリアできた。次にプリクラ。実は初プリクラ。バックにロケット打上げの様子を設定して印刷したら、印刷むらができていて見れない状態だったので、係りの人に言って直してもらった。

そうこうしている内に予定していた時間もだいぶ過ぎた。急いで県道75号を南下し、千座の岩屋へ行った。この頃には天気もすっかり良くなり、海が綺麗だ。そして岩屋となる洞窟に入ると、その先は砂浜の海岸になっている。一部の洞窟にはその中まで海の波が入ってきている。潮が満ちると洞窟の中へは進めなくなることもあるようだ。

次に、昨日あまりじっくり見られなかった、一般道沿いからの種子島宇宙センターの様子を見て回る。ロケットの丘展望所から大型ロケット発射場（吉信射場）の方を見てみると・・・？　あれっ、第2射点に何やらロケットの第1段、第2段をセッティングした状態（衛星部は取り付けられていない）の物が立っている様に見える。何だろうかと思いながら宇宙科学技術館に行って聞いてみる。すると、20日に燃焼試験を行うために準備していて、見えているのは実機で、実際に打上げ時のように第1段エンジンに点火させるそうだ。おーそうなのか、おしいなぁ。

ざっと館内を見てから急いで種子島最南端の門倉岬に行った。海が綺麗だ。

そしてすぐに島間港へ走る。何とかフェリーの時間に間に合った。ここから屋久島町営フェリー「太陽」で屋久島の宮之浦港へ向かう。偶数日は14:45が出航予定時間で、予定通りの時間に出航。フェリー太陽は小さめ（総トン数：499トン）なので横によく揺れる。といっても天気も良いし1時間程度なので問題なく、15:50頃に屋久島の宮之浦港に到着。

港にある観光案内所で情報を集め、16:30過ぎに出発。県道78号を西へ進む。県道からはずれて屋久島灯台へ向かう道に入ると、細道の急坂。灯台にたどり着くとすばらしい景色だ。口永良部島も見える。

県道に戻って南下。このあたりから、くねくねした細道となった。そして、いろんな所にサルや鹿がいる。

島の南側の尾之間にたどり着く頃には日も沈み、薄暗くなってきた。めぼしい安宿に連絡を取ってみるといっぱいで泊まれない。あー、今日は土曜日か。明日の事も考え、安房まで進み、そこにあるキャンプ場に行ってみると、暗くて炊事場等の様子がよくわからない。電灯が無いようである。

とりあえず食堂を探して回る。安房港から県道77号に出て南に向かってすぐ右手にある「ファミリーレストランかもがわ」という所に20:30頃に入る。看板にはファミリーレストランとあるが、中に入るとそんな感じではなくて、普通の食堂or喫茶店といった感じ。メニューを見ると何やら「焼魚定食」（800円）として、とびうおが選択できるということなので、それを注文した。出てきたものを見てみると、アジの開きを焼いたような感じ。閉店時間間際で、残ったからということで、とびうおの刺身をサービスで出してくれた。なんとなくコリコリして、小骨が気になった。

レストランかもがわでの食事が終り、もう遅くなったので港近くの駐車場に野宿することにした。風は少し強めだが、速攻でテントを張って寝た。

• 今日の天気：曇後晴
• 走行距離：268.5km
• 宿泊地：鹿児島県屋久島町安房　Aコープ近くの駐車場