大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Travelogues by Author - Series Vol. 62 Bilingual Guide Tour on November 23, 2018】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2018年11月23日(金・祝) 1997年(平成9年)10月31日に富田林寺内町が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されて、今年で21周年を迎えました。また、都市計画道路の見直しにより、2018年(平成30年)8月17日に保存地区選定区域が市場筋の西側にも拡大し、寺内町全域になりました。これらを祝い、地元関係者が一堂に会して記念イベントが開催されました。 この日は朝からお天気にも恵まれました。午前10時から寺内町を巡る町歩きツアーが開催されました。じないまち交流館にお集まり頂きました御参加者は35名。ボランティアガイド3名が、それぞれグループに分かれて歴史的町並みをご案内しました。 |
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国の重要文化財・興正寺別院 |
国の重要文化財・興正寺別院 |
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(北)越井家住宅 |
亀が坂筋 |
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佐藤家住宅・土蔵 |
二上山遠景 |
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(南)葛原家住宅 |
橋本家住宅(たばき商店) |
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また、2018年10月から11月にかけて特別企画「古民家のある河内の街を歩く」(全10回)及び古民家を巡るスタンプラリー(16箇所)が大阪府下で開催されており、最終回(第10回)の今日は富田林寺内町を訪ねるプログラムに当たり、多くのご来訪者で賑わいました。スタンプラリーの受付会場になった国の重要文化財・(旧)杉山家住宅は、この日、関西文化の日連携事業として無料公開されました。 |
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国の重要文化財・(旧)杉山家住宅 |
大阪府登録文化財・仲村家住宅 |
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富田林寺内町重伝建地区拡大選定・重伝建選定21周年記念事業 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
午後は(旧)万里春酒造酒蔵内を会場に地元関係者約60名が集い、記念講演会やシンポジウムが開催されました。基調講演の後、富田林寺内町の貴重な歴史文化遺産保存や町おこし活動に関するこれまでの取り組みや、今後のまちづくりの課題などについて、活発な意見交換が行われました。 |
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記念シンポジウムの様子 ((旧)万里春酒造の酒造蔵(石田家住宅)) |
記念シンポジウムの様子 ((旧)万里春酒造の酒造蔵(石田家住宅)) |
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記念式典・シンポジウム会場 ((旧)万里春酒造の酒造蔵(石田家住宅)) |
記念式典・シンポジウム会場 ((旧)万里春酒造の酒造蔵(石田家住宅)) |
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じないまち散策MAP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お店のインフォメーション(Food, Beverage,Guest House, Accessary & Handycrafts, Massage) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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じないまち探訪記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
じないまち随想 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。
寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。
また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。
興正寺別院(富田林御坊)
真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。
応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。
城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。
歴史(略年譜)
1560年 富田林寺内町の誕生
(興正寺別院開基)
1574年 浄谷寺、富田林移転
1582年 本能寺の変
1580年 豊臣秀吉 天下統一
1600年 関ヶ原の戦い
1608年 妙慶寺開基
1615年 江戸幕府の天領
1638年 興正寺別院本堂再建
1644年 杉山家住宅建造
1688年 51業種149店舗が商売
1720年頃 妙慶寺本堂再建
1751年 防火用心石碑
1753年 木口家住宅建造
1775年 町割が六筋八町に
1782年 仲村家住宅建造
1830年 浄谷寺本堂再建
1853年 吉田松陰、仲村家に逗留
1854年 (南)葛原家三階蔵建築
1868年 明治元年
1875年 大久保利通 杉山家訪問
1883年 警察署、郡役所富田林へ
1898年 河陽鉄道富田林開通
1923年 大阪鉄道があべの橋開通
1926年 金剛自動車運行
1947年 農地改革
1957年 府教育委員会 町家調査
1983年 旧杉山家住宅 重文指定
1986年 城之門筋 日本の道百選
1990年 仲村家住宅 府文化財
1997年 重要伝統的建造物群保存地区選定
2007年 美しい日本の歴史的風土 百選
2009年 都市景観大賞「美しいま ちなみ優秀賞」受賞
2014年 興正寺別院 重文指定
2018年 関西まちづくり賞受賞
2018年 重要伝統的建造物群保存地区・西側に選定地区拡大
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)