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東野圭吾のおすすめ本




■ゲームの名は誘拐

<目立つタイトル>
タイトルが目立つせいもあり、東野圭吾にハマる前から知ってた作品です。


・仕事のできる主人公が、仕事で苦渋をのまされます
・その苦渋を晴らすべく、相手の家に直談判しにいくのですが、
・ひょんなことからそこの娘と知り合うことに。
・そしてその娘というのが“ある事情”を抱えていて、
・主人公は娘に対して次のような提案をします。


『ゲームをやってみないか?』と…つまり ゲームの名は誘拐です。



<スリルある展開力>
主人公の職業は広告代理店。仕事相手は日星自動車の副社長。おもいっきし日産をパロってる感じです。


というような遊びもありますが、この狂言誘拐に関する展開は見事でした。 誘拐時の偽装設定、動機、連絡やりとり、身代金の受け渡しまで細かく設定されてます。 まさに仕事のできる男が考え出した策略といった感じです。



そしてストリーは結末へと向かっていき…中盤以降で東野ワールドへ突入します。



『え、どういうこと??』



単純な私はすっかりヤラれました。



<思考を先回りされるくやしさと爽快さ>
そこから先は読み進むごとに『どういうこと?』と頭をシェイクされます。 自分なりに展開予想してみるのですが、ことごとく物語の中で否定されていきます。



『○○ということは、△△ということだよナ…』



このように予想したとすると、本の中の主人公も同じようなことを考え、 次々と否定していくわけです。まさに思考を先回り、というか誘導されてるという感じで、 見事に東野圭吾の術中にハメられました。手のひらの上を転がされてる感じです。


最後まで真相は読めなかったのですが、 秀逸な推理小説を読んだときの“爽快感”はありました。



ただ…



この先私が言いたいことは、読んだ人ならわかるとかナと。 まだ読んでない方は、読んだあとに再びこのページを見てみてください。きっと同じ気持ちデス。


ゲームの名は誘拐   g@me ゲーム
ゲームの名は誘拐



・この作品は藤木直人と仲間由紀恵で映画化もされています。映画の感想はこちらです。
・同じような娯楽推理小説?を楽しむなら容疑者Xの献身がオススメです。



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