トキオ/時生。はじめの20ページで東野ワールド
秘密の次に読んだ東野作品です。 偶然トキオを選んだのですが“当たりの本”を選べてラッキーでした。
今回はどんな内容なのかと期待しながら読み始めると、 はじめの20ページほどでいきなり東野ワールドに突入します。
『おぉ〜っ…』
いきなり鳥肌でした。 それからズルズル引き込まれ、一気に400ページ読破です。
トキオでも鳥肌
簡単に出だしを紹介しますと。
- グレゴリウス症候群という難病を患い、命を消そうとしている息子。
- 医師からも厳しい宣告を受けます。
- そんな父親/主人公が妻と一緒に悲しみにくれているとき、
- 自身の不思議な体験を妻に語りはじめます。
- その不思議な体験とは…
推理小説の要素も含まれていますが、物語を通してあたたかい…心温まる内容です。 そして最後に『おぉ〜、ここでそれか!』という言葉が投げ掛けられます。
…鳥肌でした。
個人的には東野圭吾の作品の中でも好きな終わり方をする作品です。 というわけで。秘密同様ヤラれてしまいました。 「秘密」のような不思議系の東野圭吾作品を好きな方にオススメです。
分身、片想い、そしてナミヤ雑貨店の奇跡。このあたりが不思議系の作品です。