<人間の極限状態での行動>
『総理官邸室?』
意味ありげなタイトルなので何が出てくるのかと思いましたが、いきなり総理が出てきました。
なんとなくスタイリッシュなはじまり…雰囲気があって面白そうです。
と思いきや。総理が出てくるのは最初だけ。
そのあとの章から主題となる本編らしきが始まります。
…パニックムービーものです。この映画を思い出しました。
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ターン/牧瀬里穂
少し前の東野作品
夜明けの街でが出たときに“新境地開拓”と帯にありましたが、
この作品も新境地開拓に感じます。
…描写力がすさまじかったデス。
全編通して“灰色の風景”がアタマに浮かんでいる感じ…
そして極限状態における人間の行動/考え方が炙り出てきます。
ただ…この作品を読むなら“使命と魂のリミット”のほうが良いかもです。
ジャンルは全然違いますが…読後感はさわやかになると思います。
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使命と魂のリミット
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パラドックス13
物語中盤の“年配の方”あたりは良い話なのですが…
アマゾンの評価にもそのへんが現れているかと思います。