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東野圭吾のおすすめ本




■パラドックス13

<人間の極限状態での行動>



『総理官邸室?』



意味ありげなタイトルなので何が出てくるのかと思いましたが、いきなり総理が出てきました。 なんとなくスタイリッシュなはじまり…雰囲気があって面白そうです。


と思いきや。総理が出てくるのは最初だけ。 そのあとの章から主題となる本編らしきが始まります。



…パニックムービーものです。この映画を思い出しました。



ターン/牧瀬里穂



少し前の東野作品夜明けの街でが出たときに“新境地開拓”と帯にありましたが、 この作品も新境地開拓に感じます。



…描写力がすさまじかったデス。



全編通して“灰色の風景”がアタマに浮かんでいる感じ… そして極限状態における人間の行動/考え方が炙り出てきます。



ただ…この作品を読むなら“使命と魂のリミット”のほうが良いかもです。 ジャンルは全然違いますが…読後感はさわやかになると思います。



使命と魂のリミット
パラドックス13



物語中盤の“年配の方”あたりは良い話なのですが… アマゾンの評価にもそのへんが現れているかと思います。



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