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写真で見る被災地

主に2012年7月〜同10月ごろ撮影  

 東北地方太平洋沖地震は2011年3月11日14時46分に発生した。 私が災害地を訪れたのはそれから1年と数か月を過ぎた頃である。現地の瓦礫は片付けられており、住宅の基礎と放棄された状態の鉄筋コンクリートの建物が残るだけという風景が展開していた。災害直後の遺体捜索と瓦礫で埋め尽くされた状況とは大きく異なる風景である。
 犠牲者は全体で1万8千人以上。海に向かって、基礎だけの住宅跡に向かって、犠牲者の冥福を祈った。

ひと気のない広い風景のなかに見る1台の車。
寄り添う家族連れ。
私との間に距離はあるが、遮るものがない。
静寂の中を一時が過ぎる。
住宅跡に残る手向けの花束。
家族の死と住宅の全壊や流出。取り返しのつかない後悔と将来への不安。
時とともに募る不運と不平等感。

 津波の被害はなくならないが、少なくとも家族が津波から逃れ、生活基盤となる住宅などの被害を避けるためはこの災害を忘れてはならない。防災のヒントは被災地に数多く存在する。
 本文では県や国の機関から発表されている基礎的データや参考資料を参照しながら、被災現場の写真を示す。社会の構成要素である家族を守るためには何が必要かを考える資料としていただきたい。

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