「池袋ウエストゲートパーク」＃2

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　　『ニンジンの回』

【放送日】　　’００年４月２１日

【演出】　　　堤　幸彦

《あらすじ》

タカシたちGボーイズの協力を得て、マコトはついにストラングラーを捕まえる。犯人は、なんと千秋やリツコの通う歯科の医師、早乙女という男だった。早乙女は、タカシやマコトに問い詰められ犯行を自供するが、リカの件だけはなかなか認めようとしない。・・・（文：フラボ）

《みどころ》

ストラングラー捜しの為に召集された強面のチームのヘッド達を前に、指令を出すキング。そのスーパークールなかっこよさが今回の見どころです。登場は約１３分。（文：フラボ）


セリフチェック：フラボ
～マコト、ファミレスでシュンの描く犯人の似顔絵を見ながら～
※エンデ＝エンデンジャー　※GB＝Gボーイズ
※マコトの携帯がなる
マコト	はい、マコト。
タカシ	キングでーす。
マコト	タカシかぁー。
タカシ	久しぶーりー。
マコト	あー、おれも電話しようと思っててさぁ。
タカシ	リカちゃんの事？
マコト	何で知ってんの？
タカシ	なぁーに言ってんの。ウエストゲートパークくりゃあ、誰だって分るっつの。
マコト	で、そっちの用件は？
タカシ	おれで良かったら力になるよ、っていう友達電話。
マコト	やぁー、でもさぁ。
タカシ	取り敢えず、９時頃うちにおいでよ。
※ヒカル、シュンの描いた似顔絵を見て
ヒカル	うん、こんな感じ。
マコト	あー、ちょっと待って。
シュン	話しだけ聞いて描くの初めてだから、あんま自信無いけど。
マコト	わかった。じゃあ９時ね。


～サウナ～
タカシ	持ってきた？
マコト	ああ。
タカシ	コピーして、ぶくろ中にばらまいて。５００枚。
エンデ	はい。
タカシ	ここにいんのはねぇ、うちのチームの頭ばっかり。首脳会議ってとこ。いい？ここ一ヶ月、４件。はっきり言ってこの変態ちゃん、ちょっと調子に乗り過ぎだと思うわけ。そこへきて、ゆうべマコちゃんの仲間が殺されました。
GB	でもっすよ。そいつがそのス、ス、ストランジャー？
タカシ	ストラングラー。
GB	ストラングラーって保証、あるんですかぁ？
タカシ	今はそれしか手がかりないの。おまわりはあてんなんないし、だったらやるしかないんじゃん。どう？
マコト	いや、おれは・・・
タカシ	マコちゃんさえよければ、明日からこの作戦の指揮取って欲しいんだけど・・・
マサ	やりましょうよ、マコトさん。犯人捜しは、多い方がいいですよ。
テツ	やれぇやぁー、こらぁ。
タカシ	とうちゃん。
テツ	タカシの父でございます。
タカシ	みんな知ってるよってよ。
テツ	ばぁーちゃん、見にこいよぉ。タカシ、頼もしいぞ。ははは。
タカシ	はい、そういう訳で。向こう一ヶ月、Aクラスのガード体制に入る。２４時間ホテル街のパトロール。年の離れたカップルには気を付ける事。何か分ったら、マコちゃんに連絡。はい、解散。
マコト	な、タカシ。なぁ、うまく言えねぇけどもさぁ。ーーありがとよ。

～ボーリング場～
マコト	やっぱりおれさぁ、降りるわ。
タカシ	なんでぇー？　きつくなっちったぁ？
マコト	いやぁ、ほらおれ、おまえみたいに、こう、慕われるタイプじゃないからさぁ。
タカシ	みんな慕ってるよぉ。
マコト	やっぱこれぇ、おれの問題だしさぁ。一人で捜してみるわ。
タカシ	そう？
マコト	ごめんな。
タカシ	マコちゃん、一回言い出したらきかないからなぁ。
※タカシ、Gボーイズに向いて
タカシ	あのねぇ、夜、チームの頭集めて、作戦中止。
マコト	じゃあ。
※携帯がなり、マコトが出る
マコト	はい、マコト。
GB	AGの吉川です。あのぉ、丸井の裏にある、カップル喫茶に今張ってるんすけどぉ、スーさんに良く似た男と若い女が中へ入っていきました。
マコト	まちげぇないのか。
GB	何度も似顔絵と確認しましたから。
マコト	どうする？
タカシ	マコちゃんの問題でしょ。
マコト	ああ、分った。じゃあ５分で行くわ。
GB	ああ、はい。
マコト	手伝ってもらっていいかなぁ？

～マコト、ストラングラーを追い詰める～
タカシ	おみごとぉー。
マコト	タカシィー。
タカシ	ちょっと、来てくださぁい。

～西口公園～
タカシ	これ、通販で買ったの。すごいっしょ。しっかし、分りやすいもんばっか持ってますねぇ、だんな。
	あんたストラングラーなの？
早乙女	知らない。何も言いたくない。
タカシ	あんた、‘天才バカボン’て知ってる？バカボンのお巡りさんてさぁー、鼻の穴がひとつっきゃないんだよぉー。ホンカンにしてあげよぉかぁ。
早乙女	知らないよぉ。
タカシ	ホンカンになりたいのぉ？
早乙女	知らないよ。
タカシ	ああ、なりたいんだぁー。
※タカシ、メスで早乙女の鼻を傷つける
早乙女	ギャー。あーあー。
タカシ	スーさん、いってみようぉ。
	あんたはぁー、ストラングラーなの？
スー	違いますよ。
タカシ	ほんとにぃー？
スー	リカちゃんとは、一緒にカラオケ行ったり、ケーキ食べに行ったりしただけで、手も握ってなくてぇ。
ヒカル	ほんとにそれだけなの？
マサ	他にもあんだろぉ。
スー	リカちゃんの噛んだガム、２万で買いました。

早乙女	きみらぁ、警察でもないのにこんなことして、ただで済むと思ってるのかぁ。
タカシ	もう一回、聞くのよ～ん。あなたは、ストラングラーですか？
早乙女	私には、黙秘権が有るはずだぁ。
カシ	黙秘権なんかねぇよ、ばーか。だって僕ら、おまわりじゃなぁいものー。ねぇ。目も、ホンカンにしてあげるナリ。
早乙女	わ、わかったよ。話すから、もう切らないで・・・もう切らないで。
タカシ	どうぞ。
早乙女	きみたちの考えてる通りだ。　はっはっはっ・・・

マコト	おめぇ、リカ殺したのか？　答えろよ。
早乙女	これは、ゲームなんだよ。麻酔だってもともと専門だし、首を絞める時だって、ストップウォッチで計りながらやってるんだ。殺すなんて、そんなミスはおかさないよ。
マコト	てめぇ。変態のくせに、調子ぶっこいてんじゃ。
早乙女	た、たすけてくれぇ。金ならいくらでも払うから。頼む。納得のいく金額を言え、なっなっ。私は、最高の弁護士を雇って、絶対に復讐してやる。金で動くヤクザだって知ってるんだぞ、ああ。
タカシ	あんた歯医者なのに頭悪いねぇ。いい？ここじゃぁ、いい学校出てても、金があっても、コネがあっても、何の役にも立たないの。いい？
マコト	もう一回聞く。リカを殺したのか？
早乙女	やってないよぉ。殺してないってばぁ。
マサ	やめろ、マコト。そいつ死ぬぞぉ。
マコト	うるせぇよ。