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Sword World RPG OnlineSessionReplay
Nightmare Before Halloween

Trick or Treat,   ...or ?

GM : 皆さんはロマール周辺で活動している冒険者です。いくつかの冒険をこなして、多少なりとも名が知れてきています。
  ある仕事の最中、依頼人からベルダインで近日お祭りが開かれるという話を聞き、何となく興味を持ちました。

エレン : 「お祭りですかぁ。色々な物語を聞くチャンスですねぇ。」

スネイル : 「祭か。酒がたらふく飲めそうじゃな。」

ダスカ : 「さ、酒はほどほどにしてくださいよぉ。スネイルさん。」

エルール : 「いい男いっぱいいるかしら?」

GM : それぞれの希望と期待が膨らむ中、一行はベルダインへと向かっていきます(笑)。

エレン : 一部野望?(笑)。

ダスカ : 私は不安が膨らみます(笑)。

GM : 現在はレイド−ベルダイン間の街道を歩いています。後方から4頭立ての巨大な馬車がやってきました。

エレン : 「おやおや、何ですかあれはぁ?」

スネイル : 音で気づくのですかね?

GM : ガラガラとうるさいですね。馬車はそう早くはありませんが、砂埃を上げながら一行を追い抜いていきます。

スネイル : 「げほげほげほん! まったく、人様の迷惑というものを考えんかい!」

エルール : 「せっかくいい気分でいたのに、台無しだわ。」

ダスカ : 「ず、ずいぶん急いでいるようですね。」

GM : 追い抜きざま、荷台の後ろから子供が2人顔を出します。

エレン : 「おーい、やっほ〜。」 子供に手を振りつつ。

子供 (NPC) : (西方語)「Trick or Treat!!

GM : と、子供達は君たちに向け、満面の笑顔で叫びます。

スネイル : 「・・・・・・何語じゃ今のは? 『すみません』とでも謝っとるのか?」

GM : さて、これについて知っているかは『バードLV+知力B』で判定してください。

スネイル : そもそも言葉が理解できないのでロールしません(笑)。

GM : ああ、西方語の会話ができない人は対象外でした。

エルール : しょぼん。

ダスカ : 了解 2D6 → 3 + 1 + (4) = 8

エレン : 大丈夫です。振ります。 2D6 → 3 + 4 + (4) = 11

GM : エレンは知っています。今のはハロウィン祭の挨拶言葉です。

エルール : 「なんて言ったの?」

エレン : 「あれはですねぇ、『イタズラをされたくなければお菓子をちょうだい』 ってことですよ。私も子供のころは(以下略)」

エルール : 「やだ、いたずらだなんて。ませがきさんね。」 ぽっと赤くなって。

ダスカ : 「それとはまったく違いますよぉ〜。エルールさん。」

エレン : 「ハロウィンのお祭りの時に、家々を回ってお菓子をもらうんです。」

GM : そうですね。ハロウィン祭では子供達が魔物に仮装し、家々を巡ってはお菓子をねだります。ただ、観光客も参加費を払うことで一緒に参加できます。エレンの達成値では、そのくらいしか知りません。

エレン : 了解しました。楽しい部分だけ、と言うことですね。

スネイル : 「何! 子供の祭なのか! それでは酒が飲めんではないか!」 憤慨。

エレン : 「いやいや、それは子供達の場合で、大人は大人で楽しい宴会をしたりしますよぉ。」

GM : まぁ、夜中になれば大人達の宴会も始まるでしょう(笑)。

エルール : 「逆に子供に変装すれば、いい男にイタズラし放題ってわけね・・・・・・」 ぶつぶつ言いながら思案中。

スネイル : 「それにしてもけしからん祭じゃ! よりにもよって魔物に扮するとは! そのような不埒な祭には、儂は参加せんぞ!」 ぷんぷん。

エレン : 「まぁまぁ、スネイルさん。参加すれば美味しいお酒も・・・・・・」

GM : そのとき、馬車が石に乗り上げてガタッと揺れ、身を乗り出していた子供の一方が転落しました。

エレン : 「・・・・・・って、危ない!?」

男の子 (NPC) : 「いてぇ!」

ダスカ : 「大丈夫ですかぁ〜。」 と言って駆け寄る。

エレン : 子供に駆け寄ります。

男の子 (NPC) : 「ふわぁぁぁぁぁッ!」

GM : と、8歳位の男の子は大泣きします。それに気づいた馬車も止まりますね。

スネイル : 駆け寄りましょう。怪我の程度はどのぐらいですか?

男の子 (NPC) : 「びぇー! びぇー!」 と泣いていますが、怪我は擦り傷程度ですね。

エルール : 「あー、もうやかましいわねぇ。これだから子供は嫌いなのよ。」

スネイル : 「坊主、泣くでない。この程度の傷、舐めておけば治るわい。今後は馬車から乗り出すような危ない真似をせんようにな。」

エレン : 「よしよし、泣かないの。お姉さんに怪我を見せて。」
  <キュアー・ウーンズ> 発動 2D6 → 1 + 1 + (4) = 6 (1ゾロ) いきなりぞろった!?

エルール : 10点おめでとうございます。

GM : ほわ、いきなり(笑)。手品か何かですか(笑)。

エレン : 幸先不安だ(汗)。

ダスカ : 応急処置の準備をします。

GM : そこに恰幅の良い大柄な中年男が降りてきます。

サンディーク (NPC) : 「あいや、申し訳ない。ウチのガキがとんだ粗相を。」 といって頭を下げます。

エレン : 「いえいえ、お祭りでワクワクしていたのでしょう。」

ダスカ : 応急処置をしながら 「こ、困ったときはお互い様ですよぉ。」

サンディーク (NPC) : (東方語)「こら、ちゃんとお礼を言わんかぃ!」

子供 (NPC) : (東方語)「ご、ごめんなさい! ありがとうございます。」 ペコリ

エレン : 「?」 東方語は分からない(笑)。

スネイル : こっそりとエレンに 「おい、今のは何と言うておるんじゃ?」

エレン : 「多分、このおひげの人怖い〜とか何とか。」(笑)。

スネイル : (ドワーフ語)「・・・・・・けしからんガキじゃ。」 青筋立てて小声。

エルール : 東方語の方なの?

GM : 今度は東方語でした。

スネイル : 「危険じゃから、子供には走ってる馬車から身を乗り出さんように言うておいてくれ。」

サンディーク (NPC) : 「あいわかった。注意するよ。アンタがたも目的はベルダインかい?」

スネイル : 「おお、そうじゃ。祭があると風の噂で聞いたんでな。」

サンディーク (NPC) : 「おお、アンタらもハロウィン目当てかね。ワタシもそうなのですよ。
  ワタシはオラン辺りを中心に商売してる、サンディークっちゅうケチな旅芸人です。子供らが大きな祭りがみたいと言うんでね、はるばるやってきたとですよ。まぁ、やってることは商売の時とあまり変わらんがね。」

スネイル : 「これは丁寧な挨拶をすまんの。儂はロマール近辺で冒険者をやっとるスネイルという者じゃ。」

サンディーク (NPC) : 「おお、これはどうも。まぁ、今後何か縁があったらよろしく。ハロウィン祭はまだこの商売を始める前だから、10年位前に一度見たんですがね。いやぁなかなか派手で良かとですよ。」

エレン : 「よ、ヨカト!?」

ダスカ : 「そ、そうなんですか。」

エルール : 「なになに? どんなゲイが出来るの?」 ちょっと興味でた。

サンディーク (NPC) : 「こんなゲイじゃ! フォー!」 とでも言ってポージングしましょうか?(笑)。

エレンゲイ違い(爆)。

スネイル即座にモールで殴打しそうだ(笑)。

エルール : 無言でダガー抜いちゃうぞ。

スネイル : 「ということは、おぬし、祭について知っとるのじゃな? どんな祭なんじゃ?」

サンディーク (NPC) : 「まぁな。なかなか楽しいですぞ。」

スネイル : 「子供が魔物に扮するけしからん祭と聞いたんじゃが・・・・・・」

エルール : 「別にそれぐらいいいじゃない。神経質ねぇ。」

エレン : 「まぁまぁ、スネイルさん。祭りのイベントって言うのは、昔は何かしら意味があったものです。魔物に扮すると言うのも、何か意味があるのかもしれませんよ。」

サンディーク (NPC) : 「はっはっは! まぁそれはそうですな! 確か、昔は土地の魔物だかを鎮めるための儀式か何かだったと聞きましたぞ。けしからんというか、まぁ祭りごとですからな。ハメも外しましょう。」

スネイル : 「おお、そういうことであったか。それならば楽しんでも問題はないようじゃな。」

ダスカ : 「そうなんですか、教えてくれてあ、ありがとうございます。」

サンディーク (NPC) : 「そしたら、安い宿を探さんといけんので、お先に失礼しますわ。またハロウィン祭でお会いしましょ。ほな、さいなら〜。」

スネイル : 「うむ、道中気をつけての。ファリスの加護があらんことを。」

エルール : 「向こうで会ったらお酒奢ってねぇ。」

ダスカ : 「ど、道中気をつけてぇ〜。」

子供 (NPC) : 「アリガトウー!」 と、たどたどしい共通語でお礼を言います。

エレン : 「そうだボクたち、お姉さんエレンて言うの。よかったら、名前を教えて。」

GM : エレン、子供には東方語しか通じません(笑)。

エルール : 東方語喋れるの自分だけなんで、通訳してあげよう。

ハット (NPC) : (東方語)「ハットっていいます。お姉ちゃーん、またねー!」

エレン : 意味はわからないけど、ニコニコしながら手を振る。

スネイル : 「ふむ、意外に礼儀正しい子供じゃな。」 走り去る馬車を見送る。

GM : では、馬車は走り去っていきました。

エレン : しかし、サンディークさん。九州弁だったり関西弁だったり、何人なんだ?(笑)。

スネイル : 旅芸人だから、あちこちで訛を拾ってきてるんですよ(笑)。

ダスカ : 「わ、我々もそろそろ出発しましょう〜。い、急がないと、日が暮れてしまいます。」

スネイル : 「おお、そうじゃの。」


GM : というわけで、皆さんはベルダインに到着しました。ここから暫く導入シーンになりますので、ある程度こちらで決めていきますが、お付き合いください。

ダスカ : 了解。

GM : 皆さんが到着したのは夕方近く。皆さんは “月夜のあぜ道” 亭で旅の疲れを癒すと共に、空腹を満たしています。ここは冒険者の店ではありませんが、美味くて安くてボリュームのある料理を出すと評判らしいので食事に来たのです。

スネイル : 「うむ、これは旨い! おかみ、おかわりを頼む!」 がつがつ

エルール : 「お酒も追加ね〜。ジャンジャン持って来て〜。」

店主マイスン (NPC) : 「お客さんがた、よっく食べるな〜。」

GM : と、店のオーナーであるマイスンも上機嫌です。

ダスカ : 「ご、ご馳走様でしたぁ。」

エレン : 「ふぅ・・・・・・食後のお茶が美味しい。」(ズズーッ)

GM : そうしてまったりとしていると、奇妙な格好をした子供が入ってきます。ハロウィンを知っているPCなら分かりますが、ハロウィン祭で着るような衣装です。
   顔にはトロールをデフォルメした面を付けています。

スネイル : 「おお、これが噂のハロウィン仮装とやらか。」 エールをグビグビ飲みながら。

ダスカ : 「あ、あれが本当のハロウィンですか。」

エレン : 「あらあら、可愛らしいトロールさんが来ましたねぇ。お茶菓子の残りあったかしら・・・・・・」

GM : マイスンは陽気に笑いながら招き入れます。

店主マイスン (NPC) : 「がっはっはっは! おいおい、気の早いボウズだ! ハロウィン祭は週末だぞう!」

GM : そうは言いながらも、彼はすでに万全に用意してあったキャンディを一掴み手に取り、子供に近づきます。

子供 (NPC) : 「・・・・・・ or ・・・・・・」

ダスカ : 警戒してもいいですか?

店主マイスン (NPC) : 「ん? よく聞き取れんぞ。ホレ、がんばれ、ちゃんと言ってみろ。」

GM : マイスンがキャンディをちらつかせると同時に、子供の手元でキラリと光が反射します。いつの間にかその手元には短剣が握られています。

エレン : 「うん? 何か様子が変ですねぇ・・・・・・って、あれは!?」

ダスカ : 「マイスンさん、離れてください!

エルール : 「これも祭りの一環かしら?」 お酒グビグビ

GM : 子供が腕を振り上げる。マイスンの首に赤い筋が走り、一瞬の間の後に鮮血が飛び散ります。

店主マイスン (NPC) : 「・・・・・・・・・ッ・・・!?」

スネイル : 「・・・なっ!? こらっ、おぬしっ!

GM : 前のめりに倒れたマイスンの腕がトロールの面を叩く。返り血で真っ赤に染まった面が弾き飛び、その下から少年の顔が現れます。
  少年は感情の欠如した表顔のまま、口元だけを僅かに動かした。

少年 (NPC) : 「・・・・・・Die or Stop・・・・・・

GM : そして、少年は身を翻して走り去ろうとします。では、ようやくPC達の時間が動き出します。

エルール : 「えっ!? なに、今の・・・・・・」 事態を把握出来てないので固まってます。

エレン : 「いけない、スネイルさん怪我人を頼みます!!」

スネイル : 慌ててマイスンに <キュアー・ウーンズ> を掛けようとします。

GM : スネイルの魔法で、マイスンの傷はある程度塞がりました。ただ、血が流れすぎているのでどうなるかは分かりません。

エレン : 少年に向かって <スリープクラウド>。達成値+1で。
  「万能なるマナよ。我が求めに応じ、眠りの雲を!」

ダスカ : 念のため <コンフュージョン>。達成値+1

GM : では2人の魔法が発動しました。少年は逃げようとした姿勢のまま、その場に倒れます。

エレン : 「こ、これは一体・・・・・・」 とりあえず、少年の武器を取り上げて、身柄を確保。

スネイル : 「・・・・・・何事じゃ・・・?」

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