屋根・煙出し
富田林・寺内町の寺院や商家の屋根は大小さまざまで、形もそれぞれ個性的です。商家の屋根には竈 (かまど)の煙を出すため越し屋根 (煙だし小屋根)が設けられています。

屋根瓦葺きは、圧倒的に桟瓦葺きが多い。相対的に言って、本瓦葺きは桟瓦葺きに先行するものであり、桟瓦の出現は江戸時代も後半になってからと言われています。このため、江戸時代の中期以降にも富田林にはなお茅葺の民家が多くあったものと推測され、実際に戦後にも富田林の町中には茅葺きの民家が2戸残っていました。そして、それら茅葺きの家が屋根を改造し、厨子二階風の町家に改造したのは江戸時代も末の頃と考えられています。

寺内町の建築遺構のうち、本瓦葺きの建築物は、興正寺別院本堂、妙慶寺本堂、重要文化財・旧杉山家住宅、仲村家住宅、田守家住宅、杉田家住宅、木口家住宅、葛原家住宅、佐藤家住宅、越井家住宅などです。 
入母屋造りや八棟造りなど切妻の形にもぜひ注目してご覧下さい。サムネイル形式ですので、それぞれの写真をクリックしながら、拡大写真でもお楽しみ下さい。

興正寺別院

興正寺別院

妙慶寺

妙慶寺

浄谷寺(じょうこくじ)

浄谷寺(じょうこくじ)

浄谷寺・薬師堂

木口家住宅

田守家住宅

杉田家住宅

(本)奥谷家住宅

(本)奥谷家住宅

(東)奥谷家住宅

(東)奥谷家住宅

越井家住宅(本家)

越井家住宅(新宅)

喜田家住宅

重要文化財・旧杉山家住宅

葛原家住宅

(南)葛原家住宅

大阪府有形文化財・仲村家住宅

佐藤家住宅

佐藤家住宅

(南)奥谷家住宅


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Copyright 2002 by Naoya Okutani , edited in Japan

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