Role & Rollにおけるクトゥルフ
Vol.31-40

  • 新紀元社発行のRPG専門誌「Role & Roll」における“クトゥルフの呼び声”(“クトゥルフ神話TRPG”“コール オブ クトゥルフ d20”“クトゥルフ・ダークエイジ”及び“クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上”)関連記事です。
  • リスト化されているのは基本的に私の所有分だけです。
    また、シナリオの紹介文ではネタばれしている危険もあります。

Vol.1-10, SP, SP2 / Vol.11-20, SP3 / Vol.21-30 / Vol.31-40 / Vol.41-50 / Vol.51-60
Vol.61-70 / Vol.71-80 / Vol.81-90 / Vol.91-100 / Vol.101-110 / Vol.111-
Vol.31 / Vol.32 / Vol.33 / Vol.34 / Vol.35 / Vol.36 / Vol.37 / Vol.38 / Vol.39 / Vol.40

記述例
記事の掲載誌の号数(初版発行日)
記事名
著者/訳者等(敬称略)総ページ数
記事の概要

Vol.31 (2007.4.15)

アーカム計画
プレイ中に読みたい『エンサイクロペディア』
構成:坂本雅之│文:内山靖二郎│画:原友和5P
待望のクトゥルフ神話専門の百科事典『エンサイクロペディア・クトゥルフ』がついに発売された。この事典は単なるキーパー用資料ではない。もっとプレイに有効活用する大胆な提案を紹介するぞ!
  1. プレイヤーの知識格差問題
  2. 常に手元に置いておきたい一冊
  3. 探索者にも持たせてあげたい
  4. 『エンサイクロペディア・クトゥルフ』の読みどころ

#何故か「次回予告」の項で「李香蘭」が簡単に紹介されている。


Vol.32 (2007.5.18)

特集 アーカム計画スペシャル2
クトゥルフの再臨
文:内山靖二郎、倉樫澄人、坂本雅之│画:青木邦夫全23P

一年ぶりのクトゥルフ特集! 入門編ともいえる内容だった前回の特集に続き今度は応用編。新しいサプリメント/資料集の紹介、キーパー向けガイド、シナリオなどをお贈りする!


『クトゥルフ神話TRPG』の現在
文:坂本雅之3P

日本では年に1〜2点紹介されている『クトゥルフ神話TRPG』関連の書籍だが、アメリカではケイオシアムから次々と新製品が出版されている。今回は最近の注目作を紹介しよう。

  • クトゥルフ神話モンスター事典!
    Malleus Monstorum
    マレウス・モンストルム
    著:スコット・アニオロフスキーほか 296ページ
     註:正しくは"Malleus Monstrorum" / “マレウス・モンストロルム”です。
     また、015ページのイラストの説明が「地震計が察知した謎の信号」となっていますが、原文では"ABNORMAL E.E.G. / Arkham Asylum, 1929."と書かれています。これは「1929年にアーカム療養所にて記録された異常な脳波(脳電図)」という意味であり(E.E.G.=Electroencephalogram)、イラストはクトゥルフの精神的憑依体である化身コラージンのものなのです。
  • アーサー・ジャーミンの真実を追う!
    Secrets of Kenya
    シークレッツ・オブ・ケニア
    著:デビッド・カニャーズ 248ページ
  • ギャング・オブ・ニューヨーク
    Secrets of New York
    シークレッツ・オブ・ニューヨーク
    著:ウィリアム・ジョーンズ 178ページ
  • アメリカ西海岸の20s
    Secrets of San Francisco
    シークレッツ・オブ・サンフランシスコ
    著:コーディ・グッドフェロー 192ページ
  • クトゥルフ神話研究の聖地
    Miskatonic University
    ミスカトニック・ユニバーシティ
    著:サム・ジョンソンほか 256ページ
    • ミスカトニック大学
    • キャンパスの人々
    • 教育
    • ミスカトニック大学の秘密
    • 少しの知識
    • 補遺
  • 『黄衣の王』が上演!
    Tatters of the King
    テターズ・オブ・ザ・キング(王衣の切れ端)
    著:ティム・ワイズマン 232ページ

これらの日本語版の予定はまだないが、これが読みたいと思った方はぜひアンケートはがきなどを使ってリクエストしていただきたい。要望次第で日本語版が実現するかもしれない。


『クトゥルフと帝国――大陸・外地編』序章
文:坂本雅之2P

外地とは当時の日本の領土のうち本土4島を除く地域で、朝鮮、台湾、樺太(サハリン)、南洋諸島といった地域のことである。また満州国は日本の介入のもと樹立された傀儡国家であり、地方を除けば日本の勢力範囲であった。そのほか上海には西洋列強とともに租界を持っており、多くの日本人が住んでいた。

いずれはこういった地域を『クトゥルフ神話TRPG』のサプリメントとしてまとめたいと思っている。

  • 大連へ
  • 新京
  • 満州奥地へ

本当に企画が上がるまでには、無数のハードルを越えなければならないので、ぜひアンケートなどで後押しをお願いしたいところである(さっきも同じこと言ったかな?)。


好奇心は探索者を活かす
――内山靖二郎のキーパーテクニック――
文:内山靖二郎│画:青木邦夫6P

『クトゥルフ神話TRPG』の導入は難しい。いかにして探索者にあやしい事件に首を突っ込んでもらえるか?そのほかキーパーが覚えておきたいテクニックを内山靖二郎が語る。

  • 序 好奇心は最高の引き
  • 1. 何事もスタートが肝心
  • 2. 探索者だけが知っている事実
    • 現実の事件への配慮
  • 3. NPCは情報提供の華
  • 4. 情報提供の流れを工夫する
  • 5. 形あるものを残す
  • 6. 最後の盛り上がりに虎穴を用意

『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフと帝国』シナリオ
〜大正伝奇譚〜 邪神礼賛
文:倉樫澄人、坂本雅之│画:青木邦夫11P

大正12年の日本に
ロシアから運び込まれたロマノフ家の遺産。
それは太古の地球の争いが現代によみがえる前触れだった。

このシナリオは「第5回シナリオコンテスト&公認GMオーディション」の入賞作に手を加えたものです。新人らしく大胆に神話や歴史のギミックを使用し、けれん味あふれる作品となっています。倉樫澄人(遊戯の達人)さんの活躍にこれからもご注目ください。

  • シナリオの舞台は大正12年(1923年)の帝都東京。
  • プレイヤー人数は4〜5人を想定。
  • 探索者については、シナリオ付属のプレロールドキャラクターの使用を推奨。
  • 各キャラクターには個別の導入が用意されている。

マンチキンへの道 第6歩
文:安田均、柘植めぐみ1P

スティーブ・ジャクソンによるTRPGを皮肉った冗句満載のカードゲーム「マンチキン」シリーズに、ついに登場した“マンチキン クトゥルフ”(英語版)の簡単な紹介とプレイリポート。


Vol.33 (2007.6.15)

マンチキンへの道 第7歩
文:安田均、柘植めぐみ1P

Vol.32に引き続き、スティーブ・ジャクソンによる“マンチキン クトゥルフ”を紹介。「名状しがたき」モンスター、邪魔及び宝物カードのいくつかが例示されている。


Role&Roll公認GMコンベンション in Role&Roll Station レポート!
文:岡和田晃1P

5月3日から6日にかけて、東京は秋葉原の「Role&Roll Station」において開催された「公認GMコンベンション」の中で、筆者が参加した5月6日の“クトゥルフ神話TRPG”のセッション等に関するレポート。“クトゥルフ”のキーパーは、Vol.32の特集「アーカム計画スペシャル2」において“クトゥルフと帝国”シナリオ「〜大正伝奇譚〜 邪神礼賛」でライターとしてデビューした倉樫澄人こと遊戯の達人氏。セッションの内容は、17世紀のカリブ海を舞台としたオリジナルの設定“クトゥルフと海賊”を使用したシナリオだったとの事。

遊戯の達人氏のセッション運営は実に見事。周到な用意、よどみない語り、自然に見せ場を与える配慮、活き活きとしたNPCのロールプレイなど、どれも一級品で、「公認GM」の底力をまざまざと見せつけられた思いだ。

また、5月4日には片野智行GMによる“コール オブ クトゥルフ d20”のセッションが行われた模様。


アーカム計画
『クトゥルフと帝国――大陸・外地編』序章 その2
上海
文:坂本雅之│画:原友和5P

Vol.32の特集に引き続き1930年代の大陸を紹介する。今回は魔都とも呼ばれた国際都市、上海を取り上げる。

  • 上海の歴史 History
  • 1930年ごろの上海 Shanghai 1930s
    • 共同租界
    • フランス租界
    • 情報源
      • 上海
      • 天津
      • 漢口
      • 香港
      • 北京
    • 娯楽
      • 新世界(シースカ)
      • 大世界(ダスカ)
      • 競馬場(共同租界)
      • ドッグレース場(フランス租界)
    • 日本から上海に行く
    • 日本の進出と国民党軍
    • 人物
      • 内山完造(1885〜1959)
      • 尾崎秀実(1901〜1944)
      • 北一輝(1883〜1937)
      • スメドレー、アグネス(1892〜1950)
      • 魯迅(1881〜1936)
    • 秘密結社
      • 青幇(チンパン)
      • 紅幇(ホンパン)
      • 藍衣社、CC団
      • 七十六号
      • 梅機関

「次回予告」では「今回は紙幅の都合もありざっとした紹介しかできなかったが、将来には街路図なども含めて、もっと詳しい上海の様子を紹介したいものだ。」と書かれている。

#「アーカム計画」に参加されている朱鷺田祐介氏には「上海退魔行」という作品もあるので、詳細な資料は不足しないだろう。そういえば“ニャルラトテップの仮面”でも「上海」の章が一分冊存在していた。


Vol.34 (2007.7.19)

マンチキンへの道 第8歩
文:安田均、柘植めぐみ1P

Vol.32Vol.33に引き続き、スティーブ・ジャクソンによる“マンチキン クトゥルフ”を紹介。冒頭で“マンチキン クトゥルフ”日本語版の発売が決定したとの報告。Brand New Gamesのカレンダーでは、発売予定日は2007年8月31日となっている。本文では、ゲーム中に登場する職業(?)のうち《探索者》《教授》《怪物退治屋》《狂信者》について、装備のカードの組み合わせ等を例示して簡単に解説している。


アーカム計画
邪神たちの黒船(Cthulhu in 幕末日本)
横浜遊廓・岩亀楼
構成:坂本雅之│文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│画:原友和9P

大老井伊直弼の死からわずか三ヵ月、万延元年(1860年)夏、横浜開港場にできた遊廓“岩亀楼”の遊女“梅松”が奇怪な死を遂げ、同衾していた外国人が姿を消した。幕末横浜の開港場に邪神の影が見え隠れする。
新たなクトゥルフ・ジャパネスクが始まる。

「横浜遊廓・岩亀楼」は、『クトゥルフ神話 TRPG』と『クトゥルフ神話 TRPG 比叡山炎上』を用いて、幕末の横浜開港場を舞台にプレイされるホラー・シナリオです。

  • 推奨プレイヤー人数は3〜5人。
  • 探索者の創造ルールは“比叡山炎上”に従う。ただし神話呪文と陰陽道は習得禁止。防具類もほとんど制限される。19世紀までに存在している火器と呪文を“クトゥルフ神話TRPG”から導入。
  • “クトゥルフ神話TRPG”の1890年代の設定及びルールのみを使用する事によってもプレイ可能だが、難易度は格段に上昇する。キーパーはこれと“比叡山炎上”とを参照し、プレイヤーに合わせて個々のルールの取捨選択を行ってよい。
  • 言語の技能が重要なシナリオなので、各探索者は必ず英語(外国人の探索者の場合は加えて日本語)を取得しておく事。魔道書を読むための言語技能、状況を理解するためのオカルト関連技能も非常に重要。
  • シナリオを滞りなく進行させるため、通訳か奉行所の役人(もしくはその知人)、あるいは外国人である探索者が一人は必要(しかし既存のどの職業をどうアレンジするのかには触れられていない)。
  • 記事の最後に、舞台となる横浜開港場の簡単な地図と、重要であったりシナリオに登場したりする場所の解説、横浜開港場関連の年表が載っている。

#シナリオとしてプレイするには、詳細な情報がちょっと少ないかと思う。


Vol.35 (2007.8.12)

マンチキン クトゥルフ日本語版 日本上陸!!
1P

本年春にアメリカで発売されたばかりの超・新作が、早くも日本語版で登場!
日本へのクトゥルフ神話紹介に命をかける(?)アークライトが、数々の続編・姉妹編をすっ飛ばして、『マンチキン クトゥルフ』を選んでしまった!
はたしてこれは英断か? 狂気か?
それは、プレイするあなたたちだけがわかってくれるはずだ。

スティーブ・ジャクソン・ゲームズの“マンチキン クトゥルフ”日本語版の広告。


Brand New Games
1P

「スクラブル」のような英単語作成ゲームにクトゥルフ神話テイストを取り入れた、ゲームジャパン特選ゲーム“禁断の言葉”が紹介されている。

  • 価格■2940円[税込]
  • プレイ人数■2〜6人
  • プレイ時間■30分
  • 発売■Playroom Entertainment/ホビージャパン
    http://www.hobbyjapan-shop.com/にて発売中

#詳細な内容については「赤虫療養所」「■(2007.07.17)■カードゲーム”Unspeakable WORDS”(英語)」の記事を参照する事を推奨。


マンチキンへの道 第9歩
文:安田均、柘植めぐみ1P

グループSNEにおける“マンチキン クトゥルフ”日本語版の翻訳校正作業の裏話。原文のジョークの面白みを生かした訳語を当てはめるための、様々な苦労が打ち明けられている。


アーカム計画
『クトゥルフと帝国――大陸・外地編』序章 その3
大連・旅順
文:坂本雅之5P

前々号に引き続き1930年代の大陸を紹介する。
今回は日露戦争以来日本の勢力範囲にあった大連・旅順を取り上げる。

 思いつきだが、大連と旅順は探索者たちのホームタウンにしやすいのではないかと考えている。アメリカにおけるアーカムのような位置にできるのではないかと考えるのである。

  • 関東州
  • 大連
    • 大連港
    • 交通機関
    • 大連市街
    • 郊外
    • メディア・情報源
    • 娯楽
    • 夜の大連
    • 星ヶ浦
  • 旅順
    • 日本から大連へ
    • 関連年表

Vol.36 (2007.9.14)

アーカム計画
『クトゥルフ神話TRPG』をもっと楽しむためのメディアガイド
文:坂本雅之|画:原友和5P

『クトゥルフ神話TRPG』をプレイするうえで、さまざまな本や映画などを知っておいた方が、よりプレイを楽しめることはいまさら言うまでもないだろう。
 また、『クトゥルフ神話TRPG』の冒険の舞台は多数あるが、それでもなじみがないと感じているプレイヤーもいるかもしれない。
 そこで、今回はあらためてキーパーやプレイヤーが触れておきたいさまざまなメディアを紹介したい。

  • 読んでおきたいラヴクラフト作品
  • 副読本
  • 時代資料
  • キーパー術、シナリオの作り方
  • アーカム・メンバーのお勧めするメディア
    • 朱鷺田祐介
    • 内山靖二郎
    • 坂東真紅郎
    • 倉樫澄人
    • 坂本雅之

#副読本としては、過去に発売された日本語版サプリメントの詳細な一覧が収録されている「クトゥルー神話 ダークナビゲーション」(ぶんか社)も重要だと思われるのだが、紹介されていないのは何故だろうか? ホビージャパン版はネクロノミコン並みに禁断の書物?


マンチキンへの道 第10歩
文:安田均、柘植めぐみ1P

スティーブ・ジャクソン・ゲームズから公表された、“マンチキン クトゥルフ”のエラッタを取り上げている。


スピタのコピタの!
第40卓:ルイエの啼く夜は恐ろしい
画:緑一色4P

作者の参加したTRPG(主に最新作)のセッションを元にして書かれるリプレイ漫画。今回はカードゲーム“マンチキン クトゥルフ”。

#ルールのおさらいとして「マンチキン」のゲーム進行を比較的詳しく解説してくれているので、楽しさの伝達を主眼としたいつもの記事よりもゲーム自体についてよく分かるものになっていると思う。意地悪な見方をすれば、緑一色氏がツイていた分、面白ネタが膨らまなかったのかも(笑)


Vol.37 (2007.10.13)

アーカム計画
日本人の探検
文:坂本雅之|画:原友和5P

『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフと帝国』でも少しだけ取り上げたが、近・現代、つまり明治維新から昭和初期に日本人の手によって行われた冒険・探検は実に興味深い。
まだ、未開の地が残っており国境も画定していなかった時代は正気と狂気の境目も現代とは違うものだったかもしれない。

  • 北方への探検
    • 松前藩のエゾ探検
    • 幕府のエゾ探検
    • 間宮林蔵の樺太探検
    • ロシアとの国境画定
    • オホーツクの海へ
  • 南極
  • 南洋諸島の探検
    • 小笠原諸島
    • 『マーシャル群島探検始末』
  • 榎本武揚と福島中佐のシベリア横断
  • 日本人の探検年表

「クトゥルフカレンダー2008」広告
1P

「召喚の蛮名」の作者である槻城ゆう子氏のイラスト13枚と、グループSNEの友野詳氏制作の「暦を利用したミニゲーム」が収録された、2008年用のカレンダーの広告。発売日は2007年10月20日だが、今号の「Role&Roll Station NEWS」によると「Role&Roll Station」において両作者のサイン入りで先行発売されている。


マンチキン クトゥルフ リプレイ
マンチキンへの道 第11歩
文:安田均、柘植めぐみ2P

通常の連載の拡大版として、グループSNEのメンバー4人(ヤスキン、アーチン、チャッカリ、メグ)による“マンチキン クトゥルフ”のプレイ経過が報告されている。


JGC2007レポート!
文:岡和田晃4P

2007年8月31日から9月2日までの間、新横浜プリンスホテルで開催された2007年度の「Japan Game Convention」(ジャパン・ゲーム・コンベンション)のイベントレポート。「セッションルームは大盛況」の章では、「R.CON in JGC 2007」において、坂本雅之氏による1930年代の満州を舞台とした“クトゥルフ神話TRPG”の野心的なシナリオがプレイされたと報告されている。また「ボードゲーム、カードゲーム!」の章では、物販ルームにおいて、グループSNEのメンバーによる“マンチキン”及び“マンチキン クトゥルフ”の体験会が開かれたという報告が写真付きで掲載されている。


ボードゲーム・ジャンクション
Topics
アメリカの新作をどど〜んと紹介 秋はまだまだアツいぞ!
文:安田均2P

FANTASY FLIGHT GAMES社から発売された新版“アーカム・ホラー”の最新エキスパンション“黄衣の王”"THE KING IN YELLOW"と、PLAYROOM社から発売されたボードゲーム“禁断の言葉”"UNSPEAKABLE WORDS"が紹介されている。


RPG・ボードゲーム・プラスαを斬る!
文:安田均1P

RPGと密接な関係を持つ大規模かつ綿密なボードゲームを取り上げる中で、新版“アーカム・ホラー”のエキスパンション“黄衣の王”に言及し、イベントの多様性というRPGの方法論から取り込んだ大量の、そしてエキスパンションという形で追加されていくデータによって、同一過程の繰り返しになりがちなボードゲームの内容を飽きが来ないようにさせていると解説している。“アーカム・ホラー”はボードゲームとRPGとの結合の形としてはなかなかのものであるとの事。


Vol.38 (2007.11.17)

アーカム計画
きみは「ツェッペリン伯号」を見たか
文:坂本雅之、森瀬繚|画:原友和5P

ツェッペリン伯爵の生涯から、彼の遺志を継承した者達による1928年のツェッペリン伯号(グラフ・ツェッペリン)建造とその翌年の世界一周飛行、その途中における日本への寄港と「ツェッペリン」ブーム、そして飛行船時代の終焉となるヒンデンブルグ号の爆発炎上事故までをまとめている。また(株)日本飛行船が所有する、現代に復活したツェッペリン型飛行船「ツェッペリンNT」についてと、その雄姿を拝む方法も報告されている。

  • ツェッペリン伯爵と飛行船
  • 「グラフ・ツェッペリン」(LZ127)
    • 図:「グラフ・ツェッペリン」ゴンドラ内部
    • 図:さまざまな乗り物のサイズ比較
  • 「ヒンデンブルグ」(LZ129)
  • 表:1920年代の各国の主な飛行船
    • R38(イギリス)
    • R100(イギリス)
    • ノルゲ(イタリア)
    • LZ126/ロサンゼルス(ドイツ→アメリカ)
    • LZ127/グラフ・ツェッペリン(ドイツ)
    • LZ129/ヒンデンブルグ(ドイツ)
  • ホエール・ウォッチング
    森瀬繚
    • ツェッペリンNT型飛行船の基本スペック

#この記事内容に“〜帝国”や現代の時代別のシナリオフックがいくつかついていれば、より良かったのではないかと思う。特に飛行機等が発達し、飛行船がその本来の目的にとって「時代遅れ」の手段と化してしまった現代において、これをどうシナリオに生かしていくのかはとても難しい問題なのでは。あと、日本が「第1次世界大戦の賠償として得たドイツ製飛行船」という記述が気になる。同時代の日本において飛行船を絡めたシナリオを作るなら、これに関する情報もまた重要ではないだろうか。


マンチキンへの道 第12歩(最終回)
文:安田均、柘植めぐみ1P

“マンチキン クトゥルフ”のエキスパンション、“マンチキン クトゥルフ 2 Call of Cowthulhu”(カウトゥルフの呼び声?)の、追加された新しい種類のカードやアイテム、モンスターについて報告されている。


真・女神転生TRPG 魔都東京200X
夏だ、試験だ!屋久島だ!!
退魔生徒会屋久島綺譚 シナリオ編??
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)|画:黒百合姫2P

「真・女神転生TRPG 魔都東京200X」のリプレイ「退魔生徒会屋久島綺譚」の舞台である屋久島で同ゲームを遊ぶための基本情報とシナリオフックが載っている。その一つ「平家怨霊伝説」は屋久島に伝わる平家の落人伝説を元に、蘇りし平家の怨霊達が、かつて信仰していた海の神(匿名希望)を復活させるべく、星辰の正しき夜にどこかで聞いた事のある呪文を詠唱して召喚の儀式を行おうとする……というもの。

#これらのシナリオフックは“クトゥルフ”のシナリオソースとしても役立ち、参考文献も興味深いものが挙げられている。屋久島は、かつて「RPGマガジン」1995年6月号に掲載された伏見健二氏作のシナリオ「天巫子の朱印」でも舞台の一つになっていた。


スピタのコピタの!
第43卓:寝た子を起こして邪神を出す
画:緑一色8P

作者の参加したTRPGやボードゲーム(主に最新作)のセッションを元にして書かれるリプレイ漫画。今回はファンタジー・フライト・ゲームズ社のチーム戦型バトルゲーム「タンホイザー」、及び“アーカム・ホラー”のエキスパンション・セット“ダンウィッチ・ホラー”。“ダンウィッチ・ホラー”のリプレイに6ページが割かれている。

#勝利の方程式をうっかり忘れてしまうというのは、それはそれで一つのボードゲームを末永く楽しむための秘訣なのかもしれない……。


Vol.39 (2007.12.16)

Brand New Games
1P

“クトゥルフ神話TRPG”としては初のシナリオ集、現代及び“クトゥルフと帝国”で扱われている時代の日本を舞台としたサプリメント“七つの怪談”の発売が告知されている。

  • 発売日■12月22日予定
  • 価格■2625円[税込]
  • 編集■坂本雅之
  • 著者■内山靖二郎/友野詳/川人忠明/朱鷺田祐介/坂東真紅郎/高平鳴海/倉樫澄人
  • イラスト■ノッツオ/那知上陽子/原友和/吉井徹
  • 発売■新紀元社

アーカム計画
『クトゥルフと帝国――大陸・外地編』序章 その4
あじあ――超特急列車の夢
文:坂本雅之|画:原友和、小林裕也5P

1934年(昭和9年)11月1日に満州社線大連―新京間で運行を開始した、当時の世界最高水準の性能を持つ特急列車「あじあ」。この列車の計画立案から機関車の性能、編成及び運行状況、そしてその終焉までがまとめられている。

  • 満鉄
  • あじあ号
    • パシナ
      • 図:パシナ前期型/パシナ後期型
    • 編成
      • 写真:当時の満鉄線時刻表
      • 手荷物郵便車
      • 三等客車
      • 食堂車
      • 二等客車
      • 一等客車
      • 展望一等車
        • 図:展望一等車(テンイ8)
    • 「あじあ」の運行
    • 「あじあ」を利用した人々
    • 戦争と「あじあ」
    • その後の満鉄と「あじあ」
    • 主な参考図書

Vol.40 (2008.1.19)

新春特別企画
イラストレーター サイン色紙 大プレゼント!
2P

「アーカム計画」やリプレイ“白無垢の仮面”のイラストを担当している青木邦夫氏が、クトゥルフの描かれた色紙(正気度喪失:1/1D10ぐらい)を用意している。またサプリメント“比叡山炎上”や同じく「アーカム計画」等のイラストを担当した原友和氏、漫画「召喚の蛮名」や「クトゥルフカレンダー2008」でおなじみの槻城ゆう子氏の色紙もある。


Brand New Games
1P

「クトゥルフ神話」において登場した神話的存在のほとんど全て、約380種をデータ化し解説しているサプリメント“マレウス・モンストロルム(仮)”の発売が告知されている。

  • 発売日■2月予定
  • 定価■未定
  • 著者■スコット・デビッド・アニオロフスキー
  • 翻訳■坂本雅之、立花圭一
  • カバーイラスト■ノッツオ
  • 発売■エンターブレイン

第1特集
TRPG古今東西
文:Role&Roll編集部10P

これまでに日本国内で発売されたTRPGルールのリストを掲載!
代表的なTRPGルールの判定方法も簡単に紹介!!

1983年の「クラッシャージョウRPG」及び「スタークェスト」発売から2007年までの、日本国内において発売されたTRPGルールを年表形式で紹介し、特に重要と考えられるものについては項を設けて解説している。将来的には、基本ルールのみならずサプリメントや関連書籍等を網羅した一覧を作成したいとの事。

“クトゥルフ”関連では1986年に発売された“クトゥルフの呼び声”(この年に発売されたルールはこれだけのようである)について項が設けられ、システムの特徴等が解説されている。なお年表に記載されている“クトゥルフ”関連TRPGは以下の通り。

  • 1986年:クトゥルフの呼び声
  • 1993年:クトゥルフの呼び声(新版)
  • 1997年:放課後怪奇くらぶ
  • 2003年:コール オブ クトゥルフ d20
  • 2004年:クトゥルフ神話TRPG
  • 2005年:クトゥルフ・ダークエイジ
  • 2006年:比叡山炎上

アーカム計画
『ネクロノミコン』の謎
文:坂本雅之|画:原友和5P

クトゥルフ神話における最も有名な書物「ネクロノミコン」について、ラヴクラフトの一連の著作におけるその成立過程が、作品等の発表順を追ってまとめられている。また、実際に出版された数々の偽書「ネクロノミコン」についても取り上げている。

  • 『ネクロノミコン』の成立
  • ラヴクラフトが書き残した『ネクロノミコン』の情報
    • 「無名都市」(1921年)
    • F.B.ロング宛書簡(1921年1月26日)
    • 「魔犬」(1922年)
    • 「魔宴」(1923年)
    • C.A.スミス宛書簡(1927年11月27日)
    • 「末裔」(1927年ごろ)
    • 「『ネクロノミコン』の歴史」(1927年)
    • F.B.ロング宛書簡(1927年12月)
    • 「チャールズ・デクスター・ウォード事件」(1928年)
    • 「ダニッチの怪」(1928年)
    • C.A.スミス宛書簡(1929年12月3日)
    • J.F.モートン宛書簡(1930年3月12日)
    • 「闇に囁くもの」(1930年)
    • C.A.スミス宛書簡(1930年11月18日)
    • 「狂気の山脈にて」(1931年)
    • 「魔女の家の夢」(1932年)
    • 「時間からの影」(1932〜33年)
    • 「戸口にあらわれたもの」(1933年)
    • 「闇をさまようもの」(1935年)
    • H.O.フィッシャー宛書簡(1937年2月)
  • 表:『ネクロノミコン』年表
  • 『ネクロノミコン』の外観
  • 現存の版
    • 『アル・アジフ』――アラビア語
    • 『ネクロノミコン』――ギリシャ語
    • 『ネクロノミコン』――ラテン語
  • 増殖する『ネクロノミコン』
  • 実際に出版された『ネクロノミコン』
    • アウルズウィック・プレスの『アル・アジフ』
    • サイモンの『ネクロノミコン』
    • ヘイの『魔道書ネクロノミコン』
    • ドナルド・タイスンの『ネクロノミコン アルハザードの放浪』
  • 『エイボンの書』

Role&Roll主催
第6回シナリオコンテスト&公認GMオーディション 結果発表
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JGC2007において行われた「第6回シナリオコンテスト&公認GMオーディション」の審査結果が発表されている。シナリオコンテストの大賞は該当作なし。佳作作品の一つに寺田幸弘氏の“クトゥルフ神話TRPG”シナリオ「死体の花」が選ばれている。


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