Role & Rollにおけるクトゥルフ
Vol.111-

  • 新紀元社発行のRPG専門誌「Role & Roll」における“クトゥルフの呼び声”(“クトゥルフ神話TRPG”“コール オブ クトゥルフ d20”“クトゥルフ・ダークエイジ”及び“クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上”)関連記事です。
  • リスト化されているのは基本的に私の所有分だけです。
    また、シナリオの紹介文ではネタばれしている危険もあります。

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記述例
記事の掲載誌の号数(初版発行日)
記事名
著者/訳者等(敬称略)総ページ数
記事の概要

Vol.111 (2013.12.21)

アーカム計画
たった一つじゃない冴えた探索者の作り方
文:内山靖二郎、アーカム・メンバーズ│画:那知上陽子(『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010』より)Earl Geier(『The 1920s Investigator's Companion』より)5P

ルールブックでは語られていない、もう一歩踏み込んだ探索者の作り方を、キーパーの目線で解説する。キーパーが一緒にプレイしたくなるような探索者とはこういうものだ!

  • 探索者に正解なんてない
  • プレイヤーからのアプローチ
    • シナリオのスタイル
    • 必要な技能
    • 技能の効果の確認

      参考までにボクがプレイヤーだとして、できたら事前に確認しておきたい技能を紹介すると――

      〈回避〉:1ラウンドに回避できる回数は?
      〈精神分析〉:治療をするのに時間はどのくらいかかる?

       この二つは、運用がキーパーにある程度任されており、キーパーによって運用が変わりやすい技能の代表格だ。

  • 技能ポイントの割り振り方
    • ポイント1. キーパーのお勧め
    • ポイント2. 困ったときの職業選択
    • ポイント3. 技能の割り振り方
    • ポイント4. 万能選手と専門家

      技能には「失敗してはいけない技能」というものがあるんだ。そんな技能は70〜80%くらいの成功率が求められる。

  • 探索者のパーソナリティ

     ボクがよく使う引用なんだけど、これは探索者を作成するにあたっての基本中の基本、大前提となるから、プレイヤーもキーパーも絶対に忘れないようにしておいてもらいたい。

     プレイヤーは、謎を解き明かし事件を解決するキャラクター、“探索者”の役を引き受ける。

     つまり、探索者というのは不思議な事象に遭遇したらその謎を解き明かそうとし、事件に巻き込まれたら解決しようとするような性格でなければならないということだ。

  • キーパーに好かれる探索者?
  • コラム:『クトゥルフ神話TRPG ミスカトニック大学』好評発売中!
  • コラム:『クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえとらべらーず』好評発売中!

GAME NOVEL
ゴーストハンター13
時を裂く儀式
監修:安田均│文:友野詳│画:弘司8P

 本作は、2013年8月11日にニコニコ生放送で配信された、友野詳がキーパーをつとめた『クトゥルフ神話TRPG』セッションの使用シナリオを、『ゴーストハンター』世界にあわせて修正し、ゲームノベル化したものです。
 また、このストーリーは『ゴーストハンター13タイルゲーム』でも楽しんでいただけるよう、記事末尾にシナリオを掲載しています。

#元の“クトゥルフ神話TRPG”のシナリオとして使用するには工夫が要りそうだが、怪物の特性や描写はほとんどそのままなので、クトゥルフ神話もののゲームブックとしては充分楽しむ事が出来る。


Brand New Games
6P

創土社の「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」シリーズの新刊「インスマスの血脈」が紹介されている。

  • 発売日■12月19日予定
  • 定価■1575円[税込]
  • 著者■夢枕獏×寺田克也(絵巻物語)、樋口明雄、黒史郎
  • 発売■創土社

エッセン2013レポ〜〜〜ト
文・写真:真久保乱(アークライト)2P

ドイツ北東部の大都市Essenにおいて2013年10月24〜27日に開催された、アナログゲームの世界最大級の国際見本市「エッセンシュピール2013」の写真によるレポートが掲載され、クトゥルフ神話ボードゲームではサンディ・ピーターセンの“クトゥルフ・ウォーズ”、TreeFrogの"Study in Emerald"、HPL作品「壁の中の鼠」をテーマにしたSierra Madre Gamesのゲーム(SPHINX GAMESにおいて予約受付中の"The Rats in the Walls"?)のプレイ風景が簡単に紹介されている。

#"Study in Emerald"はニール・ゲイマンの短編集「壊れやすいもの」に収録されている同名の小説(邦題は「翠色の習作」)のゲーム化である。


Role&Roll Station News
2P

2013年11月9日にロール&ロールステーション 秋葉原店において開催された「第3回クトゥルフ神話TRPG初心者体験会」のアフターレポートが簡単に掲載されている。大好評につき2014年1月25日には第4回が開催予定。


Vol.112 (2014.01.24)

アーカム計画
ヴィクトリア朝時代への誘い
文:寺田幸弘、アーカム・メンバーズ│画:ポール・カリック、ケビン・レイモス(『Cthulhu by Gaslight』より)5P

ファン待望の新ソースブック『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ・バイ・ガスライト』が近日発売される。今回はその内容と、舞台であるヴィクトリア朝時代を描いた諸作品を紹介し、同時代の魅力に迫る。

  • ガス灯に浮かぶクトゥルフ
  • ヴィクトリア朝時代とは
  • ソースブックの内容
    • 探索者
    • ヴィクトリア朝時代の世界
    • 1890年代のオカルト
    • シナリオ
    • 日本語版独自の追加要素

      「ヨークシャーの怪事件」を収録する。これは以前の版にあった中編シナリオで、探索者はシャーロック・ホームズ本人からの依頼を受け、神話的事件と対峙する。シャーロキアンにはお馴染みの人物が続々と登場し、ファンサービスに溢れた大変刺激的な内容となっている。

  • コラム:「特徴」の元となったルール
  • ヴィクトリア朝時代を扱った作品
    • 小説
    • 映画
    • ゲーム
    • マンガ
  • 主な参考資料:
    『TACTICS No.54』ホビージャパン、1988

記事中のコラムにおいて寺田氏が触れている、TRPG「トンネルズ&トロールズ」のサポート誌"Sorcerer's Apprentice #7"(1980年春号)掲載のヴァリアントルールが「正気度ロール」の元となったいきさつについては、「TACTICS別冊RPGマガジン」No.1の「“クトゥルフの呼び声”デザイナーズ・ノート」にサンディ・ピーターセンの証言が掲載されている。

「ヴィクトリア朝時代を扱った作品」のマンガの節において取り上げられている「ジョジョの奇妙な冒険(第一部)」は、かつてホビージャパンから“〜ガスライト”第1版の日本語版が発売された際にも、「タクテクス」1988年7月号の記事「"R'lyeh Advertiser" 1890年代ロンドン」において参考文献とされている。

#原書では省かれた「ヨークシャーの怪事件」"The Yorkshire Horrors"を追加収録してくれるのは嬉しいのだが、ルールの改訂にどう対応させるのかは気になる。
#“〜ガスライト”第3版収録のNPCデータをPCとして使用し、映画「リーグ・オブ・レジェンド」やその原作コミック「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」をBRPで遊んでみるのも面白そう。
#「東方Project」の登場キャラ達が“〜ガスライト”第3版を遊ぶという形式の、gisyo氏のTRPGリプレイ動画「ヴィクトリア朝でクトゥルフ!」シリーズは面白いのでお勧め。原書を使用しているので後に訳語等の違いが生じるかもしれないが、とても参考になった。


Brand New Games
6P

ホビージャパン社から発売予定のクトゥルフ神話カードゲーム「クトゥルフの呼び声 フラックス」が紹介されている。

  • 発売日■1月予定
  • 予価■2000円+[税]
  • プレイ人数■2〜6人
  • プレイ時間■約10〜40分
  • 発売■Looney Labs/ホビージャパン

Role&Roll Station News
2P

2013年11月24日開催の秋葉原店オープン8周年記念クトゥルフコンベンションのアフターレポートが掲載されている。


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