Role & Rollにおけるクトゥルフ
Vol.81-90

  • 新紀元社発行のRPG専門誌「Role & Roll」における“クトゥルフの呼び声”(“クトゥルフ神話TRPG”“コール オブ クトゥルフ d20”“クトゥルフ・ダークエイジ”及び“クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上”)関連記事です。
  • リスト化されているのは基本的に私の所有分だけです。
    また、シナリオの紹介文ではネタばれしている危険もあります。

Vol.1-10, SP, SP2 / Vol.11-20, SP3 / Vol.21-30 / Vol.31-40 / Vol.41-50 / Vol.51-60
Vol.61-70 / Vol.71-80 / Vol.81-90 / Vol.91-100 / Vol.101-110 / Vol.111-
Vol.81 / Vol.82 / Vol.83 / Vol.84 / Vol.85 / Vol.86 / Vol.87 / Vol.88 / Vol.89 / Vol.90

記述例
記事の掲載誌の号数(初版発行日)
記事名
著者/訳者等(敬称略)総ページ数
記事の概要

Vol.81 (2011.06.20)

アーカム計画
『クトゥルフ神話TRPG』お助け相談室
構成:坂本雅之│文:寺田幸弘│画:ジェイムズ・ケビン・ラモス5P

『クトゥルフ神話TRPG』を何度かプレイして、あれこれ疑問に思ったことはないだろうか? そんな悩みと解消法について寺田幸弘氏に語っていただこう。

  • よくある問題とその対策 困ったときの邪神頼み?
  • 実例1 職業を選ぶときの問題
    • 自由な設定は実は大変
    • 公平さ、バランスが最も大切
  • 実例2 一般人であるがゆえの問題
    • 君子危うきに近寄らず?
    • 怪奇事件に立ち向かう方法
  • コラム:セラン・マークス協会
  • 実例3 サイコロの悲喜劇の問題
    • パーセンテージロールの功罪
    • 別の手段を模索させる
  • 実例4 ゲーム途中の狂気の問題
    • サイコロだけにまかせては危険
    • 狂気の種類・期間を想定する
  • 実例5 恐怖の数値化の問題
    • 恐ろしさの確率論
    • 未知の要素を用いる
  • 実例6 バトル・サバイバル
    • リスクの高いバクチ
    • 対抗手段を複数想定する
  • おわりに
  • コラム:『ラヴクラフト・カントリー』シリーズ好評発売中!
  • コラム:クトゥルフ・ワールドツアー クトゥルフ・ホラーショウ 好評発売中!
  • コラム:『クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡』近日発売予定!

文中で寺田氏が紹介している、「セラン・マークス協会」についての記事"Field Manual of the Theron Marks Society"が掲載されているサプリメント"Terror from the Stars"についてyog-sothoth.comのデータベースで検索したところ、同記事はケイオシアム社から発売される予定のサプリメント"Pulp Cthulhu"に再収録されるという記述があった。残念ながら"Pulp Cthulhu"については2010年7月の告知以来、現時点でその進展は不明である。

“クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡”において翻訳収録されるシナリオ“トートの剣”"Thoth's Dagger"は、ケイオシアム社のサプリメント"Curse of the Chthonians"及び"Cthulhu Casebook"に収録されている。前者には同じ作者による続編にあたるシナリオ"The City Without a Name"も収録されているが、後者では省略されており、“忌わしい古代遺跡”においても「無名都市」の章の参考資料として文章やデータの一部のみ収録されている。

RPGnetの批評等によると、"The City Without a Name"はプレイするのに別の退屈な解説記事を読む必要がある等、“トートの剣”と比べるとやや質が落ちるようである。また「無名都市」と「千柱都市アイレム」を同一存在として扱っている事も、それらを別物として記述している“忌わしい古代遺跡”の「クトゥルフ神話遺跡地図」との間に齟齬を生じるのではないかと思われる。


ボードゲーム・ジャンクション
ボードゲーム・リプレイ
狂気の館
文:秋口ぎぐる4P

 グループSNEの「永遠の初心者ゲーマー」秋口ぎぐるによるボードゲーム・リプレイ第53弾!
 今回は「クトゥルフ」をテーマにしたRPG風のゲームを紹介します。最大の特徴は、なんといってもゲーム中にプレイヤーが実際の「パズル」に挑戦せねばならない点!

  • コラム:『狂気の館』
    Mansions of Madness / コーリイ・コニーチェカ"Corey Konieczka"作 / Fantasy Flight Games社 / 2〜5人 / 13歳以上 / 2〜3時間
  • コラム:プレイヤー紹介
  • 概要
  • 準備
  • 探索開始
  • パズル!
  • 決着
  • さいごに

     昔からダンジョン物RPGのシナリオにパズルや謎解きが登場することはあったが、そのパズル要素をしっかりゲームシステムに組みこんだ、という意味で『狂気の館』は画期的だろう。「1手番にタイルを動かせる回数のは知力の値まで」といったルールはパズルゲームとRPGのキャラクター性をごくごく自然に融合させている。最近のiアプリなどに見られる「ストーリー+パズル」という要素をいち早く取りこんだ、まさに最先端のボードゲームと言えるかもしれない。

プレイヤーの一人が「キーパー」となり、他は「探索者」となって、別個の勝利条件を達成するべく進行していく対決型ゲーム。秋口ぎぐる氏の言を借りれば「『アーカムホラー』の世界観でシンプルな『ディセント』を遊ぶ」感じ。5本の基本シナリオにそれぞれ10種類以上の展開のパターンが用意され、結果的に50本以上のシナリオが用意されているとの事(拡張セットも順次発売中)。リプレイで「探索者」が挑んでいるパズルは「水道管ゲーム」タイプだった。

#1990年にケイオシアム社から発売された"Call of Cthulhu"用サプリメント"Mansions of Madness"及び収録されている同名シナリオとは、全く関係ないらしい。


RPG・ボードゲーム・プラスαを斬る!
文:安田均1P

上述のリプレイ記事にもなった“狂気の館”を取り上げ、携帯電話等におけるモバイルゲームの分野で既に始まっていた「ゲームにおけるパズルとストーリーとの結合」という新しい潮流がボードゲームの分野にも流入した結果であると分析し、結合の際に重要な、パズル部分とストーリー部分との「遠くて近い」関係が押さえられている事を評価している。


Vol.82 (2011.07.18)

アーカム計画
〈正気度〉ロールのキーパー心得
構成:坂本雅之│文:内山靖二郎│画:ジーン・デイ5P

『クトゥルフ神話TRPG』の最大の特徴の一つといえば正気度に関するルールだろう。シナリオをつくる際に考えておきたい〈正気度〉ロールの使い方について内山氏に語っていただこう。

  • 〈正気度〉ロールは『クトゥルフ神話TRPG』最大の魅力
  • 〈正気度〉ロールの例
  • どのくらい〈正気度〉ロールをさせるのか
    • どのくらい喪失させるのか
      • 正気度喪失への印象表
      • 表:正気度の喪失の例(『クトゥルフ神話TRPG』86ページより)
    • 〈正気度〉ロールの配置

       大切なことは、シナリオの要所で〈正気度〉ロールをさせることだ。そうすることで、キーパーはプレイヤーに〈正気度〉ロールを要求するだけで、ここはシナリオの重要なシーンであるとプレイヤーに伝えられるわけである。
       ということは、〈正気度〉ロールをどのタイミングで仕込むかを考えるだけで、シナリオを組み上げることも可能だということだ。
      『〈正気度〉ロールの配置から考えるシナリオ作成法』というわけである。
       そこで、依頼などを受けて探索を開始して、徐々に宇宙的恐怖の真相に近づいていくシナリオを【じっくり探索型】。いきなり事件に巻き込まれて、なんとか危険を退けようとするようなタイプのシナリオを【ホットスタート型】と名付けて、シナリオ構造を分解してみた。

      • 【じっくり探索型】
      • 【ホットスタート型】
  • アドリブで発生する〈正気度〉ロール
    • 不慮の事故による死
    • 探索者がやり過ぎる
    • 恐ろしい考えになる
  • 最後にまとめ
  • コラム:祝!『クトゥルフ神話TRPG』30周年!

#「〈正気度〉ロールの配置から考えるシナリオ作成法」は“クトゥルフ”の難所である「シナリオ作成」を補助する仕組みとして何気に重要だと思われる。


Vol.83 (2011.08.22)

アーカム計画
例えばこんな探索者の造り方
探索者の創造あれこれ
構成:坂本雅之│文:内山靖二郎│画:レス・エドワーズ5P

シリーズでキーパー術やプレイングについてお送りしているが、今回は探索者を創造する際のポイントについて内山靖二郎氏に語っていただいた。

  • 能力値の決定方法
    • 【『クトゥルフ神話TRPG』の能力値】
    • 【探索者の創造の違うやり方・抜粋】
  • 技能の説明
  • 技能カードを使ってみよう
  • 探索者の収入
  • 図:技能カード10枚(複写して使用)
  • コラム:『クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡』近日発売予定!

「あまりにも能力値の低いキャラクターが創造された場合への対処」「探索においてよく使われる技能をキャラクター間で欠く事なく偏る事なくそろえるための、『技能カード』という方法」等が提案及び解説されている。
「技能カード」については「赤虫療養所」の寺田幸弘氏が「欲しいので勝手に作った」独自に拡張したバージョンとともに、PDFファイル等を用意し配布してくれている(“クトゥルフ神話TRPG”探索者作成ツール「技能カード」)。

#冒頭のイラストはショゴスロードじゃなかったのか……ピーターセン様、お許しください!


霊障都市捜査ファイル
怨の街 京都
新人作家・一一九(にのまえいっきゅう)と迷宮の毒
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│写真:宮野事務所2P

「霊障都市捜査ファイル 罪の街 新宿」のサプリメント「霊障都市捜査ファイル 怨の街 京都」(エンターブレイン)のサポート記事。

百鬼夜行の横行する千年の都・京都で、駆け出しのミステリー作家一一九(にのまえいっきゅう)が殺人事件の謎を追いかける。今回のテーマは「毒殺」。

  • 京都テルサ毒殺事件
    毒は、その由来や効果によっていくつかの分類に分かれる。
    • 由来
    • 侵入経路
    • 毒の効果
  • 毒殺者のジレンマ
  • コラム:『霊障都市捜査ファイル 怨の街 京都』正誤訂正

「タクテクス」1989年9月号における有坂純氏の記事「“クトゥルフの呼び声”における毒物」を思い出すが、こちらは数値的なデータは書かれていない。


ブルーローズ・ネクサス サポート
ホットスポット 沖縄 〜与那国島 海底遺跡〜
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)2P

トレジャーハンター冒険活劇RPG「ブルーローズ・ネクサス」のシナリオの舞台の候補、沖縄は与那国島の海底遺跡を取り上げ、“クトゥルフ”にも応用可能なシナリオフックが提示されている。

  • 緊迫の東シナ海
    • 与那国海底遺跡
    • 図:与那国島
  • 沖縄に眠るムー大陸の遺産

与那国海底遺跡はサプリメント"Secrets of Japan"でも、導入用短編小説"The Yonaguni Monuments"及び同名のシナリオにおいて取り上げられている。

「外宇宙の魔女クティーラ」対戦型格闘ゲームで活躍中なので、セレスティアル・ゲートの相手をしている暇などないはず。


Vol.84 (2011.09.19)

アーカム計画
ミ=ゴとUFO
UFO伝説(レジェンド)の真実の真実
文:坂本雅之│画:ポール・カリック(『A Resection of Time』より)5P

『クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡』で石見銀山に暗躍するミ=ゴが取り上げられたが、ミ=ゴは有史以前から地球各地で活動し、UFOとの関連も指摘されている。

  • UFO伝説(レジェンド)の真実
    • 科学的根拠なき「UFO学」の興隆
    • ロズウェル、MJ-12
    • マジェスティック12(トゥエルブ)
    • 宇宙人の検死
    • 真相へ
    • エリア51――空軍とUFO
  • 真実の真実
  • コラム:参考文献
  • コラム:『クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡』好評発売中!

#“エンサイクロペディア・クトゥルフ”や“マレウス・モンストロルム”には、いわゆる「グレイ」型宇宙人に似た姿の「ラム」というグレート・オールド・ワンの項がある。この設定はオカルティストのアレイスター・クロウリーと彼の後継者であるケネス・グラントに由来するものらしいが、正気度の残存する身には更なる調査は困難だった。


霊障都市捜査ファイル
禍の街(ディザ・シティ) 札幌
ご当地霊障都市の勧め
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│画:小山宗祐│スペシャル・サンクス:ひげ@まつうら4P

「霊障都市捜査ファイル 罪の街 新宿」のサポート記事。北海道のゲーマーが作成した「霊障都市」としての札幌市の設定をサンプルに、プレイヤーにとってなじみ深い都市をゲームの舞台にする方法を紹介している。

  • 殺人課刑事、北へ
  • カードに素材を配置しよう
    • 表:札幌事件マップ
  • ススキノに吹く邪風(ウェンレラ)
    • 表:札幌の霊障
  • 禍の街・札幌用追加クラス
    • 【巫覡】 =イタコ=
    • 【魂送祭祀】 =イオマンテ=
    • 【斥霊課】 =マタギ=
  • 追加ルール:「災禍」と「恩恵」
    • 表:災禍イベント表
    • 表:恩恵イベント表
  • 表:禍の街 札幌 デニスン表

#札幌の主要地点一覧である「事件マップ」やNPC一覧「デニスン表」は“クトゥルフ”にも応用可能と思われる。


Vol.85 (2011.10.17)

アーカム計画
『クトゥルフ神話TRPG』現代日本シナリオ
ガシャン!
文:内山靖二郎│画:原友和8P

今回は増ページ! 昨年のクトゥルフ特集以来のシナリオ掲載だ! 古びたビジネスホテルに潜む邪悪な影。そのおぞましき秘密に迫る! JGCイベント用シナリオを公開!

  • “クトゥルフ神話TRPG”対応シナリオ
  • 作りたての探索者3〜4人向け
  • プレイ時間は探索者の作成時間を除くと4時間程度
  • シナリオの舞台は現代日本、盛夏の信州

コラムでは“クトゥルフ神話TRPG”リプレイ“るるいえあんてぃーく”及び“るるいえはいすくーる”の続編“るるいえばけーしょん”の近日発売が告知されている。

#ホテルの登場するシナリオと聞くと、「タクテクス」1988年1月号掲載の“真紅の戦慄”を思い出す。


Vol.86 (2011.11.21)

アーカム計画
飛行するポリプのひみつ
構成:坂本雅之│文:寺田幸弘│画:トム・サリヴァン(『クトゥルフ・コンパニオン』シナリオブックより)5P

『クトゥルフ・ワールドツアー 忌わしい古代遺跡』に収録されたイス人の遺跡とも関連がある恐るべき食肉種族。さまざまな能力はよく知られているものの、体構造や能力、歴史などすべてが謎に包まれている。今回はその知られざる秘密に迫ろう。

  • 飛行するポリプとは
    • ポリプについて
  • ルーツ、歴史
    • 地球での支配
    • 偉大なる種族の襲撃
    • 復讐劇と絶滅のとき
  • コラム:「盲目のもの」という訳語
  • 特徴、能力
    • 不可視の身体
    • 口笛のような音
    • 5つの丸い足跡
    • 風を起こす
    • 電気への脆弱性
  • 図:飛行するポリプの足跡を計る探索者(『ニャルラトテップの仮面完全版』より)
  • 現代に潜む飛行するポリプ
    • 生息地
    • 伝承に見られる飛行するポリプ
  • 社会、テクノロジー、宗教
    • 信仰する神、教団
  • シナリオフック
    • ポリプ憑き
    • 発電所の怪
    • 死のハリケーン
  • コラム:主な参考文献
  • コラム:『クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえばけーしょん』近日発売!
  • コラム:クトゥルフ・ワールドツアー第三弾! 近日発売!
    『クトゥルフ・ワールドツアー ナチス邪神帝国の陰謀』(仮)

    『クトゥルフ神話TRPG』の可能性を追求するのがこのシリーズの趣旨だが、第三弾ではミリタリーと神話の融合を目指す。

"The Keeper's Companion 2"の"THE KEEPER'S LIST OF LISTS"では、飛行するポリプの登場するシナリオは“ニャルラトテップの仮面 完全版”(未訳)の一章を成すものと“クトゥルフ・コンパニオン”に収録されているものの2編しか確認できなかった。

今号のBrand New Gamesにおける1ページ広告では、“るるいえばけーしょん”の発売日は11月30日予定、価格は税込み1995円となっている。


霊障都市捜査ファイル
誤射〜霊障都市と銃器〜
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│画:小山宗祐4P

「霊障都市捜査ファイル」シリーズ(エンターブレイン)における銃器の扱いについての解説記事。現代日本を舞台とした“クトゥルフ神話TRPG”における、警察に所属する探索者のロールプレイの参考になると思われる。

  • 新米刑事と拳銃
    • オプション・ルール:オートマチック・ピストル
    • オプション・ルール:大口径銃器
    • データ:銃器
  • 凶器としての銃器
  • 発射残渣
  • アンファンテリブル
    • オプション・ルール:密造銃
  • 跳弾と暴発
    • 跳弾
    • 暴発
  • 誤射
    • オプション・ルール:誤射
    • 事件簿への応用

ボードゲーム・ジャンクション
Topics
秋・落穂拾いも充実作そろい――米、伊、北・東欧の傑作群
文:安田均2P

FANTASY FLIGHT GAMES(FFG)社の新作ゲーム“エルダーサイン”"ELDER SIGN"(R・ローニアス&K・ウィルスン作)が紹介されている。安田氏によると、これは“アーカム・ホラー”の舞台設定をそのままに、ゲームシステムを徹底的にダイス・カードゲームにしたものとの事。

 ゲームは格段に遊びやすくなっている。ただその分、ダイスをどう振るかに焦点がいきがちで、クトゥルフのフレーバーやストーリー性を忘れがちにもなる。
 ダイスゲームと割り切って遊べば、これはこれでおもしろい。

FFG社のオンラインストアの商品説明では、作者は“アーカム・ホラー”のデザイナーでもあるリチャード・ローニアス Richard Launius及びケヴィン・ウィルスン Kevin Wilson。プレイヤー人数は1人から8人。なお、iPhoneやAndroid等で遊ぶ事ができるアプリケーション版、"Elder Sign: Omens"も販売されている。


Vol.87 (2011.12.19)

アーカム計画
るるいえ式キャンペーン運営術
構成:坂本雅之│文:内山靖二郎│画:狐印5P

今回はついに第三弾を迎えた「るるいえ」シリーズにちなみ、『クトゥルフ神話TRPG』でのキャンペーンの魅力を内山氏に語っていただいた。

  • 同じ探索者でプレイする理由
  • キャンペーンのハードルを下げる
  • 探索者のセッティング
  • コラム:『クトゥルフ神話TRPG リプレイ るるいえばけーしょん』好評発売中!
    既刊好評発売中
    • クトゥルフ神話TRPG リプレイ るるいえあんてぃーく
    • クトゥルフ神話TRPG リプレイ るるいえはいすくーる
  • 探索者を大事にさせる
  • 探索者は引退できるのか
  • コラム:クトゥルフ・ワールドツアー第三弾!『クトゥルフ・ワールドツアー ナチス邪神帝国の陰謀』近日発売!
    神話的事実が動くとき、歴史が動く
    文:坂本雅之
    • 第二次世界大戦とクトゥルフ神話

この記事は、同じく「キャンペーン」について取り上げたVol.80の内山氏の記事「インスマスの歩き方」と深く関連している。


ブルーローズ・ネクサス サポート
ホットスポット ドゴン
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)2P

トレジャーハンター冒険活劇RPG「ブルーローズ・ネクサス」のシナリオの舞台の候補、西アフリカはマリ共和国の辺境、世界遺産であるバンディアガラの断崖に暮らすドゴン族、及び天文学的に関する知識を含むとされるその神話についての解説。これまでと同じく“クトゥルフ神話TRPG”にも活用可能である。

  • バンディアガラの断崖を越えて
  • ドゴンの村の神話的構造
  • オーパーツ:アンマのブンモン
  • 参考資料

Wikipediaの「ドゴン族の神話」の記事も参考になる。
なお「アンマのブンモン」は、この記事のために創作された実在しないオーパーツ。


Brand New Games
7P

Vol.81において取り上げられたボードゲーム“狂気の館”が“マンション・オブ・マッドネス 完全日本語版”として発売されるとの事。

  • 発売日■12月10日予定
  • 予価■8400円[税込]
  • プレイ人数■2〜5人
  • プレイ時間■2〜3時間
  • 発売■アークライト

PHP研究所の、ラヴクラフトの作品を漫画化したシリーズの最新刊「ニャルラトホテプ」の発売も告知されている。

  • 発売日■12月18日
  • 定価■1050円[税込]
  • 原作■H.P.ラヴクラフト
  • 漫画■宮崎陽介、原田雅史、清水群馬県
  • 解説■朱鷺田祐介
  • 発行■PHP研究所

Vol.88 (2012.01.27)

アーカム計画
超時空クトゥルフ・ツアーガイド
構成:坂本雅之│文:寺田幸弘│画:ポール・カリック(『Beyond the Mountains of Madness』より)5P

クトゥルフ神話における伝承が真実ならば、人類の繁栄する時代に安息はない。さまざまな国、そして違う時代における『クトゥルフ神話TRPG』の遊び方に触れてみよう。

  • はじめてのクトゥルフ
  • 時代背景を変更した遊び方
  • 身近な舞台から飛び出してみよう
    • 連続ものの醍醐味
    • 見知らぬ町の演出法
    • 海外へ舞台を移すには
  • 異なる舞台の設定方法
    • 超自然的手段に訴える
    • 他メディアからヒントを得る
    • 自らの体験を語る
  • ソースブックを活用する
    • ラヴクラフト・カントリーシリーズ
    • 都市・国別ソースブック
    • 旅行・秘境冒険ものシナリオ
    • 図:サプリメント“ダニッチの怪”及び"Secrets of New York"表紙
  • ほかの時代にも目を向けよう
    • 時代別のソースブック
    • 「クトゥルフ・ワールドツアー」シリーズ
    • 図:“クトゥルフ・ワールドツアー クトゥルフ・ホラーショウ”及び“クトゥルフ・ワールドツアー 忌まわしき古代遺跡”表紙
    • コラム:世界を巡る大作キャンペーンシナリオ
      • 『ニャルラトテップの仮面(Masks of Nyarlathotep)』
      • 『Horror on the Orient Express(オリエント急行の恐怖)』
      • 『Beyond the Mountains of Madness(狂気山脈を越えて)』
  • コラム:『クトゥルフ・ワールドツアー ナチス邪神帝国の陰謀』1月31日発売!
    • クトゥルフ神話と第二次世界大戦
    • 世界ガイドと正気度ルール

      ルールでは戦場での正気度ルールを追加する。追加の表「戦場における正気度の喪失の例」「戦場における一時的狂気表」「戦場における不定の狂気表」を収録、戦場固有の狂気を再現する。また新技能〈砲〉〈グレネード・ランチャー〉と、アクションシーンを演出する「遮蔽ルール」を導入する。

    • さまざまなデータとギミック
      • 新職業
      • 武器データ

        さらに標準的な戦車をクリーチャーと同じ書式でデータ化して紹介する。

    • シナリオ3本を収録
      • 「ベルリン 1939」
      • 「シリア 1940」
      • 「チベット 1941」
  • コラム:『クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪』(仮題)発売決定!

エンターブレインから2月末に発売予定のサプリメント“クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪”(仮題)として掲載されているのは、ケイオシアムから2002年に発売された"H.P.Lovecraft's Dunwich"の表紙である。これは1991年に発売された"Return to Dunwich"の改訂版であり、ラヴクラフトの小説「ダニッチの怪」の後日のダニッチ及びその周辺を扱っている。

#“クトゥルフ・ワールドツアー ナチス邪神帝国の陰謀”の中に、“デルタグリーン”に登場する「カロテキア」についての言及があると個人的に嬉しいのだが。
#今号の記事のタイトルは「タクテクス」1988年11月号(No.60)の特集「超時空RPGクトゥルフ」を思い出させるが、今回は某超時空要塞アニメのようなロゴはつかなかった。


エクリプス・フェイズ
特異点(シンギュラリティ)の彼方へ。
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム2P

2012年の夏に日本語版が(アークライトから?)発売予定の宇宙SF-TRPG「エクリプス・フェイズ」の紹介。原本の表紙に「トランスヒューマン時代の陰謀と恐怖を扱うRPG」と書かれており、精神的なトラウマや狂気に関するルールも存在する事から、宇宙的恐怖を扱う“クトゥルフ神話TRPG”との類似性についても言及されているが、朱鷺田氏いわく「少し違う」との事。記事を読むに、PCが直面するのは「技術社会や超科学、異星人や人類自身が生み出した悪夢」からもたらされるSF的恐怖である。

#既に有志による日本語訳及び日本語による作品情報がある程度そろえられている。R&Rに「シャドウラン」の記事を寄稿している睦月雅明氏のサイト「Janusfaced's Hideout」や、朱鷺田祐介氏のブログ記事「エクリプス・フェイズ(Eclipse Phase)関係:BLOGエントリー」等を参照の事。

#thalion氏が「Eclipse Phase レビューを訳してみた - さり海馬」において、RPGnetにおけるレビューの一つを翻訳されている。興味深い部分を引用。

エクリプス・フェイズが最も競合する相手としては、未来のホラーと陰謀劇という点では Cthulhutech、超人類という点では(GURPS) Transhuman Space が挙げられると思う。本作はオリジナリティやゲームシステム( Cthulhutech はゲームシステムに大きな問題を抱えている)という点で Cthlhutech より優れているし、プレイのしやすさとシナリオの作りやすさ、それにフルに楽しむのに大量の(GURPS)サプリメントを読まなくてもいいという点で THS を凌駕している。

#シナリオを換骨奪胎して“デルタグリーン”用に改変する事が出来るかも……
#BRPというこれまでのモーフに代わってこちらのルールに“クトゥルフ神話”のエゴをダウンロードする事が(ry


現代忍術バトルRPG シノビガミ―忍神―
シナリオ「インスマス」
文:河嶋陶一朗(冒険企画局)│画:七原しえ4P

アメリカマサチューセッツ州にある小さな港町、インスマス。その町には恐るべき秘密が隠されていた。町を訪れた客人たちに、謎の魔手が襲いかかる。『シノビガミ怪』ミーツ・クトゥルフ神話のシナリオが登場! 闇に潜む妖魔を倒せッ!!

超絶的な術を用いて世界の裏側で熾烈な勢力争いを続ける忍者達を扱った現代忍術バトルRPG「シノビガミ」の新シリーズ、復活した妖魔の群れを前に各流派の忍者達が呉越同舟ながらも協力して退治に乗り出す現代伝奇バトルRPG「シノビガミ怪」用のシナリオ。遊ぶための参考文献として“クトゥルフ神話TRPG”のサプリメント“インスマスからの脱出”が挙げられている。

シナリオスペック:

  • タイプ:特殊型
  • リミット:3
  • プレイヤー人数:5人
  • プライズ:銀の鍵、心霊カメラ

Vol.89 (2012.02.20)

アーカム計画
『クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪』近日発売!
文:坂本雅之│画:ノッツオ5P

前号で告知した通り、『クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪』がエンターブレインより出版されることとなった。昨年の『クトゥルフ神話TRPG インスマスからの脱出』に続く、ラヴクラフトの原作に登場する地域を徹底的にデータ化したソースブックだ。

  • 『クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪』
  • ダニッチ郡区(タウンシップ)とダニッチ村(ヴィレッジ)
  • 図:『クトゥルフ神話TRPG インスマスからの脱出』と『H.P.ラヴクラフト アーカム』
  • 図:アーカム、インスマス、ダニッチの位置関係
  • ダニッチの怪
    • ウィルバーの異様な成長と牛の行方
    • ウィルバー、ミスカトニック大学図書館で死す
    • 図:ダニッチ村
    • ダニッチの怪物の出現
    • 図:センティネル・ヒル周辺の地図
  • 幾層にも織り込まれた設定が、ダニッチに新しい魅力を付加した
  • 図:アール・ソーヤーとメイミ・ビショップ
  • コラム:『クトゥルフ・ワールドツアー ナチス邪神帝国の陰謀』好評発売中!

スピタのコピタの!
第95卓:ゴッドマンション クトゥルフ荘
画:緑一色8P

作者の参加したTRPGやボードゲーム等(主に最新作)のセッションを元にして書かれるリプレイ漫画。今回はFantasy Flight Games製作、アークライトから発売中の“マンション・オブ・マッドネス”が取り上げられている。


Vol.90 (2012.03.20)

特集 アーカム計画スペシャル4
いまさら聞けないクトゥルフ神話TRPG
文:坂本雅之、内山靖二郎、寺田幸弘│画:輝竜司全14P

毎年新作リプレイ、新作ソースブックが出版され、原作クトゥルフ神話関連書籍の出版も途絶えることなく続いている『クトゥルフ神話TRPG』。今さら知らないとか、プレイしたことがないとは言えないあなたに贈るクトゥルフ特集だ!

R&R Vol.20の「クトゥルフの呼び声」、R&R Vol.32の「クトゥルフの再臨」、R&R Vol.74の「クトゥルフの再興」に続く、4回目の“クトゥルフ神話TRPG”及び関連ゲーム特集。


26年目を迎えた日本の『クトゥルフ神話TRPG』
2P
  • クトゥルフ神話とは?
  • コラム:サンディ・ピーターセン
  • 何からはじめる?
  • ソースブック
  • リプレイ

コラムでは日本語版のプレイヤーに向けた、サンディ・ピーターセンの2011年12月17日付けのメッセージが掲載されている。


いまさら聞けないクトゥルフ神話TRPGガイド
文:内山靖二郎4P

これまで知ったかぶりをしてきたけど、実は『クトゥルフ神話TRPG』ってどんなTRPGなのかよく知らないんだよな――という、プレイヤー諸君に一からこのTRPGの魅力をご紹介しよう。

  • そもそもクトゥルフ神話って何なのよ?
  • それで何をするRPGなのよ?
  • だとしたらどんなシナリオが遊べるのよ?
  • そろそろSANのことを知りたいんだけど?
  • どんなとき「正気度ポイントが減る!」の?
  • え〜っとシナリオの舞台はどんな感じなの?
  • だいたいわかったけどそれってどこでやれるの?
  • 図:ウェイトリー一家(画:ポール・カリック)

『ダニッチ』はこうやって遊べ!
文:寺田幸弘4P

『クトゥルフ神話TRPG ダニッチの怪』(以下『ダニッチの怪』)は非常に発展性に富んだソースブックだ。単なる原作モノの設定資料として読むだけではもったいない。どうセッションに活かすか考えてみよう。

  • ソースブック『ダニッチの怪』とは
  • どのようなソースブックか
  • 『ダニッチの怪』を使った遊び方
    • NPCを利用する
    • 図:ウェスリー・コーリー
    • 土地の設定を利用する
    • 違う時代に移殖する
    • 図:ウィップアーウィル
  • シナリオアイデアの例
    • 魔術師との対決
    • 奇妙な信仰
    • 異界の技術
    • 図:ノア・ウェイトリーの遺体
  • シナリオフック
    • 失われた書物
    • 幻の湖
    • 眠らない村

クトゥルフ・ボードゲームを遊ぼう
文:寺田幸弘2P

以下のボードゲームは、初めてクトゥルフ神話に触れる人へのイントロとして最適だ。また、TRPGを補助するツールとして応用ができるので、そんな視点でも見てみよう。

  • 『マンション・オブ・マッドネス 完全日本語版』

    海外ではシリーズ化され、現時点では新しいフィギュア、パズルなどを盛り込んだ大型拡張セット1点と、追加シナリオ3点が発売されている。シナリオはアーカムにある魔女の家やインスマス郊外の館などといった異なる雰囲気に彩られており、専用のカードも用意されている。

    • 『クトゥルフ神話TRPG』への応用
    • 図:リアルな探索者やモンスターのフィギュアがウリ
  • 『アーカムホラー 完全日本語版』
    • 『クトゥルフ神話TRPG』への応用
    • 図:勇敢な探索者たちだけが、アーカムを救えるのだ
  • 『エルダーサイン 完全日本語版』

     ゲーム展開が『アーカムホラー』と似ているもののプレイ時間は大幅に短縮され、通常1〜2時間もあればゲームを終わらせることができるだろう。人数も1〜8人に対応しており、オフ会のちょっとした空き時間にもプレイできる。
     なお、英語版のみだが、スマートフォンのアプリで遊ぶこともできる。ルールが一部省略されているものの、ソロプレイでゲームに慣れるには適している。

    • 『クトゥルフ神話TRPG』への応用
    • 図:ダイスの一振りに、世界の命運がかかっている

元の英語版がVol.86で取り上げられていた“エルダーサイン 完全日本語版”の詳細は、今号のBrand New Gamesによると以下の通り。

  • 発売日■4月中旬
  • 価格■3780円[税込]
  • プレイ人数■1〜8人
  • プレイ時間■60〜120分
  • 発売■アークライト/Fantasy Flight Games

星辰の正しき刻(とき)
――『クトゥルフ神話TRPG』新たなる四半世紀に向けて――
『クトゥルフ神話TRPG』のこれから
文:坂本雅之2P
  • 「クトゥルフ・ワールドツアー」

    64ページというサイズに、資料、プレイガイド、シナリオをコンパクトにまとめたものだ。人によってはボリュームが物足りなく感じたかもしれないが、多少思い切った内容で比較的安価に制作するというコンセプトなのでそこはご容赦いただきたい。

    『クトゥルフ神話TRPG』の題材はありとあらゆる時空に存在するということで、なかなかフルスケールのソースブックでは実現しにくいテーマに挑戦するシリーズだ。また、従来なかったテーマを扱うことで新たなファン層にアピールしたいという思いもある。

    • 『クトゥルフ・ホラーショウ』
    • 『忌まわしき古代遺跡』
    • 『ナチス邪神帝国の陰謀』
    • ジャスト・アイデア
  • 海外ソースブック
  • キャンペーン・シナリオ

    正直な話、シナリオの購入者はキーパーにほぼ限定されてしまうため、どうしても部数が限られてしまい、採算がとりにくいらしい。分厚いキャンペーン・シナリオとなればなおさらである。ユーザーがこれからも増えてゆき、キーパーの数も増えれば可能性が生まれるかもしれないが……。ユーザーの要望次第では、限定版を制作するという方法ももしかしたらあるかもしれない。

#“クトゥルフ・ワールドツアー”の制作コンセプトには本家ケイオシアム社の"Monographs"シリーズに通じるものを感じる。


深淵 第二版
ラホールと魔法の本 第二夜
閉ざされた書庫
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)│画:田口順子5P

記事中の物語の舞台であるラホール家の書庫を護る美少女人造魔族の名前が「リリス・ナイアール」なのはさておき、このような館物のシナリオをプレイする際の雰囲気作りに役立つ小物として、クトゥルフ神話ボードゲーム“マンション・オブ・マッドネス”で使用するフロアタイルが紹介されている。また、同ボードゲームに付属するシナリオはどれも「深淵」に応用出来るとの事。


ゲームを斬るNEXT
アプリ・ドイツゲーム
文:安田均2P

iPadやiPhone等のデバイスのアプリケーションとして移殖されたボードゲームを紹介する中で、TRPGそのものの移殖であり「少なくとも雰囲気はクトゥルフTRPGを見事になぞったものだった」という“クトゥルフの呼び声 ウエイストランド”が短く取り上げられている。

#Google等で検索したところ、このゲームアプリはRed Wasp Designというイギリスの小さなゲーム開発会社から発売されている"Call of Cthulhu: The Wasted Land"のようだ。サイトの紹介文では「クトゥルフ神話TRPGを基にしたターン制ストラテジー/ロールプレイングゲーム」と書かれている。ゲームジャンルは日本で言えばシミュレーションロールプレイングゲームに分類されるように思われる。ケイオシアム社のサイトには発売告知があり、ゲーム紹介画像を何枚か見る事が出来る。
時代設定は第一次世界大戦(1914〜1918年)の真っ只中で、プレイヤーは最大6人から成る探索者チームを操り、戦場での大殺戮を利用して作り出されるアンデッドの軍隊と対峙し、その秘密と背後に潜む神話的陰謀を暴き食い止めるべく活動する、という内容らしい。登場する神話怪物にはレンの蜘蛛やシュブ=ニグラスの黒き仔山羊の姿も……。


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