Darwin, Northern Territory

The State Capital of Northern Territory
About 3,150km Northwest from Canberra
Population: 91,324



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East Point Military Museum ダーウィンと言う名前は、進化論で有名なあのチャールズ・ダーウィンが寄港したことに由来しています。
 太平洋戦争時、この町はその絶好の立地条件から、連合軍の主要基地として重視されるようになり、戦争相手国である日本軍の空襲を何回も受けました。
East Point Military Museumに今も現存する大砲を見て、それがかつて日本に向けられていたと思うと、複雑な気分になります。
 戦後、今度は熱帯低気圧サイクロン・トレーシーがこの町を襲い、町はまたもや大打撃を受けました。
 しかし、政府が多額の資金を投入したこともあり、町は見事に復興、現代風の新しい町に生まれ変わりました。
 現在のダーウィンは、周辺地域や
Kakadu National Parkなどの多くのスポットへ向かうための拠点となる観光都市として、多くの観光客を受け入れています。
 
 2000年11月、ブルームに滞在していた僕は、日本に帰る前に、かつて滞在したことのあったパースではなく、ダーウィンに立ち寄ることにしました。
 飛行機は、うっそうとしたジャングルや、その中で蛇が通ったかのような軌跡を残す曲がりくねった川、木々がぎりぎりまで切り立つ浜辺の上を通りすぎていましたが、沢山の建物とそれを囲む海がいきなり視界に入ってきました。ダーウィンに到着です。
 立ち寄りのための滞在だったため、日数も限られていました。そのため、僕は残念ながらKakadu National Parkに行くことが出来ませんでした。それでも、この町の近辺のは多くの見どころが点在しているので、短期間の割には、充実した滞在となりました。
 しかし、充実した行動をとればとるほど、この町では疲れが早くたまるようです。
 ダーウィンは、ジャングルのはずれにある熱帯気候に属する町、はっきり言って、本当に暑い!ブルームも暑かったのですが、周りには砂漠地帯があったため、カラッとした暑さでした。しかし、ここは違います。湿気がものすごいのです。日向でじっとしているだけで汗が噴出します。屋外を歩いて回るアトラクションでは、着替えのTシャツは必ず必要になります。
 暑さが苦手な人には、あまり向かない町かな…と言うのが、僕の正直な感想でした。

 


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Crocodylus Park
Downtown
Fanny Bay Area
Parap Market
Stockes Hill Wharf
Territory Wildlife Park & Berry Springs

Crocodylus Park
Crocodile オーストラリアの東海岸と言えばコアラ、アウトバックと言えばカンガルーやエミュー、南海岸と言えばペンギンやアシカ、そして僕はダーウィンを象徴する動物と言うと、やはりワニを思い浮かべてしまいます。
 やはりワニははずせないと言うことで、行って来ました。
 ここは、世界中のワニを研究してる施設で、1日3回(確か10:00、12:00、14:00だったと思います)ガイドさんによるツアーがあり、餌付けも見れるので、その時間を見計らって行きましょう。僕は14:00のツアーに参加しました。
 ツアーには20人ほどの人が参加していました。アボリジニの女性のガイドさんがすごく丁寧にそれぞれのワニの特性を説明しながら餌付けをします。「これは割と大人しいほうよ」、「これと同じ種類のワニが15人噛み殺した記録を持ってるの」、「私たちがワニのエリアに入らなければ、大丈夫」
 この施設では、ワニのほかにも様々な動物が暮らしてますが、ワニの研究が主たる目的らしいので、恐らく観光客向けのものでしょう。
 ツアーの最後に、生まれたばかりのワニを両手で持って記念撮影です。もちろん口はふさいであります。女性は"Oh, my god!"と言いながらおっかなびっくりって人が多いです。僕の順番に回ってきたとき、キスをするふりをすると、"Eat it, eat it!"と周りの人々がガイドさんと一緒に大合唱。お約束通り食べるところで写真におさまると、今度はなぜか拍手喝采。
 何だかよくわかりませんでした。

Downtown
Aquascene 他の町と同じく、ダーウィンの町の中心部はそれほど大きくはありません
 Esplanade
と呼ばれる南側の海岸の周辺にはホテルが立ち並びます。その海岸側の緑地帯を西端に歩いて行き、遊歩道の階段を降りると、Aquasceneと言う魚たちと触れる人気スポットあります。
 ここでは魚に餌付けをすることができます。餌付け用の食パンは数カ所に分けて予め置かれているので、わざわざ自分で持ちこむ必要はありません。足がつかる程度の場所に立っていると、「エサをくれ」と、魚たちが足をつついてきます。魚たちは歯がないので、結構こそばゆい!餌付けの時間が満潮時のみで不規則なので、事前にチェックしておかなければなりません。Mitchell St.にあるインフォメーションセンターか、各ホテルのレセプションで餌付け時間を書いた紙が置いてあるので、必ずもらっておきましょう。

from Rydges Plaza Darwin Esplanadeの一つ向こう側、Mitchell St.には、YHA、バックパッカーの人たちの利用が多い旅行代理店、小さなカフェやフードコート、スポーツウェアを扱うカンタベリーショップ、お土産屋さんなどがあり、世界からきたバックパッカーがここに集まっています。恐らくここにいる多くの人々が、これからKakaduやその周辺のスポットnに行くのでしょう。
 この町はアジアに近いせいか、美味しいレストランがいっぱいあります。
 安く済ませたいときはヌードルショップやファーストフード、いっぱい食べたいときはバイキングや中華料理、少しリッチなときは洒落たシーフードレストランなど、どんな旅行者でも美味しく食事が出来ます。夜の食事は、その日の支出に合わせて財布と相談のうえで決めると良いでしょう。 


Christmas Concert 僕が滞在したこの時期はクリスマスの約一ヶ月前だったため、夜になるとKnuckey St.の道路を通行止めにしてクリスマスコンサートをやってました。
 町のあちらこちらにコンサートの垂れ幕がかかっていました。
 会場となるKnuckey St.には、コンサートスペースとなる広場と向かい合うように仮設スタンドが設置され、そのスタンドは満員です。その満員の観客の前で、サンタさんの格好をした一般市民、軍の関係者などが日頃の成果を発揮し、歌が終わる度に、満員の観客から拍手や声援が飛び交います。
 夏場のクリスマスコンサート…日本では味わえないこのイベント、じっくり楽しんで来ました。
Fanny Bay Area
East Point Military Museum ダウンタウンの西岸の海はFannie Bayと呼ばれていて、ダウンタウンから北へ約2kmのエリアにはいくつかの観光スポットがあります。
 
車で行くと一番奥にあるEast Pointには、East Point Military Museumという戦争博物館があります。ブルームにも太平洋戦争の関連した展示品のある博物館がありますが、こちらは戦争時に使用したライフル、拳銃、20ミリ砲や敵を欺くためのそのダミーなどの武器が展示品の中心です。特にライフルの多さには圧倒されます。
 博物館からダウタウンに戻る途中にあるのがLake Alexanderと言う湖です。この湖はワニやクラゲなどにより海水浴に適さないダーウィンで安心して水遊びが出来るようにと造られた人造湖です。海の水を引っ張ってきているからか、しょっぱい水でした。

Fannie Bay GaolLake Alexander 
Lake Alexander
からさらにダウンタウン寄りにFannie Bay Gaolという刑務所があります。ダーウィンでは2つ目の刑務所で、1982年に博物館として生まれ変わりました。
 ここでは、住みついている鳥が、エリアに踏み込む我々をけん制するために、頭上をかすめて飛んで来ます。ぶつかられるとかなり痛そうなので、注意しましょう。


Parap Market
Parap Market ある晩、ダウンタウンにあるThe Rock Oysterと言うシーフードレストランで大好物の牡蠣を堪能していたときに、「日本の方ですか?」と一週間ぶりに日本語で話しかけられました。「エッ?」と振り向くと、現地の方と結婚し、かわいい男の子を連れた日本人の女性が立っていました。
 その女性に、「明日(土曜日)、この場所でフリーマーケットをやっているから」と勧められたのがこのパラップ・マーケットです。
 場所は、ダウンタウンからStuart HWYを1kmほど行き、Parap Rd.を左に入るとやがてにぎやかな場所が見えます。そこがマーケットです。
 美味しそうな匂いにつられ、ビーフヌードルや、湯葉をココナッツカレーで煮たものなど、アジアに近いダーウィンならではの食べ物を楽しみました。あ〜、美味しい食べ物に囲まれている時って、本当に幸せ。

Stockes Hill Wharf
Stockes Hill Wharf ダウンタウンの東のはずれに、Stockes Hill Wharfと言う埠頭があります。
 このあたりの埠頭は太平洋戦争時に大活躍し、ここから数多くの軍艦が出港したそうです。そのため、船着場のスペースもそれらのサイズに合わせて必要以上に大きくなっていたり(当時は必要だったのでしょうけど)、物資を運搬していた鉄道のレールだけが残っていたりしています。ちなみに、今のダーウィンには鉄道は通っていません。 
 その波止場に入る手前に、Indo-Pacific Marineと言う小さな水族館と、Australian Pearling Exhibitionと言う真珠養殖に関する博物館が同じ建物の仲良く同居しています。
 
僕が訪れたとき、Indo-Pacific Marineは残念ながらお休みだったので、隣の博物館に入りました。
 中は清潔で良く手入れがされていて、真珠養殖にやダイバーの歴史などの展示物も見やすくなっていますが、スペースが無いためか、非常に小さい。そして館内の片隅にはブルームの日本人墓地で使用していた墓石が置いてあるので、さしずめ、ブルームの日本墓地&歴史博物館の合体縮小版と言う感じでした。ブルームに行く余裕のない人には、まとめてその展示物が見れてお得かも知れませんが、本当にそれらをじっくりと勉強したいならば、現地に行くべきだと僕は思います。
WW2 Storage TunnelMarine & Pearl 埠頭からダウンタウンに少し戻ったところに第2次世界大戦の時に貯蔵庫として利用していたトンネルが一般公開されています。
 トンネルの壁には、戦時中の写真が多数飾られています。トンネルの中は、人が少なくひっそりとしていて、天井からは水が漏れてきます。
 そのためか、このトンネルは本当に怖かったです。

Territory Wildlife Park & Berry Springs
Territory Wildlife Park ダウンタウンからStuart HWYを30kmほど走り、Cox Peninsulay Rd.を右折すると、途中に高速道路の料金所のようなゲートがあります。さらに木々の生い茂った道を奥に進むと大きい駐車場と事務所の建物が見えてきます。これが動物園の入口です。
 この動物園には、カンガルーやワラビーの放し飼いや世界各地の動物などと言った、オーストラリアの一般的な動物園と同じ部分はもちろんありますが、自然の森をうまく利用して造られたというだけあり、うっそうとした湿地帯に生息する水鳥やワニの様子を再現した、"Wet Land"というコーナー(写真左)がすごく良く出来ていると思いました。
 この動物園はかなり広いです。そして、かなり暑いです。もちろん、歩いて園内を回りブッシュウォークを楽しむのも良いですが、定期的に無料のかわいい乗り物が巡回しているので、移動の時はそれを利用するといいでしょう。また、ここでは予備の着替えを必ず持っていったほうが良いと思います。"Wet Land"と言うコーナーがあるだけに、湿度はかなり高く、汗は必ず出てきます。
Berry Springs この動物園のすぐ近くに、魚と一緒に泳げる自然の泉、Berry Springsがあります。僕が訪れた日もすでに何人かの人たちが泳いでいました。僕もチャレンジしようと思い、水着を持ってきていました。
 しかし、近くに寄ってみると、魚が数多く泳いでいるせいか、生臭い匂いがするので、泳ぐ気が失せてしまいました。
 仕方なく写真だけ撮って今回は退散です。

 帰り道、道の途中で野生のカンガルーのカップルが仲良くたたずんでいました。人間の活動エリアに野生動物がいるその光景が、なんとなく不思議に思えました。写真を撮ろうとすると、すぐにどこかに逃げてしまいました。


Adelaide(SA)  Broome(WA)  Canberra(ACT)  Capricorn Coast(QLD)  Gold Coast(QLD) 
 Perth & Suburbs(WA)  Port Macquarie & Wauchope(NSW)  
Sydney(NSW)
The Journey of Indian Pacific
What about Australia do you wanna know?

  


大阪 2004  
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