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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

木口家住宅(続き)

Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a histric district and heritage site of Japan, Residence of the Kiguchi family Page 2/2
 煙だし小屋根と虫籠窓
煙出し櫓(越屋根)虫籠窓(むしこまど)
 邸宅外観(城之門筋)
   
   出格子窓
出格子窓
 
  あて曲げの道 城之門筋

寺内町は戦国時代の自治・自衛都市の町割をそのまま残しており、直交する2つの道路(南北が筋、東西が町)をわずかにずらすことで、遠方がまっすぐに見通せない構造になっている。(右手前が木口家住宅)
木口家住宅 

Information

非公開

建築年代
1753年

所在地
城之門筋東林町

歴史(由来)
古い町絵図によると、この辺りは宝暦3年(1753年)から安永7年(1777年)の間に区画ができたと思われる。当家の母屋の遺構は古風な面が多く18世紀中期の築造と推定される。敷地内には江戸末期の土蔵2棟と明治の離れ座敷と蔵が残っており、かつての繁栄が偲ばれる。

当家は屋号を木綿屋(木綿庄)といいはじめは木綿商を営んでいたといわれるが、四代前より瀬戸物商に転じている。近くの堺筋沿いで瀬戸物商を開いておられたが、既に廃業されています。

屋号
木綿屋(木綿庄)

建物の特徴
屋敷地は一区画の3分の1を占める。正面にはガラスを埋め込んだショウ・ウインドウが設けられ、玄関先には 「上げ店」と呼ばれる上下に動く陳列棚が設けられている。
煙出し櫓(越屋根)
台所庭に置かれた竈の煙を屋外に出すためのもので、屋根の棟の部分に開口部を設けて、その上に小屋根(越屋根)が作られている。

虫籠窓(むしこまど)
塗り屋造りで塗り格子を付けた二階の窓をいう。厨子二階の通気孔から発生したと考えられている。町家でも多く用い、文様や商標を形どったものがある。

出格子窓
柱間内に作られる平格子窓に対して、柱より外側に張り出して設けられる格子窓。形態的には様々なものが見られるが、意匠はいずれも繊細で京格子とか千本格子などと呼ばれている。
 寺内町の建築様式
 屋根・屋根瓦
 虫籠窓
 格子窓
 土蔵
 煙だしの越屋根
 鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
 袖うだつ

ナビゲーション