北海道～広島縦断の旅2005

39日目：　9月17日（土）　上高地散策

朝の河童橋からの焼岳

明るくなっても、テントを林の中に張っているので、山の様子がよくわからない。川原近くまで出て確かめる。奥穂高岳付近から左側は雲がかかっているが、右側は晴れている。朝食をとり、今日もこのキャンプ場に泊まることを決めて散策に出かけることにする。筋肉痛で足取りが重い。6時半ではあるが既に多くの登山者やハイキングの人たちが明神に向かってぞろぞろ歩いている。さすがは3連休初日の土曜日だ。

河童橋では観光客に写真を撮るのを頼まれることが多く、気持ちよく引き受ける。梓川左岸沿いに下流へ歩く。田代池から流れ出る川にはカモが並んで浮いていて、観光客の格好の写真対象になっている。大正池のほとりで焼岳を眺め、大正池ホテルの前まで歩いてから引き返す。

田代湿原

大正池と焼岳

帰りは田代橋まで戻って橋を渡り、ウエストン碑等の前を通って梓川右岸沿いに歩く。

梓川のかも

河童橋・明神岳を望む

何十人もの人がたたずんだり写真を撮ったりしている河童橋を渡り、五千尺ホテル隣のおみやげ屋に入ると、お客が多い日だからなのか、ワインの試飲をやっていたので数種類飲ませてもらった。四賀ワイナリーの白ワイン「追熟仕込竜眼」というのが、甘めでさらっとした感じに飲めた。1600円（720ml）で売っていた。

いったんキャンプ場に戻り、テントを山の見晴らしが良い所へ移動させた。それから昼食を取りに、河童橋を渡った所にあるホテル白樺荘に隣接したレストラン「小梨」に入り、唯一普通の量でほぼ普通の価格の「山菜うどん」（600円）を食べる。食後も近くをぶらぶらする。キャンプ場に戻ると、あちこちテントが増えてきている。

今日はちょっと贅沢？に、15時半前に上高地温泉ホテルへ行って温泉（600円）に入る。ただし、距離がちょっとある。キャンプ場に戻り、山を見ながら夕食を食べて、のんびりする。今晩もなかなか山の雲が取れない。

• 今日の天気：晴時々曇
• 走行距離：0km
• 宿泊地：長野県松本市安曇上高地　小梨平キャンプ場
• 入浴地：上高地温泉ホテル（600円）

40日目：　9月18日（日）　上高地から岐阜県郡上市へ

山の上部に朝日がさす

3時頃、目が覚めて外に出てみると、明神岳や西穂高岳の方向は雲が多かったものの反対の方向は晴れていた。ただ、満月近い月明かりがあり、星はあまり見えない。もう一度寝て5時に起床。空はすっかり晴れて山が良く見える。日の出の時刻を過ぎて、次第に上の方から光が差し込みうす赤く見えてくる。

朝食をとった後、6時半頃に河童橋へ行く。もう既に多くの人が橋の上や周りにいる。しばらくはそのあたりをうろつき、山にかかる雲や陰の変化を眺める。

おなじみの風景7:10

良く見えてきた8:22

景色を堪能してからテントを撤収。上高地バスターミナルに歩いていく。梓川べりからバスターミナルに入っていく前に、しばらく立ち止まり山々の景色をじっと見る。平湯温泉行きのバスはほぼ満席の状態で10:10に出発。これで上高地ともお別れだ。大正池の南端にあるカーブの所で穂高の山々を見納めする。帰りのバスは、平湯バスターミナルでそこまでの乗客を降ろすと、そのままアカンダナ駐車場まで行った。駐車場で1日超過分の駐車料金を払い、平湯バスターミナルに戻ってコインロッカーから荷物を取り出しバイクに積む。

水がここで分かれる

高山方面へ下る。連休ということもあって、すれ違うバイクも多い。高山市内に入ると大渋滞。清見に入るとようやく流れるようになる。荘川の道の駅でさくらソフトクリーム（300円）というのがあったので食べてみた。一口かぶりつくと、桜のような香りがただよう。いいねえ。でも食べるにつれて慣れて普通の食感になってくる。

郡上市大和の道の駅では夕涼みコンサートとかで何やらバンド演奏が行われていた。隣の温泉に入った後、長良川のほとりにある公園隣の空地にテントを張る。

• 今日の天気：晴
• 走行距離：140.7km
• 宿泊地：岐阜県郡上市大和町奥長良ウインドパーク横の空地
• 入浴地：やまと温泉やすらぎ館（600円）