ロング・ラブレター〜漂流教室〜
        

◇1月9日(水)よりスタート フジテレビ 21:00〜21:54 毎週水曜日
データ S T A F C A S T H   P - -
あらすじ  1話  2話  3話  4話 5話 6話  7話  8話  9話  10話  11話
想い出の名シーン  1話  2話  3話  4話  5話  6話  7話  8話  9話  10話  11話
その他  1話

◆OnlyOne!ドラマ「ロング・ラブレター漂流教室」ページからのお知らせ◆
  
  最終回(11話)思いでの名シーンセリフチェキUP。
  最終回のあらすじについては、見方によっても表現が異なってきてしまい・・・
  どうしようか・・・迷っております。


<2002年に蒔かれた種子>
                          


 色々なストーリーが想像できるラスト。見る側の人間の生きてた経験値であったり、価値観であったり・・・さまざまだったと思います。でも、それはそれできっといいのではないかと思っています。ただ、あの物語はとても悲しかった・・・とおしゃる歳の若い方がいらしたこともあり、迷宮の中に迷ってしまわれたのではあまりにかわいそうな気がして、一つのストーリーを書いてみました。


 未来の本倉高校の校庭で筒に収められた手紙を過去に飛ばす際、浅海くんが言った言葉、「もしかしたら変わっているかもしれない」。そしてワープ・・・。気が付くと浅海くんは、過去の本倉高校の校庭にいますよね。戻った時点では、まだ未来の記憶を持っていて。ここには、亡くなった池垣くんや木さんも存在している。そう、過去が変わった・・・。教室に入って、結花の幻影を見つける。「これでよかったんだよね。」・・・。
 あの手紙は、ちりじりになってしまったけれど、もうきっとその手紙そのものは必要なくなって、というよりそれはきっと今の私達の心の中に届いている。漂流した学校で究極の中を生きた彼らと共に、感じて考えさせられたこと、それは壮大な彼らからの「ロングラブレター」でもあるのではないでしょうか。もしかしたら、浅海くんのように、あの生徒達も少しづつ違うところにきっと同じように戻っていて、やがてあの記憶は忘れてしまうけれども、きっと彼らの心に息づいている・・・。彼らは2002年にもう1度蒔かれた種子。そして一生懸命生きてゆく・・・。浅海くんも、ほら、結花と新しい1歩を歩き出せている・・・。


 あるいは、「地球よ生きかえれ」と念じて飛ばした瞬間に過去が変わった・・・。そう、あのメッセージ自身が私達の生きている時代に届いて、未来にいる彼らの住む世界をけしてあんな悲しい世界にしないように・・・、一生懸命生きる事。過去に戻った浅海も、藤沢の前に現れた結花も幻影。でもそこには漂流する前の彼らがいる。そして、未来はきっと、変えられる・・・ラストの青々とした景色は、希望・・・。いえ、今の私達が一生懸命生きて変えてゆくんです。そこで出てくるのが主題歌。一瞬にしてオアシスに変わる・・・んですよね。過去も変わって未来も変わる。未来に残された彼らは、オアシスの中にいるんだと・・・。ストーリーとしては、本当は誰も帰らなかったのかもしれないし、浅海くんだけ帰ったのかも知れない・・・いえ、両方存在しているかもしれない・・・なんて、考えると切りがありませんが・・・。


 今を一生懸命生きる。この今を一生懸命生きることが、未来へ繋がってゆくことでもあって。生きていれば、悲しいことも辛いこともあるけれども、あるいは、自分なんてこの世に必要ないなんて思っている人もいるかもしれないけれど、決してそんなことはなくて。きっと誰にだって生きている意味はあるだろうし、投げやったりしないで希望を捨てないで欲しいと。そうすれば、ラストで見せてくれた校門の向こうの青々とした景色・・・そんな世界にだってきっとできる。そう、私達ががんばらなくてはいけない、きっと世界は変えてゆける・・・、そんなメッセージを感じています。


 このストーリー自体は色々な見方があるでしょう。メッセージ(手紙自体ではなくて)だけが2002年の私達に届いた、あるいは過去も未来も共に存在して共に生きているかもしれない・・・。色んな意見があっていいんだと思います。どれがあっていてどれが間違っている・・・って言うものではないような気もします。でも、きっと皆さんの胸の中に、この大切なメッセージは届いていると・・・。このメッセージこそが2002年に蒔かれた種子・・・ではないでしょうか。「2002年のあなた」とは、きっと私達なんですね。もちろんストーリーの中では、未来の結花が浅海に宛てたものに違いないのですが・・・。


 私達は、忘れません、彼らのことを。
 私達は彼らに会えて、本当によかった・・・。本当に・・・。
                                      〜ゆま〜



Onlyにお寄せいただいた解釈の中から・・・
コージさんのものを載せてみました。

ストのみならず、このドラマを語る上でポイントになるのは、『未来は変えられる』という立場に立つのか、『未来は変えられない』という立場に立つのかということである。それは言いかえれば、『未来は一つ』なのか、『未来は二つ(以上)』なのかということだ。つまりは、自分が昨日に跳んだとして、そこで自分を殺したら自分はどうなるか、という問題である。前者の立場によれば、未来は一つなのだから、昨日以降の自分は存在しなくなり、未来は変わってしまうことになる。後者によれば、未来は変えられないので、何も変わってない未来と昨日以降は自分が存在しない未来というように二つに分かれてしまう。これは、タイム・トラベル物の作品で必ずポイントになることであり、それぞれの作品によって立場は異なってくる。例えば、『ドラゴンボール』は二つの未来の方であるし、確か『ドラえもん』は(多分)一つの未来の方である。このドラマでは、ラストからも分かるように『未来は変えられる』=『未来は一つ』という立場をとっていた。それは、砂漠の風景が緑に変わったことからも分かる。


の解釈では、手紙を過去に送る際に、浅海の学校の中のシーンがあるが、あれは浅海の心の中を描いた心理描写であると思う。だから、手紙を送った時に元の世界に跳んだのではなく、あの瞬間に心の中で自分の生きようとする意志を伝えて、そして手紙が跳び、過去が変わったのである。つまりは、浅海たちは元の世界には戻っていない。過去を変えたことで、それ(手紙が届いた時)以降の未来が変わってしまったのだ。だから、あの日に漂流などしなかったのかもしれないし、漂流後のエピソードも同じく無かったかもしれない。そして結果的に、その変わった過去の延長上に、緑の未来があったのだ。彼らの想いの力によって、導き出された未来を彼らは、どのように生きたのかは分からない。でも、浅海は懸命に生きたであろう。それは、過去を変える瞬間に言った「どんな未来が来ても、懸命に生きよう。俺達の未来のために」という言葉に表わされている。

 解釈の部分は、不十分な所が多いと思いますが、『未来は変えられる』=『未来は一つ』というコトを中心に考えて、また浅海や結花が元の世界に戻ったような場面も、心理描写や想いを(最終話では、より具現化して)表現したものと思っているということです。

  


※フォトは素材を使用し、こちらで作成したイメージ画像です。


 ◆ STAF ◆
 
 【原作】 楳図かずお 「漂流教室」/小学館
 【脚本】 大森美香
 【プロデュース】 山口雅俊、林 知幸
 【演出】 水田成英、武内英樹、木村達昭
 【主題歌】 山下達郎 「LOVELAND ISLAND」(BMGファンハウス)
 【制作】  フジテレビ第一制作部
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 ◆ CAST ◆ 更新2/9
 -漂流中の教職員☆、漂流中の生徒★、行方不明▲、死亡×-
慰霊碑で確認できた名前◆
※ここは改めて、書きなおす予定です・・・。第10話までの様子ですので・・。
主要人物
 ☆ 三崎結花 (常盤貴子) (28)父の花屋ミサキフローリストで働く。
 ☆◆浅海暁生 (窪塚洋介) (23)本倉高校2年C組担任、数学教師。
  ★◆大友 唯 (山下智久) (17)2年C組。国語教師の関谷則子から好かれる。※「唯=ただし」と読みます。
  ★◆高松 翔 (山田孝之) (17)2年C組 一ノ瀬と交際中。
      藤沢隆太 (妻夫木聡) (20)すし屋で修行。昔は問題児。
  ☆◆関谷則子 (中島宏海) (32)2年A組担任。
国語教師。ローン会社に多額の借金
     一ノ瀬かおる (水川あさみ) (17)2年B組、高松と交際中。
     中沢純子 (石橋けい) (23)レポーター。第10話でレポーターをやめる。
     三崎重雄 (大杉 連) (55)三崎結花の父。花屋。妻とは死別。
     山田信一 (内田朝陽) 一ノ瀬に思いを寄せるC組の学生。
その他 C組
  ★◆川田咲子 (大村彩子) 生徒会役員、しっかり者。
  ★◆安堂千里 (今江千佳) 浅海を好きな学生。
 ×★◆池垣文也 (松本信夫) 灰色のセーターを着ていた学生。8話で竜巻の最中、風に飛ばされた物に頭を打ち死亡。
  ★◆田代 仁 (内田謙太) 灰色のパーカーをきていた学生。サバイバルのアドバイスをする。妙に異変に敏感。
  ★◆荏田雄一 (大沢朋司) めがねをかけ、ちょっと太め。
※「荏田=えだ」と読みます。
  ★◆金沢真紀 (石井里弥) 目が大きくておとなしめの女の子。悲観して自殺しようとする。畑と仲がいい。
  ★◆畑 圭司 (鈴木 圭) 薄い茶色のセーターを着た学生。第10話では、金沢と結婚宣言をする。
A組
 ×★◆高木美雪 (小泉絵美子) テストを盗んだ首謀者。漂流後は、手腕をかわれ「防衛大臣」となり、学校内の治安を見守る。第10話で、勇敢にも未知の生物に立ち向かい亡くなる。
      川和ハツ子 (安堂 聖) 漂流せずに見つかった生徒。
  ★  東 トメ子 (高木真依子) 美雪の相棒
D組
  ★◆舞岡あずさ (香里奈) D組のマドンナ。
  ★◆伊勢原正志 (中重 論) 武道着を着た舞岡の取り巻き。舞岡にメロメロ。
 ×★◆二宮恵太 (一條 俊) 武道着を着た伊勢原の友人。漂流中は、常に反抗的な態度をとっている。第10話で未知の生物に襲われ死亡。
その他
  ★◆西 あゆみ (赤咲怜奈) 小さいころ脊髄をいため片足が動かない。
第5話で、謎の侵入者と旅立ってしまう。
  ★◆柳瀬俊介 (鳥居紀彦) 三年生で、東大受験を目指す。医学部志望。
  ★◆我猛 翠 (鈴木えみ) B組で、パソコン少女。※「我猛=がもう?がも?」抜群の頭脳で、過去へ帰る方法を探る。
  ★◆愛川京子 (小森早也香) 陸上部2年で、怪我をする浅海を看護する。浅海の手術の際、柳瀬の手伝いをする。
  ★  深沢サエ (長屋光紗) テニス部一年。
  ★◆寒川則香 (田口寛子) のりピー。高松に思いを寄せる。
  ★◆大久保晃弘 (田中伸彦) 陸上部。黒いTシャツ
  ★◆辰巳寛人 (福士誠治) 陸上部。ボーズ頭二宮と学校を飛び出したまま行方不明。
      畑 ゆり子 (桜庭奈保) 畑の妹。バイオリンを持っていた。
教職員
 ×◆若原述之 (中丸新将) 人格者的教師だったが、豹変してしまう。
第6話で変わり果てた姿で戻るが、一気に水を飲み息耐える。死亡?
 ×◆平沼 剛 (増田由紀夫) ちょっと太目の先生。3話で若原らに殺される。
 ▲◆追浜雄三 (小原雅人) 第3話でナイフを持って高松らを襲う。
 ☆◆岡津三蔵 (モロ師岡) 用務員 ※「岡津=おかつ」と読みます。 
 ▲  鶴見 (伊藤正之) 漂流後まもなく、現実を受け入れられず妻の名を呼びながら荒野にきえる。
その他
(鄭 龍進) 謎の侵入者(首謀者)
(天野 裕朗) 謎の侵入者(浅海に襲いかかった侵入者)
(虎牙 光揮) 謎の侵入者(西を連れて逃げた侵入者)
  大友恵美子 (宮田早苗) 大友唯の母。
  柳瀬菊枝 (酒井麻吏) 柳瀬俊介の母
  ノブ (山西 悼) 学校が漂流する際に発生した突風の証言をする。その際、ある物が入った紙袋を飛ばしたと語る。
  レイコ (須藤寛子) ノブと一緒にいた女性。身重。
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 ◆ HP ◆
 
 ドラマ「ロング・ラブレター」公式サイト※
 原作(楳図かずお 「漂流教室」)公式サイト
 
※原作の内容が知りたいという方へ
一応、原作の内容を紹介されているところがあるのですが、ネタバレの恐れもありますので、本当に知りたい方だけになさってくださいね。 こちら
 
※ドラマのリンクバナーは、当サイトで制作したものです。  BACK
 

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