Rockhampton & Capricorn Coast, |
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"Rockhampton"とは、「岩に近い町」を意味します。 南回帰線上に位置し、市内中心部のちょっと外れにあるインフォメーション・センターには南回帰線(The Tropic of Capricorn)の碑が立っています。そのインフォメーションセンターではカプリコーン・コーストに関する案内が一番の仕事となっている通り、この町はカプリコーン・コースへの玄関口となっています。 町は19世紀にゴールド・ラッシュで繁栄しました。その時の様子は、ロックハンプトンから車で1時間ほど内陸に走ったマウント・モーガン(Mount Mogan)で知る事ができます。 ゴールド・ラッシュ後は、畜牛の集積地として栄ました。この町は今でも"Beef Capital"と呼ばれており、町を突き抜ける幹線道路のBruce HWYには、中央に大きな肉牛のモニュメントのある場所があります。 ロックハンプトンから東に1時間弱ほどドライブすると、50km程にわたり続くカプリコーン・コーストに着きます。人が少なく、寂しい感じのするビーチですが、それが一人旅の自分の心を惹きつけました。カプリコーン・コーストの中心地となるヤプーン(Yeppoon)は、街中を歩く人々で一番多いのがサーファーたちと言う場所です。 1999年9月、ニュージーランドでのファームステイを終えた僕は、ブリスベンを経由してロックハンプトンの空港に降り立ち、レンタカーを借りてカプリコーン・コーストの中心地・ヤプーンに向かい、しばらくの間、海沿いのちっぽけなモーテルで寝起きをしました。 僕がこの町に来た理由は、きれいだけど人がまばらなビーチがある、もちろん日本人など自分以外に見当たらないと言うことでした。 当時、人がまばら…一人で色々と考えることが出来る場所に行くと言う事に殊更こだわりました。 この年、僕は仕事が原因で、今までにない精神的なスランプに陥りました。 ある大きなプロジェクトのメンバーとして大きな仕事をやり遂げましたが、その過程で色々な人間の裏切り、エゴを散々見せられ続けました。その中には自分が信じてきた人間もいて、何を信じたら良いのか、分からなくなってしまった事もありました。 仕事で燃え尽き、人を信じられなくなり、これから自分はどうしたら良いのか…それを静かな場所で考えたかったのです。 結局、その時に明確な答えは出せませんでした。 しかし、ニュージーランドでのファームステイでホスト・ファミリーの暖かさに触れ、この地で触れた人々にも暖かく接してもらい、少なくとも当面続けられるだけのエネルギーはもらえました。 それから4年が経ち、その間に自分の未熟さを痛感すると同時に心に負った傷も何とか癒え、結局今も同じ場所で頑張っています。 心に傷を負った時と同じ場所で頑張っている事が良かったのか、悪かったのか…自分には分かりませんが、どちらに転ぶにしてもそれは自分次第だと考えています。 自分の今後の人生を考えるために毎晩のように車で出かけたヤプーンの海の見える丘の上…海が見えるというだけで他には何も無い場所ですが、僕にとってはとてもとても大事な思い出の場所。今度そこに行くときは、心から笑ってご無沙汰している間のことを報告したいと思っています。 |
あれから、7年の年月が… 2006年8月、7年ぶりの訪れたときの旅日記はこちら |
もっと癒されたくて… 2007年8月、3度目のカプリコーンコースト旅日記はこちら |
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Capricorn Caverns Cooberrie Park Downtown of Rockhampton Downtown of Yeppoon |
Dreamtime Culture Centre Emu Park Japanese Garden Mount Mogan |
Capricorn Caverns ロックハンプトン中心部から車でBruce HWYを北に23km走った所にある洞窟です。 この洞窟は主に石灰岩で形成されており、構内の所々で様々な形、光の反射、動植物の化石等を見せてくれます。 一般向けのガイド付きのツアーが毎日開催されています。 ツアーは右の写真の入口より出発し、あるときは広くなり、ある時は人ひとり通るのがやっとと言うほど狭くなる洞窟をガイドさんと共に探検します。「探検」…と言うと聞こえは良いですが、実際には歩行者用の通路が完備されていて、ガイドさんの指示に従って行動していれば至って安全な「散策」です。 この洞窟の一番の売りは、ポッカリと大きく開いた空間に造られた大聖堂(Cathedral、下の写真↓)。 実際に、何組ものカップルがここで挙式したそうですが、これらの椅子、一体どうやってここまで持ち込んだんだ?!…なんて事を考えると、夜も眠れやしない!(←春日三球・照代の『地下鉄』ネタのパクリです。分かりますか?) |
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初めて入る洞窟の中では、この先に何があるのかさっぱり分かりません。ちょっとドキドキ… | 天然のCathedral(大聖堂)。 ここで結婚式を挙げることもできるそうです。 |
洞窟についての説明を丁寧にしてくれたガイドさん。その後ろで植物が根をはっているのが分かりますか? |
Cooberrie Park ヤプーンの中心部から車で細い道を走らせること30分で着くのがこの動物公園。 ここでは交通事故で親を亡くした動物の子供たちの世話もしていて、この時の様子がTBS系列の「世界ウルルン滞在記」で紹介されたこともあります。 たくさんのカンガルーが放し飼いにされていて、彼らと楽しむのも良いですが、ここはコアラの抱っこがOKのクイーンズランド州、せっかく来たんだからコアラを抱こうじゃありませんか! …ちゅーことで、僕も抱かせてもらいました。しかも子供をおんぶしているコアラを。コアラもヒシッて抱きついてくれるのが、何だか信頼されてるようで嬉しいです。 この動物公園では老夫婦とその小さなお孫さんが訪問者の相手をしていますが、日本から来た19歳の男の子もここで働いていました。 彼は殆どお金の無い状態でオーストラリアに来て、英語の勉強をしながらここで働いていると言ってました。訪問客の相手や様々な雑務を一生懸命こなしていました。 彼は今はどこで何をしているかな?? |
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本当は寝ているはずの時間にお仕事しているこあらさん、眠そうですね。ご苦労様です!(*_*)> | 抱きましたよ、僕も。 写真じゃちょっと分かりづらいですが、子こあらも一緒です。 |
蛇を巻きつけている子供達。 左の女の子は動物園のご主人のお孫さんです。 |
Downtown of Rockhampton ロックハンプトンの街の中心部は他のオーストラリアの地方の町同様、それほど大きくありません。 しかしながら、その小さな中心部には、19世紀にゴールドラッシュで栄えた歴史を持つオーストラリアでは割と古くから栄えた町らしく、歴史を感じさせる立派な建物が数多く集まっています。 GPO(中央郵便局)、裁判所、税関、寺院…どれもどっしりと構えた立派な建物です。 この町で買い物や食事をするのであれば、フィッツロイ川(Fitzroy River)と近くのEast St.に行く事になります。East St.の歩行者天国の近辺にショッピングモール、インフォメーション・センター、アコモ、バー、銀行、航空会社のオフィス、警察署など生活に必要なものは全て揃っています。 この町は空路、鉄道、車でカプリコーン・コーストへ向かう人々の玄関口であり、基本的に日常生活を送る町です。この町自体に「これ」と言った見所はありません。 強いて挙げるとすれば、中心部の外れにある植物園(日本庭園(Japanese Garden)があります。)や動物園、町を貫通する幹線道路Bruce HWYをブリスベン方面に南下したインフォメーション・センター前にある南回帰線の碑(右の写真→)、そして歴史的建造物くらいでしょうか。日本庭園以外は別に見ても見なくてもどうと言う事はないものばかりです。 |
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かつて税関として活躍した建物です。 | 由緒あるGPO(中央郵便局)と新しい建物が向かい合う町の中心部、East St. | 歴史を感じさせる建物が並ぶQuay St. ビジター向けの観光案内所もあります。 |
Rockhampton Zoo近くのMurray Lagoon。 ここも街の中心部のすぐ近くにあるんですよ。 |
「ゴトゴト」と言う音に振り向いてみたら、何と道路の真ん中を貨物列車が! Denison St.には鉄道のレールが敷かれています。 |
ブリスベンとはこの小さな飛行機で行き来しました。 |
Downtown of Yeppoon Capricorn Coastの中心地、ヤプーンはロックハンプトンから約40km東に位置するサーファーたちの町です。 ロックハンプトンの空港でレンタカーを借り、ロックハンプトンの町を素通りし、真っ直ぐ向かったこのちょっと寂しい感じのCapricorn Coastの中心地…当時、とにかく静かに過ごしたかった僕にとって、ここはピッタリの場所でした。 宿の予約などせずこの町にやって来た僕は町に着くなりインフォメーション・センターに向かい、アコモを探してもらいました。 「静かでシャワーさえ出ればどこでも構わない」と。 教えてくれたのは、ヤプーンの中心部から車で10分ほど南に走った海沿いのElgan Motelと言う小さなモーテルでした。 ここを拠点にし、昼間に気が向けば周辺の観光スポットにフラッと出かけ、何もしたくなければプールサイドで昼寝をして、そして自分自身の人生を考える…そんな毎日を送っていました。 …と、何やらシミッたれた話をしてしまいましたが、この町はサーファーでなくとも楽しめる町。周囲にはのんびりしたビーチがあり、沖合いのGreat Keppel Islandに行けば、やはりビーチでのんびりしたり、シュノーケリング等で楽しむことができます。 また、小さな町なのに美味しい中華料理屋が2件もあり、喰うにも困らない場所でもあります。 |
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ヤプーンの町のすぐそばのビーチ、Lammermoon Beach | 町の中心部から車で5分ほどの Keppel Bay Marina |
Keppel Bay Marinaからは、このGreat Keppel Islandに行く事が出来ます。 |
お世話になったアコモのすぐ近くのKinka Beach | お世話になったアコモ、Elgan Motelの入口です。 | ここはWreck Pointにある展望台。 トップで述べた自分のこれからの人生を考え直すために毎晩訪れた、僕にとっては大事な場所です。 この車は、僕が借りたトヨタ・カムリです。 |
Dreamtime Culture Centre オーストラリアでも最大級のアボリジニの生活の様子を伝える施設。 白人入植前のドリームタイム…オーストラリアの先住民アボリジニたちが自分たちの流儀で旅をし、生活していた時代の様子を、一日数回に開催されるツアーで紹介してくれます。 ツアーではアボリジニのガイドさんがディジュリドゥの演奏会、住居の中、踊り、狩猟の様子などを細かく説明してくれます。 ここは、ロックハンプトンの中心部からBruce HWYを北に約6kmのところにあります。 |
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さぁ、到着しました! | 洞窟の入口を入るとオフィスが。 | これがアボリジなるアートです。現在、彼らの絵の芸術的な価値がかなり見直されてきているそうです。 Tシャツになったりしているので、見たことがある人も多いのでは? |
アボリジニたちの住居。 僕の部屋より狭い場所で家族で暮らしていました。彼らの生活は質素、ムダが全く無かったのです。 |
アボリジニたちが残した壁画。 固有の文字を持たなかった彼らは、オーストラリアの至る所でこのような絵によりメッセージを残してきました。 |
岩から流れ出る噴水、この施設内にあったのですが、これの意味するところは??これだけは展示の主旨が分かりませんでした。 |
Emu Park ここはCapricorn Coast最南端の町。ロックハンプトンから車で40分、ヤプーンからは同じく車で約20分で行けます。 ここは数百人の人が静かに暮らす小さな町で、Fishermas's Beachと言うヤシの木に囲まれたビーチと、そのそばの小高い丘にあるKele Parkと言うJames Cookに関連する記念碑がある公園以外に楽しめるものは何もありません。 ここへはロックハンプトンからヤプーンに行く途中に休憩で立ち寄ったり食材の買出しに来たりしました。 |
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Fisherman's Beach | Kele Park | James Cookの記念碑 |
Japanese Garden 帰国の途に就く日、飛行機の出発までヒマを持て余していた僕は、市内中心部のちょっと外れにあるロックハンプトン植物園(The Rockhampton Botanic Gardens)に行ってみることにしました。 植物に特段の興味があった訳ではありません。インフォメーション・センターでもらったパンフレットで、日本庭園のことが紹介されていたからです。 未だに何かと誤解されがちな日本の文化、「チョンマゲをしているヤツ、まだいるんだろ?」と、にわか日本かぶれっぽい勘違いさんがいる(←実話です)この国で日本庭園がどんな風に作られているかに興味があったのです。 行ってみた感想は… 見事です! 正しく日本にある庭園をそのままここオーストラリアに移植したようであるだけでなく、建物や植え込みが日本の雰囲気を損なわないようにちゃんと手入れされているのです。 日本が恋しくなった方もそうでない方も、ここまでちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょう? |
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おぉ、これこれ! 右…ぢゃなくて、真っ直ぐ行けば良いんスね。 |
オージーらしき人たちが… 彼らにはこの庭園、どう映っているのでしょう?? |
見て下さい! 我々日本人から見ても、手入れの行き届いた立派な庭園でしょ? |
Mount Mogan かつてゴールド・ラッシュで栄えたロックハンプトンとその周辺地域。 ロックハンプトン中心部から南南西に約40km、マウント・モーガンはゴールド・ラッシュ当時の面影を今も色濃く残す小さな町です。夢見る人たちでみなぎる活気は、もはや望むべくもないのですが… 町に入ると、まるで数十年も昔にタイムスリップしたかのような感覚に陥りますが、そこはNSW州WauchopeにあるTimbertownのような観光客向けに作られたアトラクションではなく、実際に人々がひっそりと(?)暮らしている町なのです。 今でも町外れの鉱山では、金や銅が採掘されています。 1.Railway Station 車でマウントモーガンを訪れると、最初に通りかかる公共の施設。 駅舎の中にはインフォメーション・センターがあり、駅からは毎週日曜日に観光客向けに蒸気機関車が運転されています。 |
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まるでアメリカの西部開拓時代にタイムスリップしそうな駅舎。中にはインフォメーション・センターがあります。映画のセットみたいですねぇ。 | 寂れた感じの駅の構内。昔はここを汽車がせわしく走っていたのでしょう。 | 駅の外れで休憩中の車両。 …何年もの間、ず〜っとお休み中って話も… |
2.Historical Museum 町の中心、Morgan St.にある歴史博物館。 かなり年を召されたお爺さんが切り盛りしています。 主にゴールドラッシュ時代に使われた色々な道具、当時の床屋さんを復元したものなどが展示されています。 |
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急な坂を降りきろうとするところに博物館の入口が。 | 館内の様子。 様々な展示物が整然と置かれています。 |
左は当時の美容院、右は乗用車です。 |
3.Town Centre 街の印象は、坂が多いこと、それと鉄道に頼ってきたのか、昔の鉄道に関連する置き物が目立ったこと、廃屋が多く、決してこの町での生活は楽ではなさそう(恐らく、鉱業の他は観光が重要な収入源となっている模様。)と感じた事…などでした。 でも、下界(?)のロックハンプトン中心部に比べ、空気は美味しかったです。 決して元気のある町ではありません。 ここは数少ない人たちがひっそりと暮らす静かな場所、そんな場所に行くことを考えている方にはお勧めです。 (僕はこう言う町が好きです。) |
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歴史博物館の反対側にあるLeichhardt Hotel。 恐らくこの町ただ一つのホテルかと思われます。 |
Morgan St. 左側にLeichhardt Hotel、右に歴史博物館があります。 |
誰にも使われなくなった建物。 ゴールドラッシュ時の活況は望むべくもありません。 |
East St.に展示(放置…?)された機関車。 これ、本当に使われていたのでしょうか? |
町のちょっと外れ、Rotery Lookoutにて。 東京まで7389km。あぁ、随分遠くまで来ちまった… |
町からちょっと離れた場所にある採掘現場。 |
Adelaide(SA) Broome(WA) Canberra(ACT) Darwin(NT) Gold Coast(QLD)
Perth & Suburbs(WA) Port Macquarie & Wauchope(NSW) Sydney(NSW)
The Journey of Indian Pacific
What about Australia do you wanna know?
大阪 2004 法師温泉 Hong Kong Farm Stay in NZ