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疑問その2

そもそも榎さんは自分の視たい情報を視られるわけではないので
鉄鼠で仮に全員の僧と会っていたとしても
ごく短時間ですべての記憶を視られるわけもなく
その間に視なかったからそいつが犯人でないとは言いきれないわけで。

これは邪魅でもちょっと思ったんですね。
木偶の坊はうつ伏せに会ってないぞとかいうセリフがあったんですが
そう言い切ることはできないだろうと。


まあ、科学的にはそうなんですがね。
実際どんなふうに視えてるかはわからないし(笑)
先回も書いたように、そんな論理的に記述が正確かどうかなんて意味ないわけですが。
でもあえてつっこむとすればその辺はあのシリーズの弱点じゃないかと思います。

疑問その1

鉄鼠で、あの段階で、榎さんは寺の中の坊さん全員を見ていたのかな?
と考えると、違うだろう。
なぜに榎さんはあんなにすぐに、ここには犯人はいないと結論を出してしまったのかな。


嫌な考え方をすれば、実は榎さんは仁秀さんを見ていて
彼が犯人だとわかったからこそ、ここにはいないと言ったのかもしれないけれど
だったらいつまでもあそこでぐずぐずしてる必要はないだろうし
やっぱりわざと犯人を見逃すだけの理由はないと思う。

読者にとってはヒントだけどね(笑)。
私なんか推理ができないから
なんとなく怪しい人数人候補がいて
その中に仁秀さんが入っていたので
榎さんが、ここに、つまり寺の中には犯人がいないと言った時点で
ならあの人か、といういい加減な結論に達したわけだけど。


まあ、そもそも作者が榎さんの眼をそういう使い方しか(読者へのヒント)してないんだから
なぜあの時点で断言したかなんて追及してもしょうがないんだけどね。
だったら言うなって?(笑)

疑問その0

絡新婦じゃなくて鉄鼠の話ですが、
鉄鼠で、関くんが、榎さんがもし仁秀に会っていたとしても
「矢張りそう云っていたかもしれぬ。そんな気がした」
と語っています。
そう云っていたというのは、ここには犯人はいないということ。

でも、そうかな。
もしはっきり犯人がわかっていたのにそういわなかったために
その後も罪のない人が殺されたらどう思うんだろう。
仁秀さんを断罪するつもりがなかったにしても、だ。


ちょっとこの件については他の作品のことも関係して疑問があるので
長くなるのでまた後日。

さようなら10と「その温もりを」の時系列

「さようなら」の続き、最後まで構成はできてるんですが
その中のエピソードを一つ当初の予定から変更しようかなと思い、
じゃあ、どうしようかとずっと悩んで
結局元に戻すことにしました(笑)。
美由紀が見ちゃったのはいつかというのを変更すればいいんだ、と。
いや、どっちみち私の頭の中にあっただけのものですからどうでもいいんですけどね(笑)。
すいませんね、意味不明な独り言で(笑)。

なんか書くと思考がまとまるんですよ。

さようならと云えるまで8について

えー、更新した後、ちょびっと加筆しようかと思ってやっぱりやめました。
映画観た後榎さんが、にゃんこが化けないからつまらないとか言い出すかなと思ったんですが
美波絹子(あれ、こんな字だっけ?)の「三四郎」を観ていたということなので、
わりと普通に普通の映画も観るんじゃないかと思ってやめた次第。

どういう映画が好きなんだろうなあ。
「風とともに去りぬ」は違うだろうなあ、と思う、というより思いたい(笑)。