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大河内君て

なにげにややこしい経歴の持ち主ですよね。
一高時代のエピソードといい、モデルがあるんじゃないのかなあ。

ところで、「雲外鏡」の中で神無月が榎さんの人脈について本島君に問いただしている場面があるんですが、

カストリ上がりのアングラトップ屋=鳥ちゃん
科学雑誌の記者=敦ちゃん
東京警視庁捜査一課の刑事=この時点では青木
所轄署の刑事=木場修(社長や亀ちゃんも含まれる?)
派出所の警官=河原崎くん、大磯の派出所の木林さん
監察医=里村くん
骨董屋=マチコさん
小説家=関君
如何わしい貿易商=司くん?
映画屋=川新
学者に僧侶……

僧侶は情報源にはなるだろうが、「探偵の手足となって働く人材」ではないだろうな。
常信さんとかのことなんだろうけど。
で、わからないのが「学者」。
これ、大河内くん?
たしか家業を継いで、片手間に翻訳をしてるんだっけ?
それは学者と言うのだろうか。
かといって大河内教授とでは直接榎さんと接点ないしな。
だれか忘れてるかしら。

さようならと云えるまで4について

異論のある方もいらっしゃるとは思うのですが…。
中禅寺はどんなふうに来宮秀美から話を聞いたのかとか、
秀美に本当のことを全部話したんだろうかとかちょっと気になってたんですね。
多分もっと中禅寺はうまくやったことと思います(笑)。

ただ、真実(ほんとう)のことは全部はしゃべってないだろうと思ったんです。
というより、そうはしてほしくないなというか。
もちろん秀美は真実を知る権利がありますよ。
ありますけど、知ったら余計傷付くというか、虚しいだけだろうと思うんです。
私だったら余計にやり切れないなと。
だから、上手に嘘をついてあげてほしかったんです。
宏美を庇う気はさらさらありません。

自称「嘘と坊主の髷はゆったことがない」中禅寺ですが、
それ自体が既に大嘘だと思ってまして(笑)。
きっと中禅寺はもっと上手に嘘をついたことでしょう…。

榎さんの年齢について(もういい? 笑)

関くんより1期上で年齢が木場修と同じ、
という矛盾点の解決が見えた、ような気がした(笑)。

榎木津家のことだから、海外に行っていた期間があったとも考えられるけど
それを匂わせる記述は全くないし、教育制度が今よりフレキシブルだったようなので、
しかも普通よりずっと賢かった榎さんが
日本に戻ってきてブランクの分遅れるとは思えない。

とはいえ、実際どうなのかというのは作者が書かなければ真相はわからないので、「考えるだけ無駄」ではあるんだけれど。
まあ、無駄なことを考えるのが同人だから(そうか?)。

ポイントは、そのフレキシブルな教育制度。
よくご存じの方は、今さらかい! と私の無知を笑いながら読んでください。
いや、読まなくてもいいけど(笑)。
戦前、義務教育は8年だったらしいのですね。
尋常小学校6年、尋常高等小学校2年。
私、尋常小学校で終わりかと思ってたんですよ。
でも尋常小学校を出た後、旧制中学に行く道もあったわけですね。
中学は「12歳以上」で入学ということだから、高等小学校を出てから中等学校に行くことも可能だったと思うんです。
ただ、その際、中学3年に編入できたのか、1年からだったのか分からないんだけど、
もし榎さんが尋常小学校6年、尋常高等小学校2年、中等学校5年とフルに通った後、一高に入り
関君は尋常小学校卒後すぐ中学に入り、4年修了時に一高に入ったとすれば
一高での学年は一つ違いでも、年齢は榎さんが四つ上になりませんか?
計算苦手だから間違ってるかもだけど。
それだと、姑獲鳥の年に榎さん35歳になり、木場修と同じになります。

その場合、中禅寺の学歴は不明なので、年齢的にはもしかしたら関君と同じではなく
榎さん>中禅寺>関君
の可能性もありますね。

その場合でなくても、複線式の学制の下では、もしかしたら
榎さん=中禅寺>関君
もあり得ますね。それも面白いかも。


が、榎さんが人並み外れて優秀だったのは周りより年齢が上だったからとはとても思えない。
そんなこつこつ型じゃないですもんね(笑)。
単に本人がそうしたかった(全部通いたかった)という可能性もなくはないけど。
どちらかというと学校の勉強が好きとは思えないし。

計算上成り立つというだけで、説得力は皆無だなーと自分でも思う(笑)。

拍手お礼文1について

ふっと思いついたんです。

決して榎さんがこういう人だと、榎さんの自己評価というものがこうだと言いたいわけじゃありません。

本当に、ふっと思いついてしまった。そんな感じです。
なので正式にアップするのも憚られて、
あそこに置いてみました。

今出川欣一さんて

探偵の従兄なんですよね、叔父さんではなく。

でも榎さんが今出川さんを指して「小父貴」と言っているところから
結構年上のように思えますよね。
幾ら年上でも、二つ三つ年上なだけの従兄が従弟の縁談の世話までしないですよね、普通。
幾らお節介の人でも。

しかも榎さんのおかーさまの弟の息子でしたね、たしか。
おかーさまの兄ではなく。
おかーさまの妹の息子でもなく。

昔の女性だし、そんなに20歳を幾つも過ぎてから結婚ということもないんだろうし
普通に考えたらお姉さんのほうが弟よりは先に結婚するよね。
仮に年子だとしてもよ。

にもかかわらず、母親の弟のほうにそんな年上の従兄がいるってことは?
べつに話としては従兄でなくて叔父でも全然おけーというか、むしろそのほうが自然だと思うのに。
何か家系図があるんでしょうかね、京極先生の頭の中には。

榎さんのおかーさまがなかなか子供に恵まれなかったか
榎さんと総一郎さんとの間がかなり離れてるか。
要するに気になるのはここ↑なんですが(笑)。