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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

じないまち訪問記24 2014年8月30日(土)第11回寺内町燈路

 【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Travelogues by Author - Jinaimachi summer street lantern festival
20148月30日(土)

過ぎゆく夏の風物詩となった大阪府富田林市の寺内町燈路。今年で第11回目を迎えました。

日中は夏空が広がり、気温は30度を超える猛暑日になりました。重要文化財・(旧)杉山家住宅で写真撮影を済ませた後、寺内町燈路の会場に向かいました。通りのあちらこちらにはのぼり旗が据えられて、イベント気分が盛り上がります。夕方にかけて黒雲が立ち込め、空気が不安定になり、午後5時半頃には一時、夕立がありました。辺りが暗くなった寺内町燈路の点灯時刻までには、幸いお天気が回復して、家族連れなど多くの見物の人達で、寺内町の通りが埋まり始めました。夕立のおかげで、少しですが凌ぎ易くなりました。

通りの両側に一列に並べられた行燈は一斉に点灯されて、淡い橙色の光を放ち始めました。行燈のすぐ近くまでレンズを近づけてカメラに収める人や、団扇片手の浴衣姿の方を通りのあちらこちらで沢山見かけました。今年、重要文化財に指定された興正寺別院では、山門から本堂に通じる境内一面に行燈が並べられて、淡い光の幻想的な光景が浮かび上がりました。

それぞれの人の記憶の中に、今年も幻想的な光景を刻み込んで、行く夏を惜しむ寺内町恒例イベントは最高潮に達しました。今年も多くの方にご来場頂きまして、有難うございました。また、イベント開催関係者の皆様、お疲れ様でした。

2014年9月1管理人@横浜
 
寺内町classico
 
城之門筋
 
重要文化財・興正寺別院
 
重要文化財・興正寺別院
 
重要文化財・興正寺別院
 
重要文化財・興正寺別院
 
城之門筋
 
城之門筋
 
城之門筋
 
城之門筋
 
御坊町
 
(東)林町
   
寺内町の各会場では様々な催しも開催されました。臨時の屋台テントなどが広場に並び、ビールや食べ物を楽しむ人で埋め尽くされました。野外特設会場で行われた、南河内や富田林寺内町の昔の写真などをスライド上映で綴る特別企画には、多くの方が足を留めて解説に聴き入りました。 
 
寺内町交流館
 
寺内町交流館
 
寺内町交流館
 
子ども縁日
 
子ども縁日
 
子ども縁日
 
富田林今昔スライド上映会
 
河内名所図会(スライド上映)
   
富山町
 
城之門筋
 
富山町
じないまち探訪記
じないまち随想 
 ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人)


Information


(富田林市提供、禁無断転載)

富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。


重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。

寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。

また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。


興正寺別院(富田林御坊)

真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。


応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。

城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。

ボランティア・ガイド




団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)

 立ち寄ってみたいお店
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
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 歴史的建造物一覧(寺院・町家)
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 歴史的町並み景観の整備・保全

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