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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

じないまち訪問記28 2014年11月8日(土)・9日(日)花嫁行列・昔の婚礼儀式

Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Travelogues by Author - Series Vol. 28 Traditional Wedding Ceremony
 
花嫁行列(富山町
 
花嫁行列(城之門筋
2014118日(土)
暦の上では立冬を過ぎたせいか、薄日の差す曇り空のせいか、少し肌寒い一日となりました。

富田林寺内町では、この日から始まったばかりの「楽食楽まちじないまち」の観光キャンペーンの一環として、昨年に続いて花嫁行列と昔の婚礼が催されました。日常生活では見ることのない昔ながらの花嫁行列が見られるとあって、寺内町の沿道には夕方の時間帯にもかかわらず、多くの地元の方々や来訪者が花嫁行列を見守りました。行列は(旧)田中家住宅1615分に出発して、約45分かけて城之門筋など寺内町の中心部を重要文化財・(旧)杉山家住宅まで練り歩きました。途中の重要文化財・興正寺別院山門前と、終点の(旧)杉山家住宅前では写真撮影会も実施されて、カメラファンのフラッシュ放列が暫く続きました。
 
重要文化財・興正寺別院・山門
 
花嫁行列(城之門筋
 
重要文化財・興正寺別院・山門
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
花嫁行列が終わり、周りが夕闇に包まれると重要文化財・(旧)杉山家住宅の中で、昔の婚礼儀式(模擬)が厳かに執り行われました。(富田林寺内町文化トラスト主催、富田林市教育委員会文化財課共催)事前に入場整理券を入手して集まった約70名の観客を前に、ライトに照らし出されたみせの間の中央には金屏風を背に新郎新婦、両脇には仲人が座り、富田林佐備神社から宮司お二人が来られて笙と笛の演奏が始まりました。新郎新婦が祝いの杯を上げた後、祝言の謡い(高砂)や舞(石川流)が披露されて、祝言の儀は最高の盛り上がりを見せながら滞りなく終了しました。新郎新婦(役)は、今年7月に結婚されたばかりの本物のご夫婦でした。

寺内町の歴史や伝統文化を受け継いでゆく為にも、いつかは一般公開されている(旧)田中家住宅(旧)杉山家住宅を会場に、こうした古式に則った本物の結婚式を執り行なうことが出来たら素晴らしいことだと思います。富田林寺内町の再生や活性化にもひと役買えそうなイベント企画でした。
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
mame-ten-cafe

昼過ぎには城之門筋の南端にある、古民家を活用した人気のパン屋さんを訪ねてみました。自家製天然酵母と国産小麦にこだわった素朴な手作りパンは、フランスパンのような歯ごたえのあるものですが、自然の風味が詰まった独特の食感を楽しめます。パンとコーヒーなどの飲み物を注文して、内庭に面した和座敷に上がればお店の中でも食べることが出来ます。備え付けのトースターで、数分間パンを温めてから食べると、焼きたての風味が引き立ちます。遠方から自動車やスポーツサイクルで、わざわざこのお店まで足を運んで来られるリピーターが多いようで、来る人が絶えない、知る人ぞ知る寺内町で行列の出来るお店になっています。
 
mame-ten-cafe城之門筋
 
 
 
mame-ten-cafe城之門筋
 
富田林寺内町点描
 
重要文化財・(旧)杉山家住宅 米蔵
 
御坊町界隈
 
じないまち展望広場
 
橋本家住宅東林町
2014119日(日)
ゲストハウス 「泊や」

明け方からしとしと雨の一日となりました。あいにくのお天気で、通りの往来には遠来の来訪者の人影もなく、雨に洗われた旧家の屋根瓦から歴史町の静かな佇まいを感じます。

2015年春頃には、古民家を活用した寺内町では初めてのゲストハウスがオープンする予定です。(宿泊者は女性限定)お店の名前も関西弁の語感を活かした、そのものズバリの洒落たネーミングです。大阪府藤井寺市在住の女性が、長年の夢でもあった外国人旅行者への宿泊施設の運営を富田林寺内町で実現する運びとなりました。来春のゲストハウス開業に先立ち、「楽食楽まちじないまち」の観光キャンペーンの一環で、2014年11月の週末に古民家の内部を公開して、外国人旅行者におにぎりを握って食べてもらう特別企画を開催しています。

この日は、2013年春から大阪府内のbilingual preschoolで先生をされている英国人女性を始め、藤井寺の英会話cafeの皆さんら6名の方が集い、英会話を交えた、おにぎり体験の楽しい会となりました。昔懐かしい駄菓子も取り揃えられて、食後のデザートは水飴を賞味しました。ご馳走様でした。

12月から室内の一部改装工事を行う予定です。ゲストハウス開業後は、訪日観光の外国人を含む内外からの多くの個人女性旅行者に利用してもらいたいと思います。まだ、広くは知られていない富田林寺内町の歴史的町並みや素朴な佇まいの魅力をこうした旅行者の方々の経験を通して口コミで世界中に情報発信されてゆくことを願っています。

2014年11月9日 管理人@横浜
 
泊や(本町商店街)
 
 
おにぎりde交流cafe(泊や)
 
おにぎりde交流cafe(泊や)
雨の富田林寺内町 
 
雨の南会所町界隈
葛原家住宅(左)と(南)葛原家住宅(右)
 
(南)葛原家住宅・三階蔵
じないまち探訪記
じないまち随想 
 ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人)


Information


(富田林市提供、禁無断転載)

富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。


重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。

寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。

また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。


興正寺別院(富田林御坊)

真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。


応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。

城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。

ボランティア・ガイド




団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)

 立ち寄ってみたいお店
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
 寺内町の建築様式
 歴史的建造物一覧(寺院・町家)
 歴史的町並み保存の歩み
 歴史的町並み景観の整備・保全

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