Diary〜遺され、彷徨う少年達に捧ぐ〜

あるところに仲のいい兄弟と、兄の親友である青年がいた。青年は兄弟の兄のほうを想い、その兄は弟を想い、弟は青年を想っていた。
少し突付けば壊れてしまいそうなその関係も、不思議な事に、安定していた。各々の内面はともかく、少なくとも、外見は・・・そうだった。それぞれ知られぬよう気遣って、自分の想いを秘めていたからに他ならない。そう、誰も突付こうとしなかったから、安定していたのだ。
しかし、その危なっかしくとも、本人たちは平和だと思っていたそのトライアングルは、一人の死をきっかけに崩れた。その一角を占める者、親友として、兄弟として好かれていた者の死は、あまりにも痛すぎた。バランスを失ったベクトルは、予想だにしなかった方向に進んでいく事になる。これは、遺された者たちの話である・・・。



(1)7月26日の日記(樋口裕也)
(2)7月26日の日記(朝比奈和真)
(3)7月30日の日記(樋口裕也 間接的性描写有・15禁)
(4)7月31日の日記(朝比奈和真)
(5)8月01日の日記(樋口裕也・朝比奈和真)
(6)8月02日の日記(樋口裕也・朝比奈和真)
(7)8月06日の日記(樋口裕也)
(8)8月10/11日の日記(朝比奈和真・樋口裕也)
(9)8月12日の日記(朝比奈和真・樋口裕也)

樋口恭祐の日記
(10)4月の日記(樋口恭祐)
(11)5月の日記(樋口恭祐)
(12)6月の日記(樋口恭祐)
(13)7月の日記(樋口恭祐)

日記はこの日で終わっていた・・・。

(14)7月21日の日記(朝比奈和真・樋口裕也)
(15)8月12日の日記(樋口裕也)

(16) 8月13日の日記:前編(樋口恭祐)
(最終話)8月13日の日記:後編(樋口恭祐)


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