大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
1. Access
2. Map・散策モデルコース
3 .Information
1. 重要伝統的建造物群保存地区
2. 寺内町の成立と歴史
3. 歴史的建造物(お寺・町家)
1. 町家の内部見学
2. 立ち寄ってみたいお店
3. イベント情報
1. Profile
2. じないまち探訪記(管理人)
3. Link
2014年4月26日(土) 先ず、壱里山町では、寺内町の北端に位置する北口地蔵に隣接した場所に、元はパーマ屋さんの店内を改装した雑貨・古道具のお店「UnVillage」がこの4月に開店しました。大阪芸術大学に在学中の学生さんがオーナーです。南会所町の木くま館には、和雑貨・ホームウエアーのお店、「大正絽漫 箱田商店」。以前に釘熊金物店だった建物を木くま館として改装したお店です。小さな店内にはエプロン生地を活かした彩り鮮やかな、オーナー手作りの雑貨や小物が処狭しとばかりに並んでいます。展示されている衣類の背後には、釘熊金物店当時の襖絵が今も大切に残されています。 |
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UnVillage(壱里山町) |
UnVillage 店内 |
大正絽漫 箱田商店(木くま館内、南会所町) |
大正絽漫 箱田商店 店内 |
さらに南に向かうと、西林町にはハンドメイド雑貨とイタリア輸入雑貨のお店「VitaRomantica」。イタリア人の家具職人のご主人と日本人の奥様のご夫婦でやっておられるそうです。最後には、近鉄富田林駅前から寺内町に向かう富田林中央商店街沿いに、絵の工房「寺内町がれりあ」がオープンしています。(富田林市交通公園のすぐ横です。)2013年5月、2代続いたナショナル電器店の店舗を改装し、外観も目を惹くユニークなお店で、大阪芸術大学出身のご店主に気軽に似顔絵を描いてもらえます。富田林寺内町を訪れるたびに、様々な趣向を凝らした新しいお店が1軒、2軒と増えており、町並み散策が益々楽しみになってきました。 | |
VitaRomantica(西林町) |
VitaRomantica 店内 |
絵の工房 寺内町がれりあ |
絵の工房 寺内町がれりあ 店内 |
富田林寺内町は石川(大和川支流)の河岸段丘である高台に開発された町です。町の西端・高台に位置するじないまち展望広場からは、眼下に石川の川面、遠くには大阪府と奈良県の県境に聳える緑豊かな二上、葛城、金剛連山を眺めることが出来ます。お手洗いも完備されており、寺内町散策の休憩場所としてご利用ください。 |
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じないまち展望広場(御坊町) |
じないまち展望広場(御坊町) |
寺内町界隈は約450年前の戦国時代の町割をそのまま残しています。このため道幅が狭く、車1台が通るのもやっとのところです。戦国時代に南北の筋と東西の通りが交差する辻では、わざと通りの見通しを遮る目的で、交差する道をずらして交差させました。「当て曲げの辻」と呼ばれています。道幅が狭いことから、自動車が石造りの街路灯に接触することも多く、残念ながら、実際のところは「当て逃げの辻」になっています。 |
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自動車の接触で壊れた街路灯(城之門筋) |
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寺内町界隈への自動車での乗り入れは控えて頂きたいのですが、乗用車でお越しになる方々に便利な富田林市営東駐車場(有料)が旧・富田林法務局跡地に新たにオープンしました。市営東駐車場には、寺内町来訪者用にマイクロバス専用の駐車場も1台分用意されています。マイクロバス専用駐車場をご利用の際には、事前に富田林市役所にご予約ください。 市営東駐車場の場所は、旧国道170号線沿いの富田林市立福祉青少年センター角の信号交差点から堺筋を東向きに進入、最初の交差点である富田林市立公会堂の角を右折(南向きに進入)、富田林市立富田林小学校を右手に見ながら最初の辻(常徳保育園)を左折、さらに最初の信号交差点を過ぎた左手です。(駐車場入口は西方寺の向かい側です) 市営東駐車場がある富田林西口駅の近くには、大きな三角屋根が特徴の瀟洒な洋館(葛原家住宅)も残っています。 |
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富田林市営東駐車場入口(有料) |
マイクロバス専用駐車場(1台分、要事前予約) |
富田林市営東駐車場・普通乗用車用(有料) |
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葛原家住宅(洋館) |
葛原家住宅(洋館) |
2014年4月27日(日) 今日も朝からお天気に恵まれて、ふたたびカメラ片手にぶらり散歩で町並み散策しました。 |
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喫茶ナロード(壱里山町) |
喫茶ナロード(壱里山町) |
午前10時過ぎから、大阪府内からお越しになった17名の団体御一行様をボランティアガイド(要事前予約)で町並み散策にご案内しました。 町並み見学に先立ち、集合場所であるじないまち交流館2階の会議室で、寺内町の歴史や建築に関する講話を行い、見どころをご紹介しました。その後、トイレ休憩をはさんで、旧家が軒を並べる城之門筋(日本の道百選)を北から南へとゆっくりと歩きながらご案内しました。途中の興正寺別院にも立ち寄り、江戸時代に狩野派絵師が残した襖絵が残る本堂内部もご見学頂きました。 |
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じないまち探訪記 | |
じないまち随想 | |
ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。
重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。
寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。
また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)