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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

地域活性化への取り組み(ネットワーク・イベント開催・古民家再生・情報発信)


Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan, revitalization of the local community of the historic district of Tondabayashi Jinaimachi and neighborhood
 
近鉄富田林駅(南口)
 
じないまち交流館
富田林寺内町の玄関口である近鉄富田林駅(南口)から寺内町に連なる地区には、昔ながらの商店街(駅前商店街、中央商店街、本町商店街、楠公通り商店街など)が残っています。かつては富田林の中心市街地として賑わいを見せた商業地区でしたが、昭和40年代後半に近くに大型商業施設が進出して以降、地元の商店街は衰退の一途をたどっています。 

富田林は大阪のベッドタウンとして、旧市街地から離れた周辺地区でニュータウン開発が行われて世帯数や人口が増えたものの、富田林駅(南口)は昭和30年代当時のままで駅から出てみるとまるで映画「ALWAYS 三丁目の夕日」さながらの世界が目に飛び込んできます。その間に少子高齢化や人口減少社会が到来し、多くの地元商店街は往時の賑わいがうそのような、いわゆるシャッター商店街になってしまいました。 

歴史的な町並みが保存されている寺内町地区も昭和40年代までは多くの個人商店が軒を並べて賑わいがありました。その後、個人商店の多くは店を閉めてしまいました。寺内町地区でも少子高齢化の影響で人口減少傾向にあり、ところどころ空き地や空き家が目立つようになっています。

地元では寺内町の歴史的町並み遺産をユニークな地域文化資源として位置付け、行政から支援も受けながら商事業者、住民、町並み保存団体等がネットワークを組んで旧中心市街地の活性化と住環境整備に取り組んでいます。こうした活動を通じて、来訪者や居住者を増やして地域活性化を図りながら、賑わいと落ち着きを兼ね備えた持続可能な地域社会形成を目指しています。2008年(平成20年)1月に「富田林駅南地区まちづくり協議会」(行政、商事業者、住民、町並み保存団体のネット―ワーク組織)が発足し、地域が一体となったまちづくり活動を進めてきました。2013年には富田林駅南口駅前広場も整備が完了しました。

また、2009年に地元の有志が中心になって設立された「LLPまちかつ」により、古民家(空き家)の所有者と、寺内町で新たにお店を開業したいテナント希望者を仲介して、古民家(空き家)の利活用が促進されています。LLPまちかつ」の活動内容については、同団体のホームページを御覧ください。寺内町の古民家でお店を開いてみたい方は、「LLPまちかつ」までお問い合わせしてみて下さい。

このような地道な取り組みが奏功し、寺内町地区では個性豊かでこだわりのある伝統工芸のお店(陶芸工房、伝統家具)や手作りパンのお店など新しいお店がいくつも増えてきました。いずれも歴史的町並み景観に溶け込んで町の賑わいに彩りを添えていて、空き家の有効活用にも繋がっています。最近ではこうしたお店から、インターネットを通じた情報発信なども増えてきました。 寺内町への来訪者を増やすために、「寺内町四季物語」(雛めぐり寺内町燈路後の雛めぐり新春・鍋めぐり)や「じないまち散歩」と称する地域イベントが定期的に開催されています。 
 古民家(空き家)や旧酒蔵などの有効活用(立ち寄ってみたいお店
 
陶工房飛鳥
 
陶工房飛鳥
 
イタリアンレストラン オアジ oasi
 
イタリアンレストラン オアジ oasi
 
mame-ten cafe
 
mame-ten cafe
 
紅梅蔵
 
カフェ 平蔵紅梅蔵
 
(旧)万里春酒造酒蔵
 
酒蔵の内部を特別公開して行われた食のイベント
(2016年3月12日)
 
女性専用のゲストハウス 泊や
 
女性専用のゲストハウス 泊や
 恒例となった季節ごとに開催される地域イベント
 
寺内町四季物語
(特別企画)
「春」・じないまち雛めぐり 雛飾りが伝統的町並みを彩ります。(3月)

(写真 富田林市提供)
「夏」・寺内町燈路 約1,000基の行燈が歴史的町並みを照らします。(8月)
「秋」・後の雛まつり 雛飾りが伝統的町並みを彩ります。(10月)
「冬」・新春・初鍋めぐり 温かい鍋料理を各所で食べ歩き。(1月)
じないまち散歩
(毎月第2土曜日開催)
寺内町に新しくお店を出されている方々が中心になって、季節ごとのイベント企画を通じて町の魅力を発信しています。

じないまち散歩
(寺内町のお店やイベント情報を詳しく紹介されているお奨めブログです。)
 
2019年3月1日
【イベント情報】「じないまち四季物語」が地域活性化センター主催第23回(2018年度)ふるさとイベント大賞選考委員特別賞を受賞しました。
富田林寺内町で四季折々に開催されている地域連携イベント【じないまち四季物語】が 地域活性化センター主催第23回(2018年度)ふるさとイベント大賞選考委員特別賞を受賞しました。2019年3月1日に東京都内で授賞式が開催されました。
 
2018年4月11日
【更新情報】富田林寺内町が「第20回関西まちづくり賞」を受賞しました。

公益社団法人日本都市計画学会関西支部関西まちづくり委員会が審査選考する2017年度「関西まちづくり賞」(成果・実績の名称:多様な主体による富田林市寺内町の地域資源を次代に引き継ぐ取組み)を富田林寺内町が受賞しました。2018年4月7日(土)に大阪市内で授賞式が開催されました。

2017年度で第20回目を迎えた「関西まちづくり賞」の記念すべき節目の年に、富田林寺内町がこれまでの多様な主体による取り組みの積み重ねが都市計画の専門家から評価され選ばれました。  
 
2016年4月15日
【更新情報】「人口減少社会における地域ブランド戦略」報告書(大阪府商工労働部商工労働総務課 大阪産業経済リサーチセンター作成、2016年4月12日)の中で、富田林寺内町での江戸情緒の残る町並みを活かしたまちづくりが事例紹介されました。(同報告書12頁-17頁)  
 
2015年11月15日
【更新情報】煌く寺内町ウーマン~煌く、感じる、夢を見る 寺内町と女性たち~(パネルディスカッション)が開催されました。
大阪府下では唯一、国の伝統的建造物群保存地区に選定されている富田林寺内町の歴史地区で、それぞれのお店を構えておられる女性店主が集まり、「煌く寺内町ウーマン~煌く、感じる、夢を見る 寺内町と女性たち~」と題したパネルディスカッションが開催されました。2015年10月27日に富田林市立中央公民館会議室にて開催されました。。開店までの御苦労話など、これから寺内町でお店を開いてみたいと考えておられる方々にも参考になる内容でした。株式会社インプリージョン様のご協力を得て、パネルディスカッションの抄録を掲載させて頂きました。
地域活性化に向けた推進団体・地域ネットワークづくり
富田林寺内町をまもりそだてる会」地域のまちづくり団体
LLPまちかつ」空き家等活用を推進する組織
じないまちボランティア・ガイド」地域ボランティア・ガイド

地域イベント情報発信
富田林市観光協会
富田林駅前商店会
富田林じないまち交流館
じないまち散歩」「じないまち古書散歩」(「一般社団法人 富田林じないまち文化トラスト」)
農と食と観光まちづくり推進協議会」(事務局お問い合わせ先 電話:06-6624-8555)

地域情報発信(寺内町のお店やイベントに関わる主なブログ)
「おふとんブログ」

Information


(富田林市提供、禁無断転載)

重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています。 

寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。

寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。

また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。

富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。

ボランティア・ガイド

団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)

 立ち寄ってみたいお店
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
壱里山町
富山町(とみやまちょう)
北会所町
南会所町
堺町(堺筋)
御坊町
林町
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・興正寺別院
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
 寺内町の建築様式
 屋根・屋根瓦
 虫籠窓
 格子窓
 土蔵
 煙だしの越屋根
 鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
 袖うだつ
 歴史的建造物一覧(寺院・町家)
 歴史的町並み保存の歩み
 歴史的町並み景観の整備・保全
 歴史逸話
 明星派女流歌人・石上露子
 寺内町せんべい
 Art Gallery
 Books(寺内町関連の書籍)
じないまち瓦版(富田林寺内町をまもりそだてる会会報)
 じないまちボランティアガイド
 地域活性化への取り組み
 じないまち探訪記(管理人)
 じないまち随想(管理人)
 参考資料一覧
 Link

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