ほしたびの旅

南アルプス、三鷹・星と宇宙の日2017への旅

塩見岳登山 :旅日記13日目後編、10月9日(月)

日記

三伏峠を11:25に出発。少し登って視界が開け、10分で三伏山に到着。

標柱と南方向の景色

伊那谷後方の中央アルプス、これから向かう塩見岳とその尾根ルートが見渡せる。

木曽山脈と伊那谷
左右に尾根を広げている

11:39に出発。途中、コースから左手に抜け出した所に、開けて崖になっているのぞき岩があり、ここからも中央アルプスが見える。ほぼ樹林帯を進んでいく。12:17に本谷山に到着、この頃から少しガスが出たり消えたりするようになる。

低木で景色が見えにくい方向がある

その後、ダウン、アップをいくつか繰り返し、塩見新道分岐を過ぎると視界が開けてくる。間ノ岳、農鳥岳が良く見える。

崩れた斜面の筋が多くみられる山々

13:40に今日宿泊する塩見小屋に到着。まずは受付をする。塩見小屋の建物は綺麗だが、設備は簡素で、こじんまりしている。男性は、小便は外にむき出しで設置された小便器で、大便は携帯トイレブースで1枚支給(それ以上は購入)される携帯トイレをセットして排泄して紐で縛って外の専用容器に入れる方式になっている。

綺麗な塩見小屋の外観
綺麗な寝室
開放的な男性用小便器

まだ時間があるので、今のうちに塩見岳まで往復することにする。必要な荷物だけをデイパックに入れて14:00に出発。尾根に出ると山頂とその右手前にある天狗岩とで二つの角のように見える。初めはハイマツの中を歩いていく。天狗岩直下には赤色チャートや緑色岩も見られる。

ハイマツ側の登山道から天狗岩、塩見岳山頂付近
チャートの岩場あたりを登って行く

天狗岩をやり過ごし、14:45に三角点がある塩見岳西峰(3047m)に登頂。しかし、ガスが流れていて視界はあまり良くない。そこから目と鼻の先の東へ2分程歩いてわずかに高い塩見岳東峰(3052m)に登頂。少しして東側のガスがスッと取れて富士山が見えた。

ガスに囲まれた塩見岳西峰
塩見岳東峰

それから西峰に戻り、もう一度景色を楽しむ。

甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳
北方向
富士山
南東方向

南方向、荒川岳・赤石岳

見下ろす赤い屋根の小屋に向かって15:15に下山開始。

ぽつぽつと紅葉した山をバックに盛り上がった山の上のハイマツが広がる中に建つ塩見小屋を見下ろす

15:46に小屋に戻った。夕食は17:00からの予定だったが、10分程早くお呼びがかかった。

19:00過ぎ頃外に出てみると、雲一つない満天の星。天の川もはっきりと見える。小屋に戻ると、20時消灯だが少し早めに電灯が消えた。

  • 今日の天気:晴
  • 走行距離(バイク):42.0km
  • 宿泊地:塩見小屋

今日の登山行程

標高 場所
1650m 鳥倉林道ゲート駐車場   7:52
1790m 鳥倉登山口 8:32 8:37
  2/10 9:06  
  3/10 9:17  
  4/10 9:30  
  5/10 9:40  
  6/10 9:51  
  ほとけの清水 10:02  
  7/10 10:07  
  8/10 10:19  
  豊口山分岐 10:23  
  9/10 10:26  
2580m 三伏峠(昼食) 10:45 11:25
2615m 三伏山 11:35 11:39
  のぞき岩 12:00  
2658m 本谷山 12:17 12:23
  塩見新道分岐 13:23  
2760m 塩見小屋 13:40 14:00
3047m 塩見岳西峰 14:45 14:52
3052m 塩見岳東峰 14:55 15:06
3047m 塩見岳西峰 15:08 15:15
2760m 塩見小屋 15:46  

日入17:29、月出19:58

塩見小屋のデータ

利用時のデータです。

宿泊料金等

1泊2食8500円、1泊夕食のみ7500円、素泊(寝具付)5500円、素泊(寝具無)5000円、弁当1000円

主な飲食販売品

缶ビール350ml:600円、天然水ペットボトル500ml:400円、カップ麺等あり

その他

要予約。建物は2016年に建て直されたということで綺麗で、こじんまりとしている。寝具は銀マットとシュラフがセットされる。消灯は20時、点灯は朝食開始の30分前。売店営業は7時~18時。水場は往復40分の遠い所にあるとのこと。小屋で利用できる水は天水のため煮沸が必要ではあるが、宿泊者には500mlまで無料で分けてもらえる。トイレは小屋外の携帯トイレブースで携帯トイレを便座にセットして排泄して紐で縛って外の専用容器に捨てる方式になっている。男性小便は、少しアップダウンしたゴツゴツした細い道で小屋の裏にまわった所に小便器がむき出しで設置されているのでそちらで。携帯トイレは宿泊受付時に男性1枚、女性2枚支給され、それ以上必要な時は別途、1袋200円で販売されている。夜間に別途必要な時はトイレ前で無人販売しているのでコインに入れに代金を入れて利用できる。