荒川岳から椹島へ下山:旅日記5日目後編、10月1日(日)
日記
9:59に荒川東岳(悪沢岳)から下山開始。赤い岩がごろごろしている所を通過して丸山に向かって下って行く。他の所でも見られているが、この赤い石は赤色チャートで、太古の深い海底でプランクトンの死骸が堆積してできたもので、酸化鉄が含まれていて赤くなっていて、赤石山脈の名前の由来になっている。
10:20に丸山(3032m)に到着。その名の通り、なだらかに丸くこんもりと盛り上がっているピークだ。
10:35に丸山を出発。どんどん下った後に、千枚岳へのきつい上りが始まる。梯子とかもある。
11:06に千枚岳(2880m)に到着。北側の山々と富士山の眺めがいい。しかし、丸山を過ぎたくらいから誰にも合わず、静かな山行だ。
ここで昼食の弁当を食べる。包みを開けてみると中身は、小さめのおにぎりが5個と沢庵だけで、ごはんはちょっと硬くなっていた。
11:39に千枚岳を出発して下って行く。少し下るとダケカンバの樹林帯に入って行く。
11:56に千枚小屋に到着。当初はここで1泊しようと思っていたが、このペースなら椹島まで降りられそうだし、天気予報では今晩は曇となるようでもあるので、降りて椹島ロッジに泊まって明日朝一番の送迎バスに乗ろうと思う。
シラビソが主体の針葉樹林帯をどんどん下って行く。
12:57にコースをちょこっと外れた見晴台に到着。ベンチがある休憩ポイントだ。赤石岳から荒川岳にかけての山が見えるが、所々ガスがかかっている。13:05に見晴台を出発。どんどん下って行き、2回目に林道と交差してからの道がくせもの。急坂を下った後、上りとなり、岩登りや悪路が現れ、鉄塔下に出た後はごろごろとした石の尾根を下ったりで時間がかかる。
やっとこさ難所を下り終えて吊橋を渡ったらあと少しだ。
15:30に二軒小屋からの林道との合流点である千枚岳登山口に出た。そして、15:43に椹島ロッジに到着。
ロッジで夕朝食付で泊まりたかったが、今の時期は朝食が6:00からで、畑薙第一ダム夏期臨時駐車場への送迎バスが6:15に出るので間に合わない。仕方ないので朝食なしの夕食付(8000円)で泊まることにする。
お風呂に入ってさっぱりとして、17:30から夕食。山小屋とは違って内容は色々ある。
食後はゆっくりとして、缶ビール(350mlが350円)を飲んで疲れをいやす。
- 今日の天気:晴
- 宿泊地:椹島ロッヂ
今日の登山行程
標高 | 場所 | 着 | 発 |
---|---|---|---|
2610m | 荒川小屋 | 6:48 | |
(休憩) | 7:10 | 7:15 | |
(休憩) | 7:42 | 7:49 | |
分岐点 | 8:04 | ||
3068m | 荒川前岳 | 8:09 | 8:25 |
分岐点 | 8:28 | ||
3084m | 荒川中岳 | 8:34 | 8:41 |
3060m | 中岳避難小屋 | 8:46 | |
3141m | 荒川東岳 | 9:38 | 9:59 |
3032m | 丸山 | 10:20 | 10:35 |
2880m | 千枚岳(昼食) | 11:06 | 11:39 |
分岐点 | 11:45 | ||
2620m | 千枚小屋 | 11:56 | 12:04 |
2140m | 見晴台 | 12:57 | 13:05 |
2070m | 蕨段 | 13:12 | |
1870m | 清水平(4/7) | 13:31 | |
1437m | 鉄塔下 | 14:47 | |
吊橋 | 15:22 | ||
千枚岳登山口 | 15:30 | ||
1120m | 椹島レストハウス | 15:42 |
椹島ロッヂのデータ
利用時のデータです。
宿泊料金等
1泊2食9000円、弁当1000円、夕食2000円、朝食1000円、2名以下で1室利用の場合個室料2000円、退室は8時。
避難小屋のような登山小屋で素泊まり(寝具別4500円、入浴料込)、寝具500円あり。
テント泊
開放的な芝サイトあり。屋根付き自炊棟あり。1人1000円(入浴料込)
入浴
宿泊者は16:00~19:00で利用可能
レストハウス
コーヒー、生ビール、軽食、グッズ販売等。営業時間は7:00~14:00、16:00~18:00で、フードのラストオーダーは17:30。
その他
ロッヂの部屋はシンプルな和室。ロッヂのふれあいセンターにテレビとインターネット接続PCがある。消灯21時。ロッヂ内の自販機で350ml缶ビールが350円。トイレは水洗。シャワーのみの利用が9:00~13:00でできる(500円)。コインロッカーがある(1日毎に300~400円)。