ほしたびの旅

南アルプス、三鷹・星と宇宙の日2017への旅

赤石岳登山 :旅日記4日目前編、9月30日(土)

昨晩はぐっすり寝て今朝は4時頃起き出し、外に出てみる。雲は多めだが、オリオン等いくらか星が見える。小屋に戻り、ごそごそしていると、まもなく照明が点いたので片づけをする。朝食は5時からで、メニューは魚の干物、ホウレンソウのお浸し、納豆、味付け海苔、梅干といった所で、まあまあ良い。昨晩に続いてご飯のお代わりをした。

赤石小屋の朝食

東の方は雲が出ているみたいだが、5:30過ぎに外に出る。気温は5度くらい。西方向の赤石岳の方を見ると、次第に山が赤く色づき始める。モルゲンロートだ。綺麗だ。雲の隙間から日が射してくれたみたいだ。少しして雲がかかったようで、光が当たらない山容になった。

朝日で赤く輝く赤石岳

準備を整えて6:23に曇り空の中、赤石小屋を出発。初めのうちは視界は良くない。6:58に富士見平に到着。ここは360度の展望。振り返ると富士山がでーんと見える。

荒川三山が望める
ふもとに朝もやをたなびかせた富士山

富士見平から一旦下り、再び上りになる。そして崖の桟道を通ったり傾斜のきつい道を登ったりしていくと、だんだんと日差しも出てきて山も綺麗に見えるようになる。

稜線南崖のトラバースに桟橋がかかっている
少し紅葉している山の急斜面

9:08に荒川岳方面と赤石岳方面との椹島下降分岐点の尾根に出ると、西側の伊那、中央アルプス方面の景色が広がる。これからは稜線歩きだ。

山頂までの道が見える

10分程休憩して赤石岳方面へ進む。そして、9:32についに日本で7番目に高い赤石岳(標高3121m)に登頂した。天気もすっかり良くなっていて、360度の大パノラマ。東は富士山、南は聖岳、西は中央アルプスから北アルプスまで、北は仙丈ヶ岳、間ノ岳、荒川岳等が一望。

赤石岳山頂標識と富士山
聖岳方向(南南西)
百間平方向(西南西)
中央アルプス方向(北西)
荒川岳方向(北北東)

しっかりと景色を目に焼き付け、もう少し先にある赤石岳避難小屋と近くのピークまで歩く。

しっかりとした造りの赤石岳避難小屋
避難小屋そばにあるピークから荒川岳・間ノ岳方向を望む