ほしたびの旅

南アルプス、三鷹・星と宇宙の日2017への旅

赤石岳から荒川小屋へ:旅日記4日目後編、9月30日(土)

日記

10:31に赤石岳避難小屋近くのピークから引き返し、赤石岳を10:36に通過、椹島下降分岐点まで戻り、そこから荒川岳方面へ進む。30分程歩いて11:02に小赤石岳(3081m)に到着し、昼食を取る。

小赤石岳の山頂標識と富士山
見下ろすと一部紅葉している

11:33に小赤石岳を出発し、北へと下って行く。ウラシマツツジの草紅葉が見られる所もある。

小赤石岳の北へと走る稜線
少しまばらだが赤いじゅうたんのような草紅葉

大聖寺平を過ぎて山に取り囲まれるようになる。

ケルンがある大聖寺平から荒川岳を望む
前岳から延びる尾根の荒々しい岩肌

荒川小屋の手前あたりからダケカンバやナナカマドの紅葉の中を進む。チングルマの綿毛も見られる。

ナナカマドは葉と実が赤くなっている
花が終わって車輪のような綿毛になっている

13:10に今晩泊まる荒川小屋(2610m)に到着。

南東側に開けた山腹に建つ荒川小屋

既にいくらか宿泊者が入っていて、この後も次々入ってくる。今日は多いみたいで、寝具も隙間がほとんど無く用意して並べられている。また、素泊り客は別館になっているが、こちらも多いみたい。

本館の建物は割ときれい
床より少し高くなった所に毛布、シュラフが並ぶ

ちなみに荒川小屋は荒川三山の一つ荒川前岳の近くに位置し、またトイレに向かう道沿いやテント場から富士山がはっきり見える。

湧き上がる雲に囲まれた富士山

今日の夕食は全部で60人ほどいるようで3部制になっていて、私は最初の組で17:00からだ。メニューはカレーライス、うず高く盛られたキャベツ、ポテトサラダ、チーズと野菜か何か焼いたもの、みそ汁だ。カレーライスを食べると、普通においしい。もちろん、セルフでお代わりできるカレーライスはお代わりした。

サラダ・みそ汁付の荒川カレー

夕食後、外に出て夕陽で赤く色づいている山を見る。

淡い青空、柔らかな赤い光に照らされる山

真っ暗になって19時過ぎに外に出てみると快晴の空に月齢10の月が輝いていた。急いでカメラを持ち出していくつか星景写真を撮る。

20時直前に小屋に戻る。20時に消灯で真っ暗になったのですぐに床に就く。しかし、寝具の寝袋の綿がぺちゃんこで、畳の上に直に寝ているみたいでなかなか寝付けなかった。

星と山の写真
荒川前岳上の周極星
撮影時間:19時48分0秒~19時52分0秒
露出時間:4分
レンズ:28mmF2.8、絞り4
ISO:400
月齢:10.2
  • 今日の天気:曇後晴
  • 宿泊地:荒川小屋

今日の登山行程

標高 場所
2540m 赤石小屋   6:23
  富士見平 6:58 7:12
  砲台型休憩所 8:03 8:08
  椹島下降分岐点 9:08 9:18
3121m 赤石岳 9:32 10:18
  赤石岳避難小屋近くピーク 10:25 10:31
3121m 赤石岳 10:36  
  椹島下降分岐点 10:47 10:52
3081m 小赤石岳(昼食) 11:02 11:33
  大聖寺平 12:32  
2610m 荒川小屋 13:10  

日入17:41、薄明終18:58、20時の月齢10.2

荒川小屋のデータ

利用時のデータです。

宿泊料金等

1泊2食(寝具付)9000円、素泊まり(寝具別)5500円、寝具500円、トイレ代(1泊)100円、弁当1000円、夕食2000円、朝食1000円、テント(1人1泊)600円

食堂メニュー

荒川カレー1000円、ラーメン1000円、うどん・そば900円、ざるそば800円、おしるこ500円、おでん700円、ケーキセット800円、ドリップコーヒー400円、インスタントコーヒー(セルフ)100円、ホットミルク300円、甘酒200円、冷奴300円、枝豆300円、白飯100円、みそ汁100円、ワイン(赤・白)1杯300円、日本酒ワンカップ400円、焼酎500円

主な飲食販売品

缶ビール500ml:800円、缶ビール350ml:600円、缶チューハイ500円、缶ジュース400円、ペットボトル飲料500円、ミネラルウォーター300円、ノンアルコールビール400円、おつまみ200円、パン300円、ポテチ300円、板チョコ200円

その他

寝具は封筒型シュラフと毛布が2枚用意されている。玄関入ってすぐ右側に、カーテンで囲われた更衣室が作られている。素泊まりは別館になる。トイレは本館から50m程離れた所にあり。小屋から少し下った所にいくつかのテント場がある。テント場からもう少し下った所に水場がある。小屋の前、広場のようなテント場、トイレに行く途中の所から富士山が見える。