椹島、赤石山荘へ :旅日記3日目、9月29日(金)
日記
4時頃起床してテントの外に出ると満天の星空。冬の天の川もしっかりと見える。片づけをして朝食用の弁当を食べ、5:10に道の駅を出発。今日から3泊4日で椹島から赤石岳、悪沢岳を登山して周る予定。一度、南へ5km程のコンビニ「サークルK」に行って昼食用のおにぎり・サンドイッチ・お茶を買う。それから北上。5:40頃に千頭を過ぎ、昨日到達した奥泉を過ぎてすぐの分岐で接阻峡方面の県道388号に入る。長島ダムのすぐ手前の橋の上からは大井川の渓谷とそこに作られた急勾配の鉄道路が見える。
接阻峡温泉をすぎると、道がぐっと狭くなり、悪路も出てくる。6:20頃に静岡市街方向からの県道60号との合流点に突き当たる。そこから畑薙第一ダム夏期臨時駐車場へ向かう。ここからも所々悪路のくねくね道がある。7:00頃に畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に到着。
登山準備を済ませ、特殊東海フォレストの送迎バス乗り場へ行くと、既に30人ほどの人が並んでいて、まだやってくる人もいる。程なくしてバスが1台やってきた。乗務員さんからの説明では、乗客がいっぱいいて1回では行けないからもう1便出すので、乗れない人は待ってくれとのことだった。どうやら私は次の便になる。最初の便は7:30に出発し、それから次の便が来るのを待つ。しばらく待つとバスがやって来たので乗り込む。乗り込む際に3000円払い、対象の山小屋に泊まる時に出せば宿泊料から引くことができる3000円金券をもらう。そして1泊目にどこに泊まるか聞かれる。ちなみに、帰りのバスは泊まった宿泊施設の領収書を提示して乗車することができる。バスへの乗り込みが終わり、バスは椹島に向けて8:03に出発。畑薙第一ダムまではまだましだったが、そこからは悪路の林道となり、バスは時折大きく揺れる。1時間ほどかけ、9:00に椹島に到着。
椹島は周辺の山への登山拠点のようになっていて、キャンプ場やロッジ、レストハウスなどがある。(椹島の宿泊施設等データは5日目日記に記載)
施設を確認して歩き回った後、バスを降りた人の中ではたぶん私が一番最後に9:37レストハウス前から登山開始。奥に進んでいき、急坂の道を上って行く。9:47、バスが通ってきた林道に出て、右の畑薙第一ダム方向に歩いてすぐに二軒小屋方面への林道との分岐点があり、さらに100m程進むと赤石岳方面への登山口の階段がある。9:50に階段を上り、樹林の中の登山道を歩いていく。地面はふかふかで歩きやすいが、傾斜はきつい。
「椹島-赤石小屋間の1/5」地点の標識がある中電基準点で休憩し、それから11:32に2/5地点の標識がある所に到着し、ここで昼食を取る。昼食後、登って行くうちに石・岩がごろごろするようになる。あいかわらず樹林の中で、視界は開けない。
13:52に「最後の関門 歩荷返し」の標識の所にたどり着き、5分程休憩して歩き出す。岩がごろごろしたりの急な登りになる。14:20に「ボッカ返し終了」の標識を通過。
視界が開けると、14:47に今日の宿泊場所である赤石小屋に到着。
宿泊手続き後、付近を散策する。小屋の玄関前からは赤石岳がドーンと見える。小屋の脇に花の時期を過ぎたヤマハハコが群れている。
少し離れた所に設置されているトイレの中には廃棄されるものからのだいべんが・・・。
小屋を正面に見て右手(南東側)に小高い展望台があり、そこからは荒川三山が見えて、なかなか良い。展望台の先を少し上ると林の中に三角点がある。そこはあまり展望がきかない。
小屋に戻ってゆっくりする。今日の泊りは少ないようで、寝るスペースは余裕がある。宿泊者は10名程だろうか。
17:00から夕食。メニューは豚の生姜焼き、付け合せのキャベツ、豆腐のオクラ和え、ごはん、具だくさんみそ汁で、なかなかボリュームがある。
真っ暗になった後、19時過ぎに展望台に行き、月明かりの中、星景写真を撮るが、すぐに雲が出てきたのでやめた。20時には小屋の消灯となり、真っ暗になったので早々に寝た。
荒川三山に沈みゆく北斗
撮影時間:19時21分0秒~19時23分0秒
露出時間:2分
レンズ:28mmF2.8、絞り2.8
ISO:400
月齢:9.2
- 今日の天気:晴
- 走行距離:65.1km
- 宿泊地:赤石小屋
今日の登山行程
標高 | 場所 | 着 | 発 |
---|---|---|---|
1120m | 椹島レストハウス | 9:37 | |
赤石岳登山口 | 9:50 | ||
1490m | 1/5、中電基準点 | 10:36 | 10:46 |
1750m | 2/5、(昼食) | 11:32 | 11:50 |
樺段 | 12:16 | ||
2060m | 3/5、小広場 | 12:48 | 12:50 |
2325m | 4/5 | 13:31 | 13:39 |
歩荷返し開始点 | 13:52 | 13:57 | |
歩荷返し終了点 | 14:21 | ||
2540m | 5/5、赤石小屋 | 14:47 |
日入17:43、薄明終18:59、20時の月齢9.2
赤石小屋のデータ
利用時のデータです。
宿泊料金等
1泊2食(寝具付)9000円、素泊まり(寝具別)5500円、寝具500円、トイレ代(1泊)100円、弁当1000円、夕食2000円、朝食1000円、テント(1人1泊)600円
軽食メニュー
うどん・そば・ラーメン・カレーライス・中華丼・マーボー丼・牛丼:各1000円、おでん・もつ煮:各600円、枝豆・おつまみセット:各500円、お茶漬け300円
主な飲食販売品
缶ビール500ml:800円、缶ビール350ml:600円、缶チューハイ500円、缶ジュース400円、ペットボトル飲料500円
その他
水は屋外にタンクで用意されている。トイレは本館から20m程離れた所にあり。小屋の南側に少し下った斜面に横1列に林間のテント場がある。小屋周辺や内部の所々に、ほっこりするような案内板・ポップがある。尾根の鞍部付近に位置し、玄関正面に赤石岳が望め、小屋の横の高台からは荒川三山が望める。