寄り道の調子に乗りついでに内子町の旧街道を歩いた。
内子は松山の南にある。44番大宝寺に行く途中で立ち寄った。昔の面影を保存した町並みが好ましい。
上左は内子座。いつ建てられたものかは知らない。江戸時代かな。
この建物の凄いのは今でも演劇や歌の公演で使われているところ。ここで行われる公演なら見たい気がする。
右は一般道に面した町並み。普通の道路沿いにもこんな昔の面影を残す建物が結構目に着いた。
左は一見なんの変哲もなさそうな建物に見えるが、どっこいそうではない。この建物は医院だった。ようく見ると建物の前に瓦屋根の門がある。これが凄いところ。実はこの門が右のような保存された町並みの面と合わせてある。診療所は後ろに引っ込んでいてその間のスペースは駐車場になっている。目隠しに木も配置されており道路に立ってみると後ろの建物が目障りでないような配慮がされている。町並み全体の構成を考えた実に行き届いた建物だと感心した。
右は保存された町並み。一見良くある保存町並みに見える。ただここでは生活者の空気を感じた。単にお飾りや観光のために保存されているというのではなく、いま現にここに人が生活しているという雰囲気を感じた。いい感じの町だった。
こんな事をしていたお陰で本道に入る道を間違え、トラックの運ちゃんに「44番に行くんならこっちの道だよ」と声をかけられてしまった。
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