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  分け入っても分け入っても

四国がこんなに山が多い所とは知らなかった。
信州のように高い山は無いが行けども行けども山また山だ。88ヶ寺が山の中にある所が多いということもあるかもしれない。それにしても山は多い。
山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」というのは四国で読んだ歌だったろうか。
まさにこの歌のような世界を実感した。山ばかりに飽きてわざわざ遠回りして海辺を歩くコースを行ったりしたこともあった。

四国の川は総じてきれいだ。きれいな川というと四万十川に代表されるが、自分が見た四万十川は台風と重なったこともありさほどきれいだという印象はない。
それよりもそこいらを流れる名もないような川の水が実に澄んでいる。
最初に川の水の綺麗さに気づいたのは、10番の切幡寺から11番藤井寺に行く途中で見た吉野川だった。川が浅いという理由もあろうが川底が透けて見えた。長い橋の途中、何度も立ち止まっては川を見やった。
四国は石切り場が多い。川底を見ても土砂が堆積しているところは少ない。大きな岩の上を水が流れているという感じだ。それだから雨が降っても川は濁らない。川がきれいという理由には土質が大いに関わっていると思われる。
もちろん汚さないためのいろいろな心配りがあるのだろうけれど。

11番藤井寺に行く途中の吉野川
お天気のせいもあるが水も景色きれい
台風の中 雨の四万十川
見えているのは四万十橋。
ここは中村市だが、この上流の方が水は澄んでいた。

分け入っても分け入っても   重い荷物を背負って   雨に濡れても   いい顔とは
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