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  靴とザック

靴とザック、この二つの選択は歩き続けられるかどうかの重要なポイントである。

自分の足に合わない靴を選んだら最悪である。私の場合靴はかなり入念に選んだ。これならいいかと思った靴でも左足は良かったが右足に多少の違和感があった。そこで同じ靴で同じサイズの在庫はほかに無いか聞いたら店員さんが3足ほど出してくれた。そこで履き比べをして一番良さそうな右足の靴を選んだ。
それで事前に100km程歩いた。特にマメが出来ることもなかったのでこれなら良かろうということで出発した。歩き始めて2週間全く問題なかった。それで靴には何の心配もしなかった。とこがある日足をながめたらなんとマメのようなものが出来ているではないか。痛みが全くなかったのでどうしたことだろうと思ったが、案の定翌日あたりから痛み出した。マメをつぶして消毒し絆創膏を貼って手当をした。しばらく痛みは残ったが一週間ほどで良くなった。やれやれと思ったら今度は別の指にマメが出来た。というわけで右足にも左足にもマメが出来それと格闘する日が続いた。マメが堅くなっても堅くなった下に新たなマメが出来るので油断はならない。

途中で一緒になった人はマメで泣いていた。リタイアするかどうか考えていたが、その後見かけなかったのでリタイアしたのではないかと想像している。ことほどさように足のマメは大敵である。

平地と山歩き用の二種類の靴を履き分けている凄い人を見た。履いていない方の靴はザックの上にくくりつけて歩いていた。あれには恐れ入った。でも今は山靴とウォーキングシューズの中間的な靴があるのでそれを選べば一足で済む。

それから靴下も厚さや材質など自分に合ったものをの選択しないと泣きをみる。個人的にはなるべく靴の中で滑らない材質がいいように思う。

ザックは背中にしっかりフィットするものを選ぶこと。スポーツ店で今はいいものがいろいろ出ている。担いだときに重心が上にあって背中全体にぴったり来るものならまず大丈夫。
重心の悪いザックを選ぶと荷物がとてつもなく重く感ずる。いいものを選べば、背負ったときにあれっと思うほど軽く感じる。その差はとてつもなく大きい。

追記
靴も1000km近く歩くと靴底がすり減ってくる。念のため靴底の補修材を用意しておくと助かる。靴裏を時々はながめ減ってきたら補修してやると良い。アスファルト道路を歩いていて、靴底が減ってくるとクッション性が悪くなり足に負担がかかりやすい。
補修材はシューマートなど大きな靴屋で入手は可能。

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