店長「おはよー」
LKPTeam「おはようございます」
斎藤「おはよーございます」
LKPTeam「おはよー」
店長「LKPTeam君さ、出社して早々悪いんだけど・・」
LKPTeam「なんすかー」
店長「ビデオの棚だし、してもらえる?」
LKPTeam「あー、そこにあるビデオですね?」
店長「うん、これ。 今値段付け終わるから・・」
店長「とりあえず、付け終わってるやつを分けてるから、そっちの方を先に出してもらえる?」
LKPTeam「いいですよ」
LKPTeam「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カレン「このビデオってアダルトビデオよね?」
LKPTeam「そうですよー、アダルトビデオです」
LKPTeam「アダルトビデオといっても、ビデ倫を通さない、いわるゆインディーズものに分類されるビデオですけどね」
カレン「これは売り物よね?」
LKPTeam「ええ、そうなりますねー」
LKPTeam「でも、よくこんな高いビデオなんか買いますよねー」
カレン「そんなに高いの?」
LKPTeam「高いですよー」
LKPTeam「一本3,800円とか、4,600円ですからねー」
LKPTeam「そんなにお金を出すんなら、どっかのアダルトサイトに月8,000円くらい払って、mpegファイルを落とした方がまだ安上がりだと思うんですけどねー」
カレン「・・・・・・・・・」
LKPTeam「ビデオ2,3本の値段で1ヶ月mpegファイルとかrmファイルとかが落とし放題、なんていうサイトもありますからねー」
カレン「そ、そうなんだ・・」
LKPTeam「ええ」
カレン「でも、LKPTeamちゃん、何でそんなに詳しいの?」
LKPTeam「(ビクッ)」
LKPTeam「や、やだなぁ、カレンさん、私はそんなに詳しくないですよ?」
カレン「ふーん・・・・・(^^;」
LKPTeam「いや、ホントですってば!」
カレン「ま、いいけどね?」
カレン「で、棚だしって言うのは?」
LKPTeam「えーとですね、ウチはインディーズのビデオは、委託販売という形で、インディーズメーカーと契約してるんですけど、毎月メーカーの方から、ビデオとかDVDが送られてくるんですね」
LKPTeam「それで、毎月送られてくるということは、送られてきたビデオやDVDがたまる一方ですよね?」
カレン「そうね、毎月何百本と送られてくるんでしょ?」
LKPTeam「ええ、そうです。 で、そのままですと、たまる一方なんですけど、この送られてきたビデオやDVDにはですね、返却期間というものが設定されているんですよ」
カレン「返却期間?」
LKPTeam「例えば、これ・・・『AV女優誕生ドキュメント ちさと、19歳』」
カレン「LKPTeamちゃん、タイトルはいいってば!」
LKPTeam「ああ、すいません(^^;
#や、顔が好み...とか(笑)
」
LKPTeam「このビデオは、今日送られてきたんですけど、今日送られてきたほかのビデオやDVDには『09』といったシールが貼られているんですよ」
カレン「それが返却しなきゃならない月になるのね?」
LKPTeam「そうなんですよ。 今日送られてきたビデオやDVDは9月の末にまとめてメーカーに返却しなきゃならないんです」
カレン「もし、返却しなかったら、どうなるの?」
LKPTeam「メーカーが送ったビデオが全て売り切ったとみなされてしまうんです」
カレン「あらら」
LKPTeam「返却して、送った分との差分がウチで売れた分、というシステムになってるんですね」
LKPTeam「ですから、定期的に、というか毎月末に返却期間のビデオやDVDをメーカーに送る作業が発生するんですね」
LKPTeam「ちなみに、この作業は私はあんまりやってないです」
カレン「どうして?」
LKPTeam「月末は、私は棚卸しの準備とか月締めとかで忙しいからですよ」
カレン「じゃあ、その返却作業は他の店員がやってるのね?」
LKPTeam「そうです。 まぁ、たまに他の店員の休日の関係で私がやったりもしますけど、基本的には私は返却作業にはノータッチです」
LKPTeam「でも、棚だしに関しては、なぜか私も関係してるんですよねー」
カレン「人が足りないんじゃない?」
LKPTeam「それもありますけど、前に私が、レンタルビデオの店員だったって、話しましたよね?」
カレン「うん、聞いたよ?」
LKPTeam「ウチの店はですね、レンタルビデオ店におけるアダルトビデオの棚への配置方法をそのままアダルトビデオの販売にも当てはめてるんですよ」
LKPTeam「もともとが、レンタルビデオ店ですから
(*1)、その辺は流用しよう、という考えなんでしょうけど・・」
カレン「あー、それで、レンタルビデオ店の経験があるLKPTeamちゃんも棚だししてるわけね?」
LKPTeam「そうなんですよー」
LKPTeam「なんとかならんのかなぁ・・・」
カレン「無理でしょ?(笑)」
LKPTeam「そっ、そうハッキリ言われると釈然としないものがありますけど、そうなんですよねー」
LKPTeam「ウチの売上じゃ、もう一人雇う余裕なんてないですからねー」
カレン「まぁ、もうしばらくこのまま頑張りなさいって事ね?(^^;」
LKPTeam「しばらく、というか・・・売上が上がっても、このままのような気がします・・」
カレン「うーん、あの社長なら、ありえるかもね?」
LKPTeam「あぅあぅあぅあぅ」