カレン「誰?」
LKPTeam「二宮さんは二宮さんですよ」
カレン「だから、それだけじゃ誰か分からないでしょ?」
LKPTeam「あはは」
LKPTeam「分かってますって、今教えようとしてたんですよ」
カレン「嘘おっしゃい」
LKPTeam「まぁまぁ、ちゃんと教えますから」
LKPTeam「二宮さんというのはですねー、ほら、結構前にも言いましたけど、朝の11時ごろに来て夜遅くまでずっと立ち読みしてる女の人がいたでしょ?」
カレン「うん、いたわね」
LKPTeam「あの人のことです」
カレン「?」
カレン「・・・・あー、あの人のこと?」
LKPTeam「ですです」
カレン「んー、でもなんで二宮さんなの?」
LKPTeam「二宮金次郎、とかっていう人が昔いたんですけど、結構有名な人みたいでして、銅像とかが残ってるんですよね」
LKPTeam「で、その銅像というのが、背中に薪を背負って、少しうつむきながら本を読んでる姿なんですよね」
カレン「ふーん」
LKPTeam「多分他の姿の銅像とかもあるにはあるんでしょうけど、私の中のイメージはそんな感じなんです」
LKPTeam「で、その銅像の姿と、立ち読みをしている最中のあの女のお客さんの姿が一緒なんですよー」
カレン「あー、それで?」
LKPTeam「で、ついたあだ名が、二宮さん、ということです」
カレン「・・・・・・・・」
LKPTeam「あ、ちなみに名づけたのは私じゃないですからね?」
カレン「・・・・あやしいなぁ(^^;」
LKPTeam「ホントですって、誓って私じゃないですって」
カレン「じゃ、誰なの?」
LKPTeam「私は店長から聞かされたので、店長かと・・」
カレン「ふーん・・」
LKPTeam「なにか、言いたそうな顔してますね」
カレン「んー、そんなことはないわよー」
LKPTeam「そうですかー?」
カレン「ま、LKPTeamちゃんになら文句の一つも出てるけどね」
カレン「店長さんならしょうがないわね」
LKPTeam「えー、なんですかー、それはー」
LKPTeam「そんなの差別ですよー」
カレン「いいじゃない、このくらい(^^;」
LKPTeam「よくないですー」
カレン「って、話が横にそれちゃったね」
LKPTeam「あー、そんなの気にしなくてもいいです」
カレン「いつものことだし?(^^;」
LKPTeam「ええ」
LKPTeam「それよりも私はさっきの差別発言が」
カレン「もうー、しつこいわね」
LKPTeam「し、しつこいって」
カレン「んー、例えばこういう風に考えたらどう?」
LKPTeam「?」
カレン「一応全くの他人なわけじゃないんだから、親しい間柄での遊びなのよ、きっと」
LKPTeam「・・・・・さっきの差別が?」
カレン「そう。 だって、全然知らない人にあんなこと言うわけないでしょ?」
LKPTeam「それは確かに・・」
カレン「だから、この場合は両者の間になんらかの決まりごとみたいなことがあったと考えられるわね」
LKPTeam「・・・・」
カレン「で、その決まりごとに反するような行為じゃなかった、というのはどうかな?」
LKPTeam「・・・・・・・・・・・」
LKPTeam「えっと・・・・この場合の決まりごと、というのは私とカレンさんの間にある、ということですよね?」
カレン「そうね」
LKPTeam「どんな決まりごとなんです? 私、そんな決まりごとなんて言った覚えはないんですけど」
カレン「あ、あたしが勝手に決めてることだから、LKPTeamちゃんは知らなくて当然なの(^^;」
LKPTeam「うわーん」
カレン「まぁまぁ、ようするにからかわれていただけなのよ(^^;」
LKPTeam「あんまりですー」
カレン「別にいいでしょ、知らない仲じゃないんだし」
LKPTeam「カレンさん、『親しき仲にも礼儀あり』って言葉、知ってます?」
カレン「知ってるけど、それがどうかしたの?」
LKPTeam「・・・・・・・・いえ、いいんです」
LKPTeam「どうせ私はカレンさんのオモチャでしかないんですから・・」
カレン「ん、分かってるじゃない(^^;」
LKPTeam「うわーん」