LKPTeam「今日仕事に出たら、明日から2連休なんですよねー」
カレン「どこかにでもいくの?」
LKPTeam「うーん、晴れたらドライブに行くのも悪くないかもですねー」
LKPTeam「と休みの日の話もいいんですけど、私、今日は残業しようかと思ってるんですー」
カレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カレン「LKPTeamちゃん、まだ寝惚けてる?」
LKPTeam「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
LKPTeam「いえ、寝惚けてなんかいませんよ、ちゃんと顔も洗ったし」
カレン「だって、寝言言ってるじゃない?(^^;」
LKPTeam「・・・・・・・・あいかわらず失礼な物言いですね、カレンさんは・・」
カレン「・・・・失礼なのはLKPTeamちゃんのほうだと思うんですけどー?」
LKPTeam「私のどこが失礼です?」
カレン「だってそうでしょ?」
カレン「いつもは、定時きっかりに仕事を終えてるLKPTeamちゃんが、いつも不真面目に仕事をしてるLKPTeamちゃんが、自分から進んで『残業する』なんていったら、寝言かはたまたあたしを騙そうとしてるかのどっちかじゃない(^^;」
LKPTeam「・・・・・・・あー、私はカレンさんにそーゆー風に見られてたんですか・・」
カレン「あたしじゃなくても、LKPTeamちゃんを見てる人はたいていそういう風に見てると思うけど?」
LKPTeam「ががーーん」
LKPTeam「・・・・・・・・私、心中ではともかく、表面上はまじめに仕事をしてる振りは欠かしたことがないと思ってたのに・・・」
カレン「・・・・・・LKPTeamちゃん、さらっととんでもないこと言ってのけたわね(^^;」
LKPTeam「むむむ・・・・・・・、これは今後一層まじめに仕事をしている振りをしないと・・」
カレン「LKPTeamちゃんLKPTeamちゃん、振りじゃなくて、まじめに仕事をする気はないの?」
LKPTeam「そんなもの、ないに決まってるじゃないですか!」
カレン「そこは、威張って言うところじゃないの(^^;」
カレン「というか、アレよね、どんなに表面を繕っても、ほかの人はともかくあたしにはまるで意味がないことだから、あたしを騙そうとしても無駄よ、LKPTeamちゃん?(^^;」
LKPTeam「いやいやいや、私は頑張りますよー、・・・・・そう、まるで白昼に幽霊を見るかのごとく・・」
カレン「? それ、一体どういうふうに話が繋がるわけ?」
LKPTeam「幽霊は自分が見たいと思うからこそ見える、という話を聞いたことがあります」
LKPTeam「まぁ、夜でしたら何かを見間違えて幽霊だと認識する可能性もありますけど、白昼だとなかなかそうは行きませんよね?」
LKPTeam「自分を取り巻く外界からの情報を一手に引き受けて、それぞれの受容器官からのバラバラな情報を再構築して、その再構築したものをわれわれは脳に見せられているわけですよ?」
カレン「・・・・・・・・・・それで?」
LKPTeam「つまり、われわれの認識している外界というのは、脳の都合のいいように操作されている可能性も無くはない、ということになりますよね?」
LKPTeam「ここで、私が幽霊を見たい、と思っても、常識では幽霊なんていないと自分で思っているわけですから、まあ普通は幽霊なんていない、という情報を脳はわれわれに通知すればいいわけなんですが・・・」
LKPTeam「でもやっぱり幽霊を見る人はいるわけで、そういう人たちは、自分の脳を無意識の内にコントロールして、幽霊を出させているのではないかと思うのですよ?」
LKPTeam「そういう人たちは、自分で意識することなく幽霊を見たい、とか思ってるのかもしれませんよね?」
LKPTeam「つまり、白昼に幽霊を見る、ということは自分の脳すらもコントロール下に置く、ということになりますよね?」
カレン「・・・・・・・・・・・・・」
LKPTeam「これを、今の話に当てはめると・・・」
LKPTeam「私は特に意識することなく、サボっているけど頑張っている、という風に思うことができたら、自分自身も騙せる気がしませんか?」
LKPTeam「自分自身を騙せるということは、すなわちカレンさんも騙せるということになりますから・・」
カレン「・・・・・・・・・・・長々の高説、ご苦労様、といいたいところだけど、話がさっぱり見えない・・」
カレン「というか、言いたいことは分かるけど、その言いたいことっていうのが私を騙す手段なわけよね?(^^;」
LKPTeam「んー、まあ・・」
カレン「ずっと前にLKPTeamちゃん、あたしを騙さないって言ってたような?(^^;」
LKPTeam「・・・・・・・・・」
LKPTeam「都合の悪いことは忘れるようにしてますから・・」
カレン「じゃあ、やっぱりあたしを騙すの?(^^;」
LKPTeam「あー、冗談ですよ、冗談(^^;」
LKPTeam「そんなこと、怖くてできませんてば!」
カレン「そう? ならいいんだけどー?」
LKPTeam「とにかく、今日は残業、そして、より一層仕事をする振りに精を出す、ということで」
カレン「振りじゃなくて、まじめに仕事しなさいよ・・・」
LKPTeam「んー、頑張ってみますよ・・」