H22/12/31
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ピュリニー・モンラッシェ/ルイジャド01':☆☆++ |
[フレコミ要約]ピュリニー・モンラッシェのワインは、一般的にムルソーより濃厚で厚みがあり、シャサーニュより上品で繊細です.良く知られている独特な香りが特長である、アーモンド、シダ植物、エキゾチックなフルーツ、こはく(鉱石)のような、また白い花を思わせるような香りです.酸味は口中でわずかに感じられる.8〜12年は熟成を楽しむことができます. |
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[My印象]自宅にて.濃ゆいシャルドネばかり飲んでしまい、その印象が強く残っているのややすっきり感じる.ジャドの村名ムルソーと比較すれば、フレコミ通りなのであろうが、自身の判断としてはパワーと酸のバランスが良いワインと言える. |
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H22/12/30
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シャトー・カノン1994(サン・テミリオン・グラン・クリュ):☆☆++ |
[フレコミ要約]発酵とマセラシオンは、温度調節された木の発酵槽でおよそ15日間.ワインはオーク樽で18ヵ月間熟成され、新樽は65%.清澄処理されるが、濾過処理はされない.ブレンド比率:メルロ55%、カベルネ・ソーヴィニョン45%
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[My印象]古今亭(那須塩原市).ボトル16,000円.抜栓直後から、周囲にフローラル香を振りまき始め期待させる.ガーネット色が薄れ始めているがエッジにレンガ色ではない.粘性があり、足も長い.果実味は香りに負ける趙があるが、魚介類のお店なのでマリアージの難であろう.ワインだけで充分に美味しい. |
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H22/12/28 |
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・マアジ・セレーゴ・アリギェーリ・ヴァイオ・アルマロン・アマローネ・クラシコ04'(イタリア・赤)7.500円〜:☆☆++
[フレコミ要約]以前、六本木・ベルニーニで飲んだもの.上手く購入しリピート.H22/11/14を参照して下さい. ---------------------------------------------------------------------------------------
[My印象]今回は自宅.楽天で6,980円.色は漆黒.エッジは深紅.粘性かなりあり、グラスのボディーにまとわりつく.香は、ブルーベリー、プラム系、フローラル香.アタックではチョコレートが加わる.辛口でありながら甘い(ビター).ビロードの様な触感にパワーを感じ、とても落ち着いた華やかさ.温度が上がると更かぐわしく、周囲に香を振りまく感じ.素晴らしく美味しい.お店のものより若い感じがしたのは温度のせいかな?エアーを抜いての保存でも3日間はびくともしない.5,6年早い感じがするけど美味しい. |
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H22/12/27
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ブルゴーニュ・ブラン07'/ベルナール・デュガピィ/3.500円:☆☆+ |
[フレコミ要約]ブルゴーニュのシャルドネに求める全てが入っています.6000円はACブルとしては高いですが、これだけ完璧なワインは無いでしょう.最近白ワインを作りだした人が作ったワインとは思えません.デュガ・ピィ恐るべし!ルロワ、コシュデュリ、ラフォンと比べて遜色ないワインを作っています.赤もテロワールを正確無比に描き出す様は正にゴルゴ13の様です.このワインはシャサーニュの一級に雹が降ったので格下げしてACブルと混ぜたそうです.50%がシャサーニュの一級だそうです.色は少し薄めの黄金色、香は火打石、オレンジピール、強いミネラル香、ナッツ、濃いめの柑橘系、味わいは濃密な果実味、強いミネラル、蝋感、ナッツ&バター、しっかりした余韻の綺麗な酸、僅かな苦み、スケールの大きなワインで、バランスも良いです.(師匠の感想)
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[My印象]師匠の言うとおりなのですが未だ未だこなれていないと感じるのです. |
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H22/12/26
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ブルゴーニュ・シャルドネ07'/ユドロ・バイエ/3.000円:☆☆ |
[フレコミ要約]1981年の創業以降ずっとネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年.フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです.醸造学校を修了した後、義父からワイン造りの実際を徹底的に仕込まれながら毎年試行錯誤を繰り返し、2004年に完全に独り立ちしました.私たちは2001年ヴィンテージから彼と付き合っているのですが、彼は毎年、ヴィンテージの特徴の差を明らかに上回るペースでワインの品質を向上させてきました.義父の代から10年以上リュット・レゾネ栽培を実践し続けている実質ビオの古樹だらけの畑、ル・グエン自身のセンスと強い意志、上達したワイン造りの腕がすべて一体となり、2004年ヴィンテージ以降、彼のワインはひとつ突き抜けたように思われます.
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[My印象]色は少し薄めの黄金色、香は火打石.強いミネラル香、柑橘系、味わいは強いミネラルで樽香が目立つものの嫌味ではない. |
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H22/12/25
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1:ムルソー/オスピス・ド・ボーヌ・キュベ・グロー03'(白)8.000円前後:☆☆☆ |
[フレコミ要約]オスピス・ド・ラ・シャリテ/慈善施療院に多くを寄贈したGoureau(グロー)嬢に敬意を表し名づけられる.畑は
※Les Porusots〈premier cru〉(0.27ha)※Les Peutes Vignes (0.21ha)※Les Grands
Charrons (0.08ha)
ワインの48%に1級格付けの「Les Porusot(レ・ポリュゾ)」の葡萄をブレンドしています.またそのレ・ポリュゾの畑の半分は樹齢が約30年と60年以上の古木です.熟成・瓶詰業者のメゾン・シャンピーは、1720年創立、ボーヌ村最古のメゾンです.1990年に代々この地で仲買人をしていたムルジェイ家が買い取り、様々な改革に取り組んでいます.セラーはボーヌの街の地下にある、元ジャコバン派の修道院が使用していた歴史あるものです.また瓶詰は月例を計算し、ノンフィルターでごく丁寧に行われる.
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[My印象]自宅.これも自分の体験しているムルソーでは一番好き. |
2:プラネタ・シャルドネ06'(伊・シチリア・白)6.000円前後:☆☆☆ |
[フレコミ要約]ファーストヴィンテージ:1994年、生産量:20万本、生産地区:メンフィとサンブーカ・ディ・シチリア(標高:100〜250m、収穫:8月15〜20日).醸造:収穫してきたブドウは全て除梗してジュースにします.熟成:フランス産小樽(225L)、半分新樽、残り半分は1年使用樽.アルコール度数:14%.輝くような黄金色、リッチで凝縮した果実味.桃のムース、黒いイチジクにローズ、バニラクリームの印象.その後に、へーゼルナッツ、オレンジの花、蜂蜜の香りがお楽しみ頂けます.総じてデリケートで果実は覆われています.柔らかく、強く、まろやか.その素晴らしいバランスはしっかりとした酸により、ミネラル感と一貫したスタイルに保たれています(自社HPより).
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[My印象]自宅.陽性のシャルドネとしてはNo1かも知れない.94'をぜひ飲んでみたい. |
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H22/12/24
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ジャクソン733(泡・白)/8.000円前後:☆☆ |
[フレコミ要約]ジャクソンの歴史は古く、1798年にまで遡ります.なんと、あのナポレオンの結婚式でも振る舞われたほど長い歴史を持っているんです.ナポレオンが皇帝を名乗り、永眠につき、その後歴史が大きく変動し続けても、200年間ジャクソンはひたすら「高品質」だけにこだわり続けてきました.ジャクソンが造る最もスタンダードなキュヴェ.#733というナンバリングは、ジャクソンが設立されてから733番目に造られたキュヴェを意味しています.ジャクソンはナンバリングすることでヴィンテージの個性も味わえるようにしています.腕試しに飲むなら、まずこれからですよ!一口含めば完熟したぶどうならではのコクのある力強い味わいに驚きます.まろやかな酸が凝縮した果実味に絶妙に絡まりあい、絶妙なハーモニーを奏でているんです.
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[My印象]自宅.ノンドサージュの超辛口.少し自分のセラーで寝かせてみよう.NVでも寝かせる必要があろう. |
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H22/12/23
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クロ・ド・ラ・ロシュ03'/ジョルジュ・リニエ(白)/8.000円前後:☆☆+ |
[フレコミ要約]モレサンドニにある小規模ながら秀逸なドメーヌ.畑は、モレサンドニ・シャンボール ミュジニー・ジュブレシャンベルタンの各村に細かく分かれてトータルで15ヘクタール程を所有.当主ジョルジュ リニエは、内気で控えめな性格ながら造りだすワインは芳醇で力強く個性的.生産量の半分をニュイやボーヌの有力ネゴシアンに樽で売っている為、ドメーヌの元詰めワインは貴重なものとなっています. なお、ユベール・リニエとは従兄弟にあたります.
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[My印象]自宅.ボルドー好きのブルゴーニュとしては、ボンヌ・マールが一番好きな訳である.ま何分高価故、モレ・サン・ドニを求めることになる.モレの作り手では好きではある.先日、クロデゾルムを飲んだが相手にならない.又、ドメーヌ・ポンソ/クロ・サン・ドニ93'も飲んだばかりだが、特急畑の枯れても力強いのを体験した.未だまだ青臭い感じだが十分うまい. |
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H22/12/22
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1:エドシック・モノポール・ロゼ・トップ・ブリュット(泡・ロゼ)ピッコロ/1.838円:☆☆ |
[フレコミ要約]世界で4番目に古いシャンパーニュメゾン、エドシック・モノポール.フランスはもとより、イギリス、ドイツ、アメリカ等でトップ級の人気を得ています.ピンクゴールドで、おしゃれなイメージのロゼトップは、特級畑ブジー村のピノ・ノワールを使用し、トースト感、野イチゴなどの小さな赤果実の印象が食欲をそそります.まろやかで深い味わい、長いフィニッシュが楽しめる1本です.
・ピノノワール70%・シャルドネ20%・ピノムニエ10%.
1997年5月29日バルト海の水深64mで、1916年11月にドイツ軍の潜水艦U22の攻撃によって沈められた船が発見された.第一次世界大戦の最中、ロシア皇帝ニコライU世がフィンランドで駐留するロシア軍の為にオーダーした、1907年のビンテージエドシック・モノポールや、ブルゴーニュワインなどを船積したジョンコピング号である.翌年に引き上げられるまで、海底64mで80年間の時を過ごしたことになる.エドシック・モノポールと共に積載されていたブルゴーニュワインや他のアルコール類はすべて不良品として処分される事になるが、エドシック・モノポールだけがこの偶然の奇跡に守られ非常にいいコンディションのまま時を過ごし、抜栓した時にはまだまだ若々しい状態のままであった.海底の、「太陽光」が遮られた、安定した「水温」、「水圧」によってシャンパーニュが守られたのだった.1998年のクリスティーズのオークションでは、このHeidsieck
Monopole に1本$3800の値が付いたというのが話題に.
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[My印象]越前焼巡りの新幹線内.東京駅構内地下で見つけたピッコロシャンパ−ニュ.ロゼには繊細優雅な印象が付きまとうが、通常の味わいは辛口というのが常識.これもかなりの辛口.ビターさとフローラルな香がマッチするには年月が必要であろう.ドサージの利いていないロゼには不利な要素が多いがピッコロの存在そのものが貴重である. |
2:コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ03'/ドメーヌ・レクロワゼイ:☆++ |
[フレコミ要約]コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(Cote de Nuits Villages)という名前を使えるのは、ブロション、コンブラシアン、コルゴロアン、フィサン、プレモー・プリセの5つの村に限られる.このうちフィサン(Fixin)は村名を名乗ることもできる.
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[My印象]クゥー(福井).越前焼巡りで立ち寄ったフランス料理店.「猪バラ肉のサラダ」(写真右)
「マトウダイのポアレ」と合わせた.やや枯れ始めて、土臭ささのある陰性のワイン.香りはそれなりにあるが果実味が落ちている. |
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1:シャトー・ド・テレフォール・カンカール・プレステージ 95'(ボルドー・スペリオール)2480円:☆☆ |
[フレコミ要約]1891年以来6世代に渡り、カンカール家が所有する、由緒あるシャトーです.ラベルにはジャン(おじいさん)、ラウール(お父さん)の2人の名前が書かれた、特別なワインが“キュヴェ・プレステージ”です.フランスでも、著名なシャトーとして知られる、カンカールが“素晴らしい出来”と判断した年にのみ造られるワインで、現在1995年、2000年がリリースされ次に出てくるヴィンテージは2005年と、最高の年にのみ醸されるワインです.畑は、サンテミリオンから西へ約25キロ離れたキューザック・レ・ポン村に位置しており、全てのぶどうを手摘みにより収穫されます.その畑は、カンカールが所有する中でも、最も日当たりが良く、水はけも抜群で、通常なら、トップキュヴェの一部として使われる畑のものを、それのみ1本のワインに仕上げた、数年に1回しか出ないであろう、特別なワイン!たった5haの畑で造られる為、本数も大変少なく、殆ど見る事が出来ないので、かなり貴重なのは、お分かり頂けると思います.メルロー70%、カベルネソーヴィニヨン28%、カベルネ・フラン2%
まだまだ、熟成可能な程、しっかりしたガーネット色で、開けるとベリージャムを煮詰めたような、強い香り、それにヴァニラ、コーヒー、シナモンなどなど大変深く、芳ばしい香りが広がります. |
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[My印象]古今亭(那須塩原市).95は長熟可能なヴィンテージ.しっかりしたガーネット色で、ベリージャムのような強い香り、それにヴァニラ、樽香あり.未だ寝ている. |
2:シャトー ロックフォール ルージュ02'(ボルドー・赤)2,000円前後:☆++ |
[フレコミ要約]世界最大級のワイン・コンクール、ワイン・インターナショナル・チャレンジにおいて、「シャトー・ロックフォール・ブラン」2004ヴィンテージが、見事金メダルを勝ちとり、アシェット・2008年度版においても、「シャトー・ロックフォール ルージュ」2005が2ツ星でク・ド・クールを獲得しているなど、大変実力の高い生産者です.メルロー90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%から造られるこのワインは新樽で10ヵ月、その後オーク樽で12ヵ月熟成されます.上品で力強くしっかりとしたボディ、芳醇な果実味とバランスのとれた味わいは、2ランク上のAOCといわれても納得できる味わいです. |
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[My印象]古今亭(那須塩原市).素性のよく分からないボルドーワインだが、[1]と同等.メルロー主体で飲みやすくしている最近の作りである.
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3:カーヴ・ド・リュニー/ ブルゴーニュ・ルージュ ピノ・ノワール プリヴァテュス 08'(赤:998円):☆ |
[フレコミ要約]Cave de Lugny (カーヴ・ド・リュニー)は、1926年に創立されたCo-operatives(生産者組合)で、240のブドウ栽培家、1372haの畑をほぼ独占的に契約しているそうです.
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[My印象]古今亭(那須塩原市).色は薄めで香りも弱く、酸味がキツイか?酔ったから正確には不明だが、美味しくはない. |
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エノテーカ・ピンキオーリ銀座閉店を惜しむ会(特別ランチ・ワインコース):会費3万⇒4万
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こちらは私と友人、同郷の先輩夫妻の4名.友人がマネージャーと知合いで今回の会を企画.婚礼・レセプション担当マネージャーの畔田好治氏が迎えてくれ、まずセラー見学.ウエルカムドリンクはシャパーニュだが銘柄不明.グラスで提供されている品.既に開けてあったもので、泡はか細く味わいもやや薄い.以後、コースの内容の説明があり以下のメニューリストを下さった.ワインは、白1本と赤2本が用意されていた.ソムリエマネージャーは、黒田敬介氏.私にとっては、誕生日の後夜祭です. |
・帆立貝のソテー モルタデッラとのパニーノ仕立て サラダ菜のヴルーテとラディッキオを添えて |
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H23ベスト白1 |
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最初の白が、白ワインを作らせばブルゴニュ-No1の[ドメーヌ・ルフレーブ/シュヴァリエ・モンラッシェ02']、抜栓最中にテンション上ってしまいました.濃いレモンイエロー.粘性有り.酸が綺麗に落ちて味わいはムルソー.温度は15、16度.林檎密というよりは、蜂蜜に近い甘味.酸が落ちすぎて最初の一杯はインパクトにかけるが幸せ.☆☆☆.流通50,000円.お料理は、日本人から見れば、帆立に火が通り過ぎていると思えた.ドレッシングに、もう少し酸味があればワインとのマッチングもよいかと.
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[ドメーヌ・ルフレーブ]ピュリニィの至宝といわれ、世界最高峰の白ワインを生み出す作り手ピュリニー・モンラッシェ村で世界で最高峰の秀逸なワインを造りだす、非常に人気の高いドメーヌです.ブルゴーニュ白ワイン造りの名匠と謳われた故ヴァンサン・ルフレーヴの後を継ぎ、その娘、アンヌ・クロード・ルフレーヴがドメーヌ・ルフレーヴの品質の評価の維持に努めています.ビオディナミ農法を1990年より実践しており、ブドウ栽培は化学肥料のたぐいは一切使用せずに、天然のカルシウム、リン、シリカ、鉄分などを水に溶かして、ブドウの根元に施しています.その結果、土の中の微生物が活発に働き、窒素量が増え、ブドウの葉の色づきが向上し、ルフレーヴの畑の土はとても柔らかいです.ドメーヌでは22haある自社畑のうち、7haをビオディナミ農法で、15haを一般の有機栽培にて行なっておりますが、これらを比較試飲してみると、ビオディナミ農法でつくられたワインほうが、ワインの味はより複雑になり、バランスのとれたものになるとアンヌ・クロード・ルフレーヴは語っています.「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」、「バタール・モンラッシェ」、「シュヴァリエ・モンラッシェ」のグラン・クリュを昔から所有し、91年に「モンラッシェ」を手に入れました.モンラッシェはわずか0.08haで、1樽、300本しか造られない極稀少な白ワインです.ドメーヌ唯一の赤だったブラニー・スー・ル・ド・ダーヌは2001年ヴィンテージで姿を消した.替わって新たにムルソーのプルミエ・クリュ、ムルソー・スー・ル・ド・ダーヌとして2000年ヴィンテージからリリースされています.
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・仔牛胸腺肉のクロッカンテ イタリア産いんげん豆(ボルロッティ)のクレマ 白トリュフ風味とブッラータチーズ |
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次は最初の赤ワイン.ドメーヌ・ポンソ/クロ・サン・ドニ93'モレ・サン・ドニ村の中の特急畑の1つ.この几帳品が飲めるなんて!ブルゴニューでは、一番好きな村のワインなのでまたまた一人でテンション上がります.83のムートンより明るいレンガ色.03’のクロデゾルムを前日の飲んでいるので、10年の歳月でこんなふうに変化するのかと感心してばかり.フローラル香.絹ごしの滑らかさ.ヴォリュームはないけれど、古酒としては83'ムートンの境地に来ておりますよ.流通してヴィンテージアップしても15,000円位じゃないか?綺麗に枯れるなあモレ・サン・ドニ村.☆☆+++
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[ドメーヌ・ポンソ]現在ドメーヌを取り仕切るのは40代後半のローラン.1980年代初頭より父ジャン=マリとドメーヌの運営に携わるが、もとは1872年、初代設立者であるウィリアムがモレの村にクロ=ド=ラ=ロシュ、モン・リュイザン等を購入したことに始まる.弁護士でもあった2代目、イポリットは1932年と早い時期にドメーヌ元詰めを開始、また1935年のアペラシオン制度策定時、ブルゴーニュ地方の委員のひとりでもあった.そしてその息子がローランの父、ジャン=マリとなる.トータル11ha弱のドメーヌは半分以上の5.7haがグラン・クリュという、その所有する畑のクオリティは群を抜く.そしてクロ=ド=ラ=ロシュで50年強、クロ=サン=ドニは90年を数え、他のクリュも平均で30年以上と、樹齢の高さにも尋常ならざるものがある.加えてグラン・クリュでも18年未満のぶどう樹からの果実はデクラッセし、プルミエ・クリュとしてリリースするという徹底ぶり.収穫量に目を向ければシャンベルタン、クロ=ド=ラ=ロシュ等グラン・クリュの上限はヘクタール当たり35ヘクトリットルだが、ドメーヌ・ポンソにおいてはリミットまで目一杯収穫する等ということはありえず、平均で3分の2から半分、少ないときには1ケタ台ということもしばしば.つくりの面では、酸化防止剤として用いられるSO2は他のドメーヌで使用する量の3分の1から5分の1と極力抑え、また多くのつくり手がグラン・クリュほど高い割合であてがう新樽もポンソでは一切用いない. |
・パンチェッタのタリオリーニ 卵のクリームとブラックペッパー添え |
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箸休めという感じの一品.ワインは上記です. |
・和牛フィレ肉の塩殻包み焼き セロリのブラザード ブラックペッパーの香りを添えて |
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続いてお肉となりましたが、霜降りでない赤身が大変美味しい.写真は半分お肉を食べてしまった物になってしまい大変失礼.セロリのグリルも美味しいです.リジーニ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ77'を頂きましたが、もちろんこのワインの素性は知りません.これはこれで綺麗に枯れクロ・サン・ドニに負けないきれいな古酒になっておりました.☆☆++.77'ということで更に枯れており、お肉には今一かなとも思い、黒田ソムリエに「一番美味しい伊ワインはアマローネだと思っており、アマローネの中でもお肉に合う辛口有ませんか?」と尋ねたところ、恭しくワインリストを差し出されましたところ、全て6万以上でした.最高峰のダルファルノ・ロマーノにいたっては多くは10万超えておりました.アマローネの種類もあまりなく(閉店だからか人気がないのか?ベルターニやマジはなし!)、ジュゼッペ
クインタレッリ・ロッソ・デル・ベピあたりで5万でした(アマローネじゃないけれど辛口).割れば1/4なので思い切ってそちらを注文しましたら、なんとダルフォルノ・ロマーノ/アマローネ94'を出して頂いたのですが僕だけは顔青くなりました.価格は最初の希望通りの価格であったので、閉店セールとはいえ、ちょっと頭があがりません.もちろん史上の味わいです.☆☆☆
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[リジーニ]トスカーナに本拠を置くワイナリー.数百年も前からモンタルチーノの地で暮らしてきたリジーニ家.その歴史は古く、リジーニ家の人達自身でさえ、一体いつこの地に根差したのか判らないという.長い年月の中で蓄積され、受け継がれてきた知識、経験、そしてワイナリー.今や「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」のトップ・ワイナリーの一つとして君臨する.エノロゴには「ミスター・サンジョヴェーゼ」フランコ・ベルナベイ氏を迎え、醸造においては最新の近代的な技術・施設を使用しつつも、伝統を重んじ流行にとらわれることなくワインづくりは行われている.そのワインには凛とした風格が存在する.
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[ダルファルノ・ロマーノ]3代続くブドウ栽培農家にに生まれたロマーノ.彼を運命づけたのは22歳の時、気絶するほどの衝撃を受けたジュセッペ・クインタレッリのワインとの出会い.そして自分の進む道がクインタレッリのような素晴らしいワイン造りをすることだと確信.しかし、これから進む道には想像以上の困難や障害がありました.長年、大量生産用のブドウしか栽培してこなかったダル・フォルノ家の畑があるイッラージ一帯は「作物として上手くできるのはせいぜいトウモロコシだけだろう」と、かのクインタレッリもそう納得していたほどの悪条件の土地.そこからは試行錯誤の長い道のり.農業学校に通いながら畑での経験も積み、世話の方法次第で結果が変わることを体得していきます.収穫後のアッパッシメント(乾燥)がこの土地のワイン造りの根底をなすもの、すなわちワインそのものを決定づける要素だと確信したことや、アマローネにもヴァルポリチェッラにも通常使われる品種「モリナーラ」を排除し、新たに「オセレータ」を採用することにしたのも、実験と経験から得た彼の選択.そしてアマローネとともにヴァルポリチェッラも「ブルネッロに匹敵する」ストラクチャーと上品さを持つワインだと世間に知らしめるのです.そして現在、ダル・フォルノ・ロマーノのアマローネは、世界で最も評価が高い赤ワインのひとつとして、世界中のすべてのワイン愛好家たちの憧れになっています.25haの畑から造られるのは、アマローネが10,000本、ヴァルポリチェッラが22,000本のみ.一見、「高すぎる」「手が届かない」と思える価格も当然なのかもしれません. |
・チョコレートのトルティーノとプディング パッションフルーツのジェラード |
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食べかけの写真ですみません.ドルチェとチーズ.この時にデザートワインを所望しました.で、[サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ヴィン・サン・ジュスト98']というデザートワインを出して頂きました.イタリアにも素晴らしい極甘口ワイン有りです.ドルチェとベストマッチ.☆☆☆.流通、1万円前後のワインです.
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オーナーはルカ・マルティーニ・ディ・チガラ氏、キャンテークラッシコに本拠地を置くワイナリー.恐るべし. |
・自家製チョコレートとコーヒー |
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食後のエスプレッソです.カップの1/5位しか量が無いのですがクリーミーでした.何故、画像が2つあるかというと、皆さんお代わりしたので. |
結局、会費は4万円になってしまいましたが、アマローネにデザートワイン、更にチーズ、エスプレッソのおかわりまでして至れり尽くせりの形になり12時40分頃から始まって店を出るまでゆうに3時間はたってしまいました.このワインの組合せには至極満足.古酒はやはり癖も取れて美味いです.飲み物というよりの一会の料理という感じ.いい勉強になりました. |
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H22/12/14
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モレ・サンドニ・クロデゾルム03'/ジョルジョ・リニエ(ブルゴーニュ・赤)4,500円前後:
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[フレコミ要約]ジョルジョ・リニエは、30年以上のワイン造りの経験を持つ当主ジョルジョによる、小規模ながら秀逸なドメーヌ.とても品質が高く、高評価を得ています.とにかくフルーティ.明るくルビーに輝く色調が綺麗で果実味が新鮮に感じピノの爽やかさが生きていると思います.アタックもスムーズでタンニンもしっかりしています.スパイス感のある酸味も程よく余韻に残り全体的に繊細な印象でバランスもいいです. |
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[My印象]ビストロ南.ボトル7,800円.クロ・ドラ・ロッシュの隣の畑であるが、リニエの畑の場所は自分にはわからない.香りはフローラル.色は未だまだ沈んだ紅ルビー色(原石は桃色系、光の関係で写真は原石っぽく写った).未だ初々しく新鮮なジャムのようなニュアンス.グロフィエのボンヌ・マールが上手く枯れたのと比べると03'は収穫を早めても相当に葡萄が熟してしまったというべきか? |
ワイン ルビー原石 ルビー宝石 |
H22/12/13
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シャトー・ムートン・ロートシルト83'(ボルドー・赤):☆☆+++
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[フレコミ要約]説明の必要はないだろう.ラベル絵は、サウル・シュタインベルクの作品.
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[My印象]自宅.古い在庫は飲んでしまって在庫のムートンの中では一番古い.コルクは52mmありますが、押せば沈みます.コルクの頭は黒カビたっぷり.色は透明なレンガ色.カシス系の匂いは飛んでフローラル香、ターメリックかパプリカのような香があり、味わいとしてはパプリカだがこんな味わいが出るものなのか?前回飲んだ時の印象と比べると、3-4年前だけれもヴォリューム感がなくなり絹ごしの滑らかさ.美味いです.きっともっと綺麗に枯れるはずである.☆3つなのだが心情的にはパワーが落ちる前を知っているので残念だがの表現とした. |
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H22/12/12
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アルフレッド・グラシアン・ブリュット・N.V.(泡)4〜5,000円:☆☆++ |
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[My印象]お気に入りのリピートです.前回は10/28です.クリュッグ、ボランジェ、アルフレッド・グラシアンが、シャンパーニュの中でも樽発酵、樽熟成を行っている数少ない生産者で、御三家的な存在だとかですが、庶民の味方って感じですね.泡にクリーミーさが出てるのは嬉しいな. |
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H22/12/11
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ボンヌ・マール01'/ロベール・グロフィエ(赤):☆☆+ |
[フレコミ要約]ドメーヌが拠を置くモレの村に畑はなく、7ヘクタールの地所はジュヴレとシャンボル村にある.特級はシャンベルタン・クロ・ド・ベーズとボンヌ・マールの2カ所、それにシャンボル村の1級畑が3カ所、ジュヴレの村名畑にACブルゴーニュという内容.それらの畑のぶどうは一部有機農法も取り入れての栽培だが、収量は低く--’95年産のボンヌ・マールは僅か25ヘクトリットル--抑えられている.除梗は年により様々で’90年は100パーセント行なったが、’84年はその逆.シャプタリザシヨンはしっかりと糖がのった年には行なわない.開放槽での発酵は35℃と、ギリギリの高温までもっていく.又ピジャージュは昼だけでなく、夜間も行なう.樽熟成は特級及びシャンボル村の1級、アムルーズに関しては新樽を高い比率--’90年のボンヌ=マールは100パーセント、対して’94年の同銘柄は80パーセント--で用い、それら以外の銘柄は1アキ樽.清澄と濾過もヴィンテージ、銘柄によって使いわける. 以上のような製法で生まれるワインは、非常に深い色合いと濃密な風味のスケールの大きいものとなり、十分な瓶熟が可能. |
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[My印象]フローラル香.深紅が薄らぎ、レンガ色が入ってくる感じ.枯れはじめ、きめ細かく力強い.文句はないのだが、微かにかび臭さというか乾物臭がする.気になったな.コルクの白カビ? |
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H22/12/10
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ユドロ・バイエ/ブルゴーニュ・シャルドネ07'(白)2,700前後:☆☆+
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[フレコミ要約]シャンボールミュジニーに1981年創業.ネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年.フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです.醸造学校を修了した後、義父からワイン造りの実際を徹底的に仕込まれながら毎年試行錯誤を繰り返し、2004年に完全に独り立ちしました.私たちは2001年ヴィンテージから彼と付き合っているのですが、彼は毎年、ヴィンテージの特徴の差を明らかに上回るペースでワインの品質を向上させてきました.義父の代から10年以上リュット・レゾネ栽培を実践し続けている実質ビオの古樹だらけの畑、ル・グエン自身のセンスと強い意志、上達したワイン造りの腕がすべて一体となり、2004年ヴィンテージ以降、彼のワインはひとつ突き抜けたように思われます.シャンボール村内のACブルゴーニュ区画レ・グラヴィエール50%、ブロション村の区画アン・シャルー50%で合計0.24ha.平均樹齢15年.新樽15%、2回使用樽85%. |
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[My印象]自宅.冷やすのが間に合わず、やや高い温度(15度)から試飲.中程度のレモンイエロー.やや粘調も脚が出るほどではない.酸も果実味もヴォリュームも十分あるが、温度が高いせいかキレがない.12度を下回ったあたりからキレが出てくる.豊富なミナラルに支えられている果実味なので10度前後が良いとも思われた.半分残して明日再試飲. |
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H22/12/8
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クロズリー・デ・アリズィエ・シャブリ・プルミェクリュ・ヴァイヨン07('白)2,500前後:☆☆+ |
[フレコミ要約]シャブリの大手ドメ ーヌ、ジャン・マルク・ブロカールの長男ステファ ン・ブロカール氏が独立して立ち上げたネゴシアン.彼は大手名門ネゴシアンに安く叩かれて桶売りしていた生産者と協力しながら、同ブランドで、上質のブルゴーニュワインを破格
の相場で提供出来る仕組みを作り上げています.今回は格上の極上一級畑ヴァイヨン.プルミエ・クリュ(1級区画)ヴ ァイヨンは、1級畑の中でも特に日照に恵まれているため、ブドウの成熟も早くこのヴァイヨンが1級の収穫の一番最初になることもしばしばとか.さらに、急斜面のため収穫は当然のことながら手摘み.濃縮されたブドウから造られるワインは、キンメリジャ
ン土壌の奥深く張った根からエレメントを最大限に吸収し、ミネラル豊富な芳醇な味わい深いものになるそうです.で、その味わいですが、透明感のある実にクリアーな、やや琥珀がかった色調.
4〜5年の熟成が必要なプルミエ・クリュらしく、抜栓直 後はやや香りも味わいも閉じ気味.収穫期によほど日照に恵まれたのか、酸もシャルドネが持つ苦味もシャブリにしては穏やか.酸味がやや苦手の辛口白ファンには絶好かもしれません.樽を使用しないクラシックタイプは、ミネラル感にあふれ、ステファン氏推奨の和風家庭料理
だけでなく、洋風魚介料理との相性も抜群で、料理の味 を引き立てる、この価格ではとてもありがたい1本です.
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[My印象]石山(那須塩原市).中庸な濃さのレモンイエロー.粘性は弱いがさらさらしている訳ではない.グラスが小さく脚が長く残る.柑橘系のフルーツ少し熟した香あり.醗酵香多少あるが、樽の匂いはしない.ミネラルは穏やかでシャブリのイメージは少ないが.ボディはややあって1級の雰囲気はある.海藻や海苔類とは磯臭さが目立つが、他との相性はフレコミ通り.和食に合うシャブリの仲間入りである.和食のお店なので、いつもこの程度を出してほしいものです. |
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三師会忘年会(居酒屋れん/那須塩原市) |
1:ニコラ・フィアット/ブリュット・レゼルヴ・パルティキュリエールNV(泡・白)3,800円前後:☆☆ |
[フレコミ要約]たしかに4,000円を下回る価格設定で、シャンパーニュとしても安い方のレンジのアイテムですが、使われるブドウが沢山のブドウから選りすぐられたブドウを使って造られており、コスパの高い高品質な味わいを楽しめるアイテムです.エレンガトで繊細な泡立ちがあり、なによりスイスイと飲めてしまう絶妙なバランスのシャンパーニュです.ぶどう品種:ピノ・ノワール40%、シャルドネ20%、ピノ・ムニエ40%. |
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[My印象]ボトル7,000円.明るい金色、豊かな泡立ち.フローラルな香りと洋ナシの香り.口当たりはフレッシュで心地よいが、泡は細かいとは言い難い.バランスよくまろやかである.ピノが多い割にピノの個性は薄いと思う.極めて普通のシャンパニュー. |
2:ドメーヌ・アラン・ジョフロワ/シャブリ07'1,500前後:☆++ |
[フレコミ要約]わずかに緑の光沢をもつ、薄めの黄金色.リッチで果実の熟成香があり、まずは花の香り、そしてなめらかで心地のよい果実のアロマが立ち込めます.パワフルで美しいミネラルの風味が、ブドウやブドウの木が生み出した繊細な味わいにより一層価値を与えています.しっかりとした構成の中に、まろやかさと活き活きとした味わいが完璧に融合しています.女性初のマスター・オブ・ワイン“セレナ・サトクリフ女史”が「瓶の中でもよく持ち、少し寝かせればそれだけ良くなる!」「生き生きとしている点が好きだ!」と絶賛!!ブドウの個性を最大限に生かすため、樽は極力使用しないフレッシュな味わいが魅力です.シャルドネ100%
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[My印象]ボトル4000円.まずまずのミネラルであるが、フレコミのリッチさ・パワフルさは無し.爽やかに飲めるが味わうというところまでは無理.和食に合うシャブリは、今のところルイ・ジャド村名シャブリ.シャルドネよりは、グルナッシュ系のほうが和食には合うと思う. |
3:シャトー・ラ・ムーリヌ・ド・ラベゴルス99’(オー・メドック・赤)1,200円前後:☆☆+ |
[フレコミ要約]マルゴーのクリュ・ブルジョワ、シャトー・ラベゴルスのオー・メドック側で造られる究極ワイン!しかも飲み頃11年熟成バックヴィンテージ!しかも人気の★★★★4つ星年!の3rd的存在のワイン!平均樹齢25年のメルロー70%とカベルネ・ソーヴィニヨン30%を40hl/haの低収量でオーク樽12〜18ヶ月(1年樽使用)熟成!カシスやプルーンにハーブといった果実香とスーボワやなめし皮の熟成香が非常にうまく調和!若々しいタンニンとこなれた旨味!果実味と熟成感のバランスが最高の究極フルボディ赤ワイン!現地でも飲み頃のオー・メドックが非常に少なくなっています. |
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[My印象]ボトルは4,000円.マルゴーの衛生地区でマルゴー流儀で作られる.メルローが多く滑らか.まだまだ濃厚であるが、11年経った特権かタンニンがこなれて絶妙な甘味が出ていて陽性な味わい.フレコミも嘘臭く聞こえないが、強いタンニンの重厚な作りではない.意外な掘り出し物で、店主はかなりワインを勉強している.グラスも、それなりにチャンジしている. |
4:クラレンドル・ルージュ 2004(シャトー・オー・ブリオン)2100円前後:☆☆+ |
[フレコミ要約]このワイン、シャトー・オー・ブリオンが造るサードワインなんです. しかも、このワインを造ったのは、1935年にこのシャトー を買取ったアメリカの有名な財界人であるクラレンス・
ディロン氏の孫にして、ディロン氏の熱い意思を受け継 ぐ、現ルクセンブルグ大公国の皇太子でもあるロベール殿下で、氏の偉大な功績と祖先への賛辞をあらわして、
名前の一部を取って名付けられたのがこのクラレンドル なんです. 『この偉大なシャトーは世界で最もエレガントで、アロ マ複雑なワインを造っている.この点に関しては反論が
ありうるだろう.1980年代初め以降、オー・ブリオンほ どの一貫性と、輝かしい品質を示すシャトーはほかにな い.』 『30年以上にわたって集中的にできるだけ多くのボルド
ーワインを試飲した結果、そこで生じた唯一の全般的な変化は、私がオー・ブリオンに対してますます深い愛情を抱くようになったということである.このワインに備わった、スモーキーな、ミネラルを感じさせる、葉巻入れのような、甘いブラックカラントのような特性は、私が年齢をとるつれ、私が賢くなるにつれ、一層魅力的に
感じられる.』 年を追うごとにのめり込んでしまうほどの妖艶なる複雑 味は、私も何度かこのシャトー・オー・ブリオンを味わったことがありますが、まさにパーカーさんの言うとおりで、葉巻のようなスモーキーな妖艶さは、他のシャ
トーには全く真似ができない極上の味わいです. メルロ70%、 カベルネ・ソーヴィニョン26%、 カベルネ・フラン4%. |
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[My印象]ボトルの値段は不明.店主の驕り.このサードワインは、2003年から生産されたのだが、品揃えをムートンと同じにしようとする戦略的なワインである.奇しくも[3]に似たセパージュであるが、フランを入れるところがブリオンらしい.味わいはグローバルな作りで濃厚甘味な方向であるが、セパージュの妙はここでも発揮されているようである.流行りのワインよりはスパイシーである.タンニンを感じる重厚な作りではないのは一致.が、酔ってしまったので細かいことがわからない. |
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H22/12/3
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[2] |
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1:ブルゴーニュ・シャルドネ06'・ドメーヌ・ルー(白)1,000円:☆ |
[My印象]勝田屋(大田原).11月に同店で飲んだ物をリピート.先月と比べると、既に樽臭さが出てヘタってきている.熱変化ではないだろう.元々酸が少ないのだろうかピークを下り始めた.より新しい年を求めるべき. |
2:ロバートモンダヴィ・プライベートセレクション/シャルドネ03’(白):☆☆ |
[フレコミ要約]ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの勉強をしておきましょう.新興ワイン産地、カリフォルニアのナパ・ヴァレーに1966年イタリア系移民でワイン会社を営んでいたロバート・モンダヴィ氏が息子のマイケル・モンダヴィ氏と設立し、高級ワイン造りに取り組み、みごとに実現させた、カリフォル二ワインのリーダー的存在のワイナリーです.栽培品種のこだわり、最新の醸造・熟成法を積極的に導入する革新性は、その名を世界に轟かせ、1979年にはボルドーの第1級シャトーのムートン・ロートシルトと「オーパス・ワン」を、1995年にはイタリアの名門フレスコバルディ家と「ルーチェ」をジョイントではじめています.
1993年、モンダヴィはフィロキセラの確認に航空映像を使用した調査を行う為、NASAとの協力をッスタートさせ、航空映像から読み取れるブドウの樹勢に応じて、特定の区画ごとにブドウの収穫を実施させることを可能とし、ひいては特に高品質ワインの生産に用いられるブドウを別により分ける事を可能にし、NASAとの協調作業は樹勢にばらつきのある改植中の場所に対してと同様、ブドウ畑の区画ごとに最良の収穫日を決定するのに、非常に貴重な情報となりました.
現在カリフォルニア州内に6つのワイナリーを所有し、チリ、イタリア、南フランスのワイナリーとも提携し、合計3000haの畑から年間約700万ケース生産し、アメリカ国内だけでなく、世界90カ国に及ぶ国々で愛されています.プライヴェート・セレクションに用いるシャルドネは、主に
で最も冷涼な地域の砂地のローム土壌のブドウ園で栽培されたブドウを用いており、更に、サンタ・バーバラ・カウンティの冷涼な微気候のサンタ・マリア・ヴァレーのシャルドネを補足的に使用しています.
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[My印象]ナパのシャルドネの経年物は如何かということであるが.色は黄金色になりムルソー的である.樽臭さなし.酸が飛んでしまって甘い.最初から糖度が高いと思われる.当初は強い酸が必要であろう.当セレクションは万人向けで、アメリカ人気はうなずけるが.酸が飛んで切れがないのが残念.05'あたりを飲んでみたい. |
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