ワイン化
  @taouchaid---[3☆満点、+=☆/3]
[H22/10から開始、似たような印象のワインあるときは過去に遡って追加コメントしていきます]
 ・M [H22] 10 11 12 [H23] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  [H24] 1  2  3  4  5   
平成23年12月・・赤ワインの季節です.今月はどうでしょうか?誕生日も来てしまうので^_^;
1 ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ02 11 ジャン ヴェッセル ブリュット ロゼ
2 ボンヌ・マール/リニエ06 12 テタンジェ/コント・ド・シャンパーニュ ロゼ03'
3 ヴーヴ・クリコ・イエローラベルNV 13 ダグノー・シレックス08'
4 CH・ダルアイヤック04' 14
5 CH・ピション・ォングヴィル・ラランド99' 15
6 誕生日のワイン 16
7 ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ93' 17
8 M2 18
9 かがり火ワイン会:プライべート・コレクション 19
10 ヴォルポリッチェラ/ダル・フォルノ・ロマーノ04' 20
H23/12/31
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ダグノー・シレックス08'(シレックス・白):☆☆++
[触込み]ダグノーのトップ・キュヴェ!名前の『シレックス』は『火打石』の意味で、畑の土壌に由来する名前です.シレックスの畑はミネラル豊富な石灰質土壌で、そこには火打石がゴロゴロと転がっているのだそうです.ミネラル感が豊富で極めて強固で構成がしっかりとしているワイン.口に含むと口中に広がる芳醇なアロマ、豊富な酸とミネラル分、その全てに圧倒されてしまいます!さすがに濃厚!しかし、濃いだけではありません!キレもバランスも良く、開栓直後からすぐに美味しく飲めます.鉱物的な香りは時間が経過しても華やかさを感じさせず閉じていますが、2日目にはハニー香もしっかりと表れて、グラン・クリュ並の風格を表しています.
[My印象]大晦日の年越で.触込み程の濃厚さはないと思う.果実味も薄いですが、大変爽やかな酸とアロマ.シャブリの様な強い火打香はしない.どちらかというときれ系ですが、これも在庫がゼロに.古いものならリピートしたいが、育てるしかないのでしょう.
H23/12/30
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テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ロゼ03'(泡・ロゼ):☆☆☆
[触込み]一定の条件が整った年にだけ造られる、白よりもさらに希少なキュヴェ.偉大なヴィンテージ、というだけではなく、日照量が8月と9月の中旬まで充分にあり、ブドウが完全に熟した時のみ造られます.今日ではテタンジェ社の所有となっている「サン・ニケーズ修道院(13世紀に建造)」のカーヴ内、どちらのキュヴェもこの熟成に理想的な場所で大切に管理され、リリースを待ちます.特徴的なボトルは、実はフランス革命以前に使われていた、シャンパーニュ地方で最も古い形のボトルです.ピノ・ノワール(赤ワイン用) 16%ピノ・ノワール(白ワイン用) 54%シャルドネ 30%.
[My印象]仕事納めで.酸と甘味、絹ごしのまろやかさは見事です.リピート必死です.テタンジュ、このクラスは別格かな.在庫がゼロにトホホ.
H23/12/27
[1]ヴォルポリッチェラ/ダル・フォルノ・ロマーノ04':☆☆++〜☆
[触込み]ヴァルポリチェッラ、アマローネという北イタリアを代表するワインにおいて、ジュゼッペ・クインタレッリと2大巨頭を成すダル・フォルノ・ロマーノ.1957年生まれのロマーノ氏はワイン生産者としてのダル・フォルノ家の3代目にあたります.彼が先代から引き継いだ時点では、ダル・フォルノ家のワイン造りを取り巻く環境は恵まれた状態ではありませんでした.しかし、長年にわたる試行錯誤と真摯に畑と向き合う姿勢を続けた結果、今日のこのワイナリーのワインは世界中のワイン愛好家から高い評価を獲得しています.完熟した若木のブドウから造られるダル・フォルノ・ ロマーノのヴァルポリチェッラ・スペリオーレには前年に造られたアマローネがブレンドされるリパッソという製法が採用されており、アルコール度数が実に15%に達する濃密なワインですコルヴィーナ 70%・ロンディネッラ 20%・クロアティーナ 5%・オゼレタ 5%.
[My印象]これを飲んでしまうと、安いアマローネは飲まなくても良いなあと.プラム系の濃厚さで、辛味のある甘さが何ともバランスが良いですね.アマローネになると甘さが気になるものも出てくるので、それなや熟成したものをとなる.若くてもこちらを飲もうよという気持ちにさせてくれます.お店に在ればの話ですが、、.
[2]ジャン ヴェッセル ブリュット ロゼ☆☆+〜+
[触込み]ブジィー村のRM.ピノ ノワール100%、セニエで作られるロゼ゛.美しいサーモン色.果実味豊かで華やかな味わいが人気の秘密という.
[My印象]
ピノの癖が意外にないので、軽めで爽やかに飲めてしまう.
*セニエ:ワインを醸造するときに、果皮と果汁の比率を調整する目的で、搾汁直後に果汁を取り除くこと.これによって残った果汁に対する果皮の比率が高まるので、色素などの成分比が高くなり、濃いワインを醸造することができる.黒ブドウや赤ブドウをセニエした場合、色素がわずかにセニエ分に滲み出る.これを再利用して発酵させてロゼワインとする.
H23/12/20
かがり火ワイン会:プライべート・コレクション
[1]ミッシェル・チュルジ 2000 ブラン・ド・ブラン(泡):☆☆
[触込み]栽培は有機栽培まではいかないが酸化防腐剤無添加.[ハニーのようなノーズ、ミントチョコレートのようなフレーバー、オールド・レゼルヴ・ワイン使用による素晴らしく複雑なアフターテイスト」と最高評価で絶賛されています.キメ細やかな泡!まっすぐな酸とミネラル、繊細な味わい!3年間の瓶熟のうえデコルジュ!しかもドサージュのリキュール添加も“ほんの全体の1%のみ”という自然な味わいを目指すこだわりシャンパーニュ!
[My印象]
ビオ臭はない.泡は細かく、酸はきれい.果実味もあるが、ぶどうの香りがそのまま残っており、細かい香は?
[2]シャサーニュ・モンラッシェ00'オリヴィエ・ルフレーヴ:☆☆+
[My印象]リンゴっぽい香りはするが樽香もあるね.ルフレーブの甥に当たるそうです.
[3]モレ・サン・ドニ 一級 モン・リュイ・ザン00'フレデリック・マニャン'(白):☆☆++
[My印象]ここの白は初めて飲む.酸があり、果実味も十分ある.赤も好きだが、白もやるなあ!
[4]バタール・モンラッシェ特級01'ブラン・ガニャール(白):☆☆+
[My印象]わらの香りがする.酸は十分あり果実味も良い.ムルソーチックになるかは判らないが、香は気になるだろう.ルフレーブにいて独立したという.
[5]ヴォーヌ・ロマネ ゴーディショ04'フォレ・ペール・エ・フィス(赤):☆☆
[My印象]意外に力感がない.
[6]ヴォーヌ・ロマネ レ・スショVV03' ドミニク・ローラン(赤):☆++
[My印象]ヴォーヌ・ロマネでは、レ・スショを一番のんであいる.ここはエシュゾーに次いで広いかな?ローランの畑はサンヴィヴァン側ではなく、リッシュブール側とのこと.山側の高い位置(ほぼロマネ=コンティと同じ高さ).ヴォーヌ・ロマネの味だな.ヴォリューム感は充分にある.

[7]エシェゾー 03'ドメーヌ・ミシェル・ノエラ(赤):☆☆+?
[My印象]ヴォーヌ・ロマネで5世代続く優良生産者で名門中の名門として君臨.祖父アンリ、父ミッシェル、現在はアラン・ノエラ氏がドメーヌを営み、17haの畑を所有.17の優れたアペラシオンの畑を所有.
写真の関係で色が赤いです.メモもなくスムースに飲めたのかも?
[8]ニュイ・サン・ジョルジュ ミュルジェ03' シルヴァン・カティアール(赤):☆☆+〜+
[My印象]繊細であるが意外にしっかりしている.NSJと思えないな!
[9]ジュヴレ・シャンベルタン クロ・プリウール01' ドルーアン・ラローズ(赤):☆☆+〜+
sorry [My印象]華やかながら土臭い.美味しいです.畑がマジ・シャンベルタンの下にあるという.ドルーアンはボンヌマールしか飲んだことがない.こちらはイマイチだったけど、シャンベルタンの方が良いかも.
[10]シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 特級 01' ドルーアン・ラローズ(赤):☆☆++
sorry [My印象]華やかさと力強さの加わった.絹ごしの食感.まだ沈んでいる.畑は格上との旨.
*ドルーアン・ラローズといえば1850年創立というジュブレ・シャンベルタンのドメーヌ.そのクロ・ド・ベーズはブルゴーニュワインの傑作として名高い.このドメーヌが96年にミュジニー0.13ha弱を買ったのには驚いた.ミュジューなど絶対に売りに出ないと思っていただけに、驚いたのはブルゴーニュの全員だろう.畑を売ったのはダュエル・モワンヌ・ユデロ.シヤンボール村の村長である.ワイン造りをする後継者がいないためらしい.ちなみにルロワが88年にミユジニーを買った時も同じ人からである.他で聞いたところによると、「競売価格は到底そこからのワインで利益を出せない程高かった」というが、ここはドメーヌの半分をグラン・クリュが占めるという知られざる富豪であり、その中から比較的質のよくないパーセルを売って原資としたのである. なぜミュジニーかという気もするが、現当主であるフイリップ・ドルーアンの祖父、アレクサンドル・ドルーアンはボンヌ・マールを所有していたシャンボールの人.彼がジュブレのスザンヌ・ラローズと結婚し、双方の畑を合わせてドルーアン・ラローズができたという歴史がある.シャンボールにはこだわりを持っているらしく、次に購入の機会を待っている畑は、やはりレザムルーズである.しかしこのドメーヌの所有畑はすごいの一言.先にあげた3つの他にも、ラトリシエール、シャベル、クロ・ド・ヴージョと、全部で6つのグラン・クリュ.パーセルの位置も、ミュジューはルロワの隣、クロ・ド・ヴージョはメオ・カミュゼの南でルネ・アンジェルとエジュラン・ジヤイエの北、クロ・ド・ベーズもグロフイエ、ルソー、ダモワに囲まれているという、最高の場所だ.
[11]ヴォーヌ・ロマネ グラン・リュ76' アンリ・ラマルシュ(赤):☆☆☆・H23ベストワイン
[My印象]完璧な古酒.何という滑らかさと陶酔感、引き込まれますね.いいワインが枯れると、CSもピノもこの感じななるんだなあ.トカイの古いのは、甘味が強め残るけれどこれはそれほどではない.畑は、ラ・タッシュとロマネコンティの間でヅ.自宅に1本あるのだが、04'なので呑めなくなった.セールで出ないかな!DRCで枯れているものを飲んでみたくなります.
H23/12/17
[1]
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[1]ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ93'(グラーブ・赤):☆☆+〜
[My印象]ビストロ南.02もバランスが良く落ち着いていたが、これは沈んではいるが、枯れていてバランス良い.このちょっと前で飲むのがいいな.お店にまだ在庫があるなら呑んでしまいたい.
[2]M2エメドス:☆++
[My印象]上野バニュルス.美味しいワインを飲んだ後では、無理に甘味をつけてあるようであざとさを感じてしまうのである.最近のグローバルなワインは後から飲めば、皆そういった雰囲気でナチュラルとは言い難い.最初に飲むなら飲みやすくこなれている.
H23/12/14
誕生日のワイン:
テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン99'(泡・白):☆☆〜☆
[触込み]1957年、テタンジェ社はシャルドネのグラン・クリュのみをブレンドしてシャルドネ品種100%のプレスティージュ・キュヴェを造りました.従来の、ピノ・ノワールとシャルドネのブレンドによりメーカーの味わいを表現する、という伝統に反した決断でしたが、グラン・クリュ・シャルドネのみを使用することで、却って洗練された味わいとモダンなスタイルが強調され、より上品さ、繊細さを求める時代の流れに応えた形となりました.シャルドネ 100%.
[My印象]マイルドな酸、キレとコクがあり泡も細かく口当たりが良いです.
[My印象]CH・ムートン88'(ポイヤック・赤)☆☆〜☆
強いカシス、グリエとモカ.シだーな落ち着きと甘.開いてはいないが、徐々にup.誕生日にはやはり、ムートンを呑みたくなる.今飲むなら89'が良いと思う.
H23/12/12
オーパス1・04'(カリフォルニア・赤):☆☆+〜+
[My印象]甘いなあというのが第一印象.いつもそう思う.グローバルな作りと一線を画す作りながら果実味が豊潤で、糖度が高い.CSではあるが渋んだ雰囲気はなく、土の香りもうすい.04'はタンニンが弱いのか?
*1979年、ロバート・モンダヴィとフランスのボルドーでシャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ロートシルトとのジョイントベンチャーとしてワイナリー.「文化や伝統の違いを取り入れ、ボルドーとカリフォルニアから最高の人材と技術を使って独自のスタイル、特色、格式を持つワインを造る」という構想で「オーパス・ワン」をリリース.
「ワイン王国」芳醇さと豊かさを細かくしっかりしたタンニンが引き締めるのはナパ的な構造だが、酸も豊かで品のよさと風味の深さは見事!糖が上がりすぎ・酸が下がりすぎないように栽培し、夜間に収穫し除梗してからさらに粒ごとに選果する徹底ぶりには脱帽.CS86%、M6%、CF3%、マルベック3% その他
H23/12/10
CH・ピション・ォングヴィル・ラランド99'(ポイヤック・赤)☆☆+〜
[My印象]99'まだ沈んでいるな.今日は開かないという感じ.と言うことで翌日になって良い感じになりました.流石ですな.個人的にはバロンの方が好きですが、若いうちはラランドが飲みやすく、安定していると思います.
*歴史:1686年から1689年にわたり、ポイヤック村とサンジュリアンの間にある小高い丘を中心とするサン・ランベールに40の砂利の多い区画を開拓し、葡萄を植樹します.取得者の名はピエール・ド・マジュール・ドゥ・ローザンです.1694年ピエールの娘テレーズが、当時のボルドー議会議長のジャック・ドゥ・(家名がピション・ロングヴィル)と結婚する時の婚資として持参して、葡萄畑は「バロン・ド・ロングヴィル」と呼ばれるようになった.1850年、当時のオーナーのバロン・ジョセフ・ドゥ・ロングヴィルが御逝去され、ジョセフはナポレオン法典による均等相続を行ない、長男ラオール(ラウル)が2/5の畑(現在のバロン・ラランド)とワイン機材一式を相続.残り3/5の畑(ピション・ラランド)は3人の娘、ソフィ、ラヴォール、マリーが相続し、シャトーは2分割されます.1855年格付けにおいては、2つのシャトーはともに2級格付けを受けます.1860年にラオールが亡くなるまでは2つのシャトーは分割されていたものの管理は一緒になされていましたが、1864年頃分離しシャトー・ピション・ロングヴィル・バロン(ラオール所有)とシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(マリー所有:マリーはシャトー・ラトゥール(隣)当主、ボーモン伯爵の愛人.ラトゥールの畑も一部所有 )となります. その後一族が所有しますが、1925年に酒商のエドワール・ミエルとルイ・ミエルが取得します.1978年にエドワールの娘メイ・エレーヌ・ドゥ・ランクサンが相続し、2006年シャンパンメーカー、ルイ・ロデレール社長フレディリック・ルゾーに売却されます.
*ピション・ラランド:CSー45% メルロー35% カベフラ12% プティ・ヴェ 8%
*ピション・バロン:CS75% メルロー25%
H23/12/9
CH・ダルアイヤック04':☆☆
[触込み]ムートン傘下になってから、名前がコロコロ変ったワイン.畑はムートンに近い.
[シャトー情報]
畑の面積 :49.2ha
作付品種 :カベルネソーヴィニヨン 56%、メルロ 22%、
      カベルネフラン 2%、プティヴェルド 2%
土壌 :砂利混じりの土壌.
平均樹齢 :47年
発酵 :発酵は醸しもふくめて
    温度管理されたステンレスタンクで15〜20日間.
仕上げ処理 :清澄、濾過は不明.
樽熟成期間 :15〜18ヶ月
新樽使用率 :35%
年間平均生産量 :約22万本
所有者 :GFAパロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロートシルト社
[My印象]ムートン傘下の5級だが、くすんで香りもない.杉の香りがするのは御愛嬌.CSの濃さ、逞しさは十分.が、クレール・ミロンに随分と離されてしまったような印象.調べて分かったがフランが多いのでスパイシーさや、ミネラルが出るのかな.
H23/12/4
リピート
ヴーヴ・クリコ・イエローラベルNV(泡・白):☆☆++
[My印象]言わずと知れたイエローラベル.最近はあまり飲まないが迷うくらいならこれ.
H23/12/2
リピート
[1]ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ02'(グラーブ・赤):☆☆++
[My印象]自宅.生産量の少ない貴重なワイン.白はさらに貴重.グラーヴにありながら、ムートン張りの焦げ味が味わえ、更にモカ風味.土の香りもあって、いい余韻.此処もこなれていい味になるのだろう.
 *ドメーヌ・ド・シュヴァリエ:レオニャン南西の郊外にある森の中にひっそりとたたずむ小さなシャトーは、まさに通向きのワインを生産している.生産量はほんのわずかで、ペサック=レオニャンでも垂涎の的だ.何よりすばらしいのは、その完全無欠な品質である.ドメーヌ・ド・シュヴァリエの名声が貴族的なクロード・リカールによるものであることは間違いない.彼はここを1942年に相続したが、一族のつまらない争いから、1983年に大手の蒸留酒の会社、ベルナールに売り渡す羽目になってしまった.クロード・リカールはその後も運営権を持ち続けたが、結局それも、オリヴィエ・ベルナールに譲渡してしまった.ドメーヌ・シュヴァリエの赤ワインは、オー=ブリオンやラ・ミッション・オー=ブリオンに代表されるような、グラーヴの強烈でリッチな、土の香りのするスタイルとは異なる.1990年代以前は、微妙な、ミネラル分を感じさせる、土っぽい特徴を持ち合わせていたが、ボディはずっと軽く、ペサックやタランスのグラーヴ・ワインというよりも、スタイルの点ではメドックに近いものであった.新しいオーナーがこのシャトーを所有するようになってからは、より大柄で構造のしっかりした、力強いワインづくりを意図的に目指している.それはそれで問題はないのだが、1990年代初めのヴィンテージは樽香が強すぎて、このワインの魅力やフィネス、隠そうとしても隠しきれないドメーヌ・ド・シュヴェリエの個性を覆い隠してしまっている.
[2]ボンヌ・マール/リニエ06'(赤):☆☆+〜
[My印象]焦げ味ならこれだろうという勢いで開けてしまった.絹ごしに力強さが加わり旨い.フローラルなあ香りに甘味があり力強い.いかんせんフレッシュ.