ワイン化
  @taouchaid---[3☆満点、+=☆/3]
[H22/10から開始、似たような印象のワインあるときは過去に遡って 追加コメントしていきます]
 ・M [H22] 10 11 12 [H23] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  [H24] 1  2  3  4  5   
平成23年2月・・・今月は何やら忙しいが、間隙をぬって味わう.ワイン会に2回出席したので種類は多くなった.
1 ムルソー・レ・ナルヴォー・ギユマール・ポティエ93':劣化
2 ワイン会(下記参照):
3 フェラーリ・ブリュットNV:
4 アントワーヌ・シャトレ/ヴォーヌ・ロマネ05':
5 シャトー・レオヴィル・バルトン98':
6 マコン・ヴェルゼ:
7 二次会(下記参照):
8 ワイン会(下記参照):
H23/2/22
河豚会
かがり火
[河豚の会]--左から[1]〜[6]
[1]ゴネ・ロワ・ソレイユNV(シャンパーニュ・泡・白) :☆☆+〜

メニル・シュール・オジェ村で7代続くフィリップ・ゴネ家は、19haの畑を所有する小さな造り手.(師匠:ロワ・ソレイユとは太陽王と言う意味で、フランスではルイ14世の事を指します.NVですが、古酒のブレンドでわざと軽いヒネ感を出しています.スッキリ・クッキリ系の泡好きには敬遠される味ですが、熟成したワインの良さが分かる方にはとっても魅力的な泡だと思います.色は薄めの小金色、泡はクリーミーに溶け込んで細かい綺麗な泡です.香はオレンジピールと、ナッツ、軽いクロワッサン、味わいは強いミネラルと、余韻の綺麗な酸、コクのある香ばしい微妙な熟成香、ふくよかな果実味、美味しいバランスの良い泡です).ブラン・ド・ブラン.

sorry
流通4500円.アルフレッド・グラシンに似ている優しい泡.味わいとしては、香りはオレンジ・ナッツ系か?クロワッサンは自分は感じない.成熟している感はある.
[2]シャサーニュ・モンラッシェ/ベルナール・モロー08':☆☆
モローは、2005ヴィンテージからシャサーニュ・モンラッ シェ・ブランの生産を倍増させ、生産量がシャサーニュ 一の造り手になりました.ブドウ樹の3分の2がピュリニーとの境界にあり、3分の1 がシャサーニュの硬い岩にあります.この2つのエリアの偉大な組み合わせにより、素晴らしい複雑さを持つワインに仕上げられています.全ての小地区のブレンド平均樹齢:30〜35年 新樽:4分の1(残りはそれぞれ4分の1ずつ、1年、2年、3 年使用した古樽). そしてこのワインの味わいについては、こう書かれてい ます!! ハーブバター、レモン、ライムの皮の香りが広がり、少量のレモンバターと豊富なハーブバターが感じられます.チョークの粉、レモンの皮、レモングラスの味わいから、ミネラル感に富んだドライなフィニッシュへと続きます.十分な長さを持つワイン.ピュリニー側の畑の由来するハーブバターとフィネス、 またシャサーニュ側のミネラル、バターが表れます.ブドウ樹はシャサーニュ南北に植えられています.それぞれの個性が生きており、ミネラルと力強さが味わえます.
外観は、やや濃いレモンイエロー.火打石の香りも感じられるが、酸はマイルドで落ち着いた味わい.樽香に特徴があり、かすかにそば茶味風のハーブ香が感じられる.そうすると、自分ではそれをムルソー古酒で往々に感じてしまう軽いヒネ感と捉えてしまうのだが、、古酒のシャルドネで感じる、、ぎりぎりのところで耐えている.
[3]コルトン・シャルルマーニュ/ブリアール07':☆☆++
アロッス・コルトンとペナン・ベルジュレス村にまたがる「コルトンの丘」の南西斜面に広がるグラン・クリュ、コルトン・シャルルマーニュ畑(約72ha)は、シャルルマーニュ大帝の寄進によるものであることかが、畑名の由来となっています.775年ソウリュ教会に寄進された畑は、フランス革命で帰属されグランシー伯爵の所有となっていましたが、今日では多くのドメーヌやネゴシアンの分割所有となっており、中でもルイ・ラトール家はコルトン・シャルルマーニュの畑の主要部分を所有している.
外観は、やや濃いレモンイエロー.重い厚い味わいの中に酸が入って軽快さを与え特徴がはっきりする.それでいて繊細でフレッシュ.
[4]モンジャール・ロゼ07':?
1620年から始まる由緒ある造り手.現在はヴァンサン・モンジャールが当主を務めています.23ものアペラシオンのワインを所有しており、その畑の総面積は30haにも及びます.年間平均生産量は約170,000本.テロワールを活かしたブルゴーニュの王道ともいえる味わいを高品質で世に広く伝えることの出来る生産者です.こだわりは細部にまで渡り、オーク樽は有名なトロンセの森の隣でヴァンサン氏自らが森を開拓してそこの樹を使っています.自らが切り拓いた森の上質なオークを厳選し、自然乾燥で18ヶ月
間乾燥させてから樽にしています.ここまでこだわって妥協しないで出来るのはブルゴーニュでも数えるほどでしょう.
流通1,500円.モンジャールのロゼですが、上記の白に続いて出てきたのが不幸でしたかね?薄いし香りもなく、ほとんど進まなかった.

[5]エシェゾー/ジャン・タルディ07':☆☆〜

安心のヴォーヌ・ロマネと言えるでしょう、ドメーヌ・ジャン・タルディ.2007年を最後に銘畑をことごとくメオ・カミュゼに返してしまったわけですが、名声は消えません.メオのレ・ショームやN.S.G.レ・ブード、そして、クロ・ド・ヴージョはジャン・タルディが見ていた言っても過言では無いかもしれません.これからは、新しく手に入れた数々の畑を最高の物へと変えてゆくのは、間違いないと思っているブルゴーニュファンは、少なくはありません.新しく手に入れてたグラン・クリュ、「エシェゾー」を試してみて下さい.そこには、確実な造り手、ドメーヌ・ジャン・タルディの真髄が見えるはずです.
流通13,200円.何故か半額セール.濃くガーネット、味も濃蜜だがやや沈んだ感じ.温度がやや低いせいかと、グラスを温めてそれほど香らず.ただ呑んでしまったが、マイルド差は充分.
[6]シャルム・シャンベルタン/アルマン・ルソー06':☆☆++
アルマン・ルソーといえば最高のブルゴーニュの一つとして実に魅力的なワイン.過去から現在までその品質は安定し、見事な畑もあるがその魅力は村名ワインにまで及ぶ.村名ワインでここまで素晴らしいものもなかなか無い.彼の所有する畑は、ほとんどがジェヴレ・シャンベルタン村にある.全体的には早熟なワインが多く4〜5年目から飲めるようになるが熟成させることに更なる魅力を発揮するため1級畑以上のワインは本来の姿を見たいならば最低でも10年は寝かせたい.
sorry 流通17,000円.濃くガーネット、味も濃蜜だがやや沈んだ感じ.これも温度がやや低い.ここまではエシェゾーと同じなのだが、グラスを温めるとグンとアロマが香り華やかになり甘味もでる.1年成熟している分、こな慣れている.シャンベルタンのテロワールなのだろう.マイルド差も充分.
[二次会]ムルソー/ジャン・デュポン89':☆++〜
ドメーヌ・ジャン・デュポンはムルソーに隣接する小さなタイィ村に本拠地を構える小さなドメーヌです。現在は、ジャン・デュポン氏のお孫さんにあたるレイモンさんが、ドメーヌの運営にあたっています。流行の新樽をきかせたタイプではなく、昔ながらの長熟タイプ骨格のしっかりとしたムルソー!旨みが溶け込んで熟成感が楽しめる1本となっています.
流通5,700円.黄金色.古典的な成熟ムルソー.バターと蜂蜜感あり.それをベースにそば茶風味のハーブ香る感じるので、これも自分のヒネ感ぎりぎりのところ.自分の好きなレベルからは一歩下がる.此処でもそれを確認.
H23/2/19
マルチェロ
(二次会)
[1]シャルドネ/シェーファー・ヴィンヤード08'(ナパ・白) :☆☆+〜
1972年、ジョン・シェーファーがワイナリーを開始.購入したのは、今では名高いナパヴァレーのスタッグス・リープ・ディストリクト.現在では、カリフォルニア大学デイヴィス校で醸造学とブドウ裁培を学んだ長男のダグ・シェーファーを社長に、スペイン系アメリカ人のエリアス・フェルナンデスをワインメーカーに据え、品質の一貫した、優雅なシェーファースタイルのワインを生み出しています.1978年の僅か1,000ケースのスタートから、着実に発展を遂げ、総計3万2000ケースのカベルネを始めメルロー、シャルドネ、 サンジョベーゼ、シラーなどのワインを生産、現在に至っています。面白いのは、ブドウにとって害となるリスやネズミなどの外敵に対して、これらの駆除に毒を使わず、 鷹やフクロウを飼うことで防御しているということ!鷹は昼、フクロウは夜、シェーファーの葡萄園を見張っている.一番はやはり、カベルネ・ソーヴィニヨンでオカルト的.
那須塩原市、マルチェロ.人数6人.流通4,300円.何でか40%オフセールやってますよ.今買わないと無くなっちゃいますよ.外観は暗くてよく判らず.濃い目、フルーティで甘味がある.陽によく当った完熟ぶどうという感じ.味わいはオージーのルーエンエステート・シャルドネ・プレリュード・シリーズに似ている.ナパやオージーのシャルドネが、自分の好きなムルソーチックになるには何が必要かなと考えてしまうのです?ともかく幸運にもシェーファーのシャルドネがグラス一杯飲めた. 
[2]ナパの赤?:☆☆〜
sorry 外観は暗くてよく判らず.ナパらしいグローヴァルな味わいである. 
[3]レオード・ポンテ・カネ 02':☆☆
流通2,700円.外観は暗くてよく判らず.2ndではあるが、ナパと比較すれば重い味わいである.が、垢抜けしていないかな?デキャンタが必要である.カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ33%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド2%. 
[4]シャンパーニュ?:☆+〜
sorry  印象薄というか忘れてしまったな.

[5]シャトー・フィジャック 02':☆☆+

流通7,000円.外観は暗くてよく判らず.サンテミリオンの一級品(B).これもCS香が強く開いていないが、メルローが多い分は滑らかで軽い.状態をよくしてから、慌てて飲んでもいけません.CS・CF・Mがほぼ同等のセパージュ.ややスパイシー.パーカー氏はそれなりに褒めている.PP:88-92. 
H23/2/14
マコン・ヴェルゼ/ルフレーブ08'(白):☆+〜
流通3,200円.外観はレモンイエロー.酸味の後に、柑橘系の香りがついてくるのだが、よく言えばドライ過ぎる.触込みに、ブルゴーニュ辛口白ワイン最高峰!セレナ・サトクリフ女史が「頭がくらくらするような芳香をもつワインに酔いしれたいなら、ここの蜂蜜のような滑らかさをもった魅力的なワインをぜひ経験すべきだろう」と大絶賛!とあるが、モンラッシェなら言えるのでマコンでは無理.ただし、もう少しまってみるのもよいかな?試してみることに.
マコンで安くて美味いとなるとこちらに軍配.マコンのデイリーでも良い感じ. 
H23/2/10
[1]
[2]
[3]
[1]フェラーリ・ブリュットNV(伊・泡・白):☆☆++
 定番なので前月を参照.相変わらず旨い.
[2]アントワーヌ・シャトレ/ヴォーヌ・ロマネ05':☆☆++
[触込み]アントワーヌ・シャトレ社が本拠地を置く村.古くから優良生産者と繋がり、優良な葡萄から造られる濃厚な果実味と十分なコクを兼ね備えている逸品.樹齢40年以上の古木から造られれるだけ、味わいも素晴らしいです.果実にタンニンが溶け込み始めていて、しっかりとした口当たりに、やはり「ロマネ」と文字が付くだけのワインを感じさせてくれます.
[My印象]深いルビー色.エッジは赤.モカな香りとタンニンが合致.中濃度であるが、滑らかで旨い.ロマネに恥じない.
[3]シャトー・レオヴィル・バルトン98'(サンジュリアン・赤):流通13,000円:☆☆
[触込み]98年サンジュリアンのベストワイン.光を通さないほど濃い紫色をした、筋肉質な、フルボディの、古典的なつくりのサンジュリアンは、印象的な凝縮感や、黒系果実の噛みごたえがあり、エキス分の多い風味、鉄、土、スパイシーな木の香りを見せる.口当たりは力強く、30年の寿命もある.純粋で、妥協がなく、伝統的なスタイルをした、正統さや、品格、品質のために称賛されるべきワインである.予想される飲み頃:2007〜2035年.最終試飲年月:2002年3月.PP・91.美術出版社『BORDEAUX ボルドー 第4版』. カベルネ・ソーヴィニョン72%、メルロ20%、カベルネ・フラン8%.
[My印象]那須塩原・古今亭.バルトンで当たったことがないが、98はのみ頃かな?レオヴィル三兄弟の一つであるが、自分はバルトンよりポアフィレの方が好き.ラスカーズは別格.ボーヌロマネが良かっただけに「負けるなよ」って期待した.深いガーネットで、エッジは赤.開けると沈んだ香り、CSの特徴で重い.色合いとブーケは良いけれど淡々として沸き上がってこない.そのまま終了.開く余裕も与えなかったか!デキャンタの容易をして置かないといけません.
H23/2/8
ワイン会
かがり火
[ポムロールとアルザスの白ワイン]--右から[1]〜[8]
[1]リースリング ヴァン・ダルザス/マルセル・ダイス08'(アルザス・白) :☆++〜
アルザスのグランクリュの畑に植えられたブドウで、実際にグランクリュを名乗れるブドウ品種は4つしかないのですが、ダイス氏は、畑の中でも、もっとも相性の良い品種を植樹し、ブレンドしてワイン作りを行いっている.アルザスではブレンドワインは邪道とされているようであるが、評価は高い.
流通3400円.レモンイエローで、果実味があり梨のような味わいで甘味がある.もちろん石油香あり.もう少し冷えていたほうが爽やかで良いと思う.
[2]ピノ・ブラン/ジョスメイヤー06':☆++
1854年にオイルズ・メイヤーによって創設されたジョスメイヤー醸造所は、アルザス地方第2の街コルマールの西に位置するヴィンツェンハイム村にあります.1967年からワイナリーを継いでいる4代目のジャン・メイヤー氏は、「ワインは料理と共にあってこそ、その真価が発揮される」という考えの元にワイン造りを行い、料理と共に歩む醸造家として高い評価を得ています.また、可能な限り高い品質のブドウを得るため、2001年より全ての自社畑のブドウを100%ビオ・ディナミ(有機自然農法)で栽培しています.
外観は、リースリングよりやや濃い.マイルドで落ち着いた味わい.こちらが先のほうが良かったかな?独特の香りがするビオワイン.
[3]ピノ・グリ/ジョスメイヤー07':☆+
独特の香りが.何の匂いかわからないけど.黒ぶどうなので、皮の苦味あり.ネットで見かけるものとはラベルが違うようですが、、、?その他の名があるのか?
[4]ゲヴェルツ/バルメ・ブシェール05':☆++〜
完全なビオで造り出されるアルザスワインは、まさに葡萄の喜びと大地の歴史そのもの.アルザス、しかもビオディナミという超がつくほど繊細なワインを、品質のヴィノラム社が完璧且つ丁寧な輸送で本国に運んでくれています.まさしく、現地で飲んでいるとの同じ感覚に錯覚する様なクオリティです.

ライチの香りが強い.ムルソー様に色濃く甘め.デザートワインにはやや薄いけれど.

[5]シャトー・デュ・ドメーヌ・ドュ・レグリーズ 2000:☆☆

長いことぱっとしないポムロールだったが(1990年以前のヴィンテージを買う時はご注意)、ドメーヌ・ド・レグリーズは1990年代から目に見えてよくなった.アペラシオンで最も豪勢でリッチなワインだとは言えないが、魅惑的で、心地よくやわらかい果実味といくらかのエレガンスを見せるワインであることは疑いの余地がない.私は、ここのワインは、テロワールの潜在能力が十分に生かされれば、もっとよくなるだろうと思っている.所有者のフィリップ・カステジャはこのシャトーのワインを向上させ続けている(とりわけ、1995年以降の進歩は目覚ましい)」(『BORDEAUX ボルドー 第4版』.メルロー95%、カベルネ・フラン5%
*自分のイメージでは淡く繊細なイメージでした.2000年ということも有り、意外にブドウが強かった.香りは沸き立っては来ず.紫ががった濃いガーネット色.メルローの特徴の滑らかさ(ビロード=ベルベット、絹ごし豆腐、ガラス釉)は健在.やや重く、鉄フライパンの味わいあり、甘味も不十分.
[6]シャトー・ムーリネ・ラセール 2000:☆☆
シャトー・ムリネ・ラセールChateau Moulinet Lasserreは長い歴史のあるシャトーで、1878年のフィロキセラ害の後、畑はすべて現在のセパージュに植え替えられた. 当時指揮を取ったのは、マレ・ロックフォール伯爵家(Ch.ラ・ガフリエールの初代オー ナー)、その後1958年にジャケ氏が所有者となった.2000年彼の死後、ジャケ氏の妻マルセルは、ムエックスグループに属するピエール・ムニエ氏とともにこのシャトーを運営している.セパージュ:メルロー70%、カベルネ・フラン20%、マルベック10%
*こちらはややタンニンを感じる.CSが入っているのかと思ったらマルベックでした.色合いも濃く紫がかったガーネット色.粒子感があってより重い.開くのに時間がかかりそう?飲み頃もっと先か?
[7]シャトー・ネナン 1999:☆☆
凡庸な苦しい期間が長く続いていたが、(レオヴィル・ラス・カーズで知られる)ドゥロン家の所有のもとでよみがえりつつある”、“ドゥロン家がラス・カーズで成し遂げた事から判断すると、今後更に良くなったとしても驚きはしない.1998年以来このシャトーはリッチであり、気前のよいワインを造っている.」とは、パーカー氏評.97からのコンソルタントは、ミッシェル・ロラン氏.メルロ80%、カベルネ・フラン20%
*ネナンは以前に飲んだことがある.タンニンを感じたよう印象だったが、今回はなく先のレグリーゼに近い.
[8]シャトー・クリネ 1999:☆☆++
高名なミッシェル・ロラン氏にコンサルタントを依頼して以降、急速に人気を高めています.ポムロールでも最も遅く収穫を始めるシャトーのひとつで、完熟葡萄ならではのきめ細かいタンニンと、やわらかな果実味が特色.樽熟は新樽100%で24〜28ヶ月も行われます.面積8.64ha、平均樹齢40年.収穫は手作業で行われています.クリネの1999年は、驚くほど近づきやすいアタックだが、フィニッシュにはいくらか硬いタンニンもある.ミディアムボディで、甘草、ブラックベリー/チェリー/カラントの果実の趣があり、タンニンはいくらか甘いが心持ち荒削りで、秀逸な、幅のある口あたりをしている.出来のよいワインだが、格別というにはあたらない.
美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』
メルロ85%、カベルネ・ソービニオン10%、カベルネ・フラ5%
*グラス縁の紫色がない.深紅のガーネット.樽を焦がしたヴァニラ風味とタンニンが合致して美味いです.香りモカです.石焼イモの焦げた甘い感じが出ています.これはパリっと焼けた筒型志野茶碗、しかも長石たっぷり.うまく枯れて、コントラエストが付けば叭々鳥になるかも.
H23/2/3
ムルソー・レ・ナルヴォー・ギユマール・ポティエ93'(白)4,580円:劣化
[触込み]このドメーヌは、17世紀から続く名門.1998年からパスカルとフランクの兄弟が運営しており、それ以前のヴィンテージは、お父さんのアンドレ・ギユマールの作品になります.かなり昔から実質ビオロジーのリュット・レゾネ栽培を実践しており、畑は健康そのもの.醸造も長期熟成に耐える伝統的な方法です.名門ゆえ良い区画を合計12ヘクタールも所有しており、高品質のボーヌ・プルミエクリュのバックヴィンテージを常に所蔵しています.ボーヌのプルミエ・クリュは、熟成の可能性と価格とを天秤にかける時、バックヴィンテージとしてのコストパフォーマンスがブルゴーニュ最高レベルに位置付けられると思います.ここのワインは値打ちがあります.あれ、「ムルソーじゃないの?」そう、そこがポイントなんです!この造り手は、ボーヌにそれなりの広さの畑を所有しているため、どうしてもボーヌが話の中心となってしまいます.でも、実は、ムルソー・レ・ナルヴォーも所有しており、しかもなんと、その区画は、あのルロワのお隣だとか!
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[My印象]自宅.一応ムルソー村名の古酒.触込みもあり、4,580円で飲めるならリピートも可能であるので触手.ビオで18年は、さすがに無理なのでは?と不安が的中.色や黄金色、でやや粘性有り.さて香、う〜ンこれはいってますね.古酒の味わの片鱗は見受けるが、記憶にはあるが表現しがたい匂い.宅配されて間もないということを含めても耐えられるというものではない.「名門の隣の畑から(良いワインが出来るとは限らない」は、もはや定説.勉強にはなったけれど、口直しが必要.比較の意味で2005も購入したので、こちらで真美をcheckしたい.心配なのは、古酒のサン・トーバン.