Silent−night−Holy−knight
Prologue
一年に一度、そして、限られたその時間・・・。
毎年静かに隣を走っていったけれど、今年は違う。大好きなあなたと一緒にいることができる。
だからその日は特別なんだ。
一年前のこの日、こうなると誰が予想していただろうか?いや、誰も予測していないはずだ。
俺もそうだけど、大好きなあの人はもっとそうだろう。
同じ男を好きになってしまった俺のせいで人生を狂わされたあの人は・・・。
その分不相応な幸せに、今でもこれが夢だと思うときがある。
だけど、俺は彼を信じたい。
事実はただのお情けであったとしても、この日俺と一緒にすごしてくれることを選んだ彼の気持ちを信じよう。
だからこの日は特別なんだ。
大好きなあなたをもっと側で感じることができるから・・・。
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Epilogue
特別な日、特別なクリスマスイブ、特別な人と一緒・・・そこにある何もかも特別。
俺の隣にあなたがいる、それだけで何もかもが輝いて見える。
必ずしもそれは明るいものではないけれど、好きな人と共に進むのなら、その不安はない。
例え俺の心に不安という雲がかかっても、彼がそれを取り除いてくれる・・・隣で俺を待っていてくれる。貴方が剣を差し出してくれるのなら、俺は貴方に心を捧げよう。
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