今回は他の東野作品との関わり合いについて挙げてみました。
まずもちろん最初に挙がるのが『
探偵ガリレオ』。
探偵役?となる物理学者:湯川と刑事:草薙はおなじみのキャラですね。
また私はまだ読んでませんが、
予知夢
という作品もガリレオシリーズのひとつのようです。
別にガリレオシリーズにしなくても、立派な推理小説に仕上がったと思いますが、
数学者と物理学者が友人関係でありながらも対決するという構図はなかなか緊張感
を醸し出していました。
続いて“アリバイ”に焦点が当たったとき、“
ある作品”を思い出しました。
その作品内では『アリバイトリックは飽きた』と書いてあったのですが…
ちなみにアリバイ以外にもその作品には“推理小説の裏側”みたいなものが書かれていて、
要は“推理小説のタネ明かし”的なものが多く書かれている作品です。
そのタネ明かしをした上で、更に読者を煙に巻く物語と仕掛けるトリック…
容疑者Xを読んでいて、東野圭吾のそんな意気込みを感じました。
…実際にこのアリバイトリック、というかトリックは
多くの人にとって予想を上回るものだったと思います。
またこの作品とは直接関係ないですが。
・今話題の“
白夜行”と“
幻夜”の関係
・“
名探偵の掟”と“
毒笑小説”の関係
・“
変身”と“
毒笑小説”の関連
…違う作品でありながらも他の作品との絡ませ方はホント見事であります。
というか、遊び心満載です。これって最初から考えてるのかナ〜??