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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

富田林町集会所建設事業のための募金のお願い(中井家住宅を復元する計画)

Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a histric district and heritage site of Japan, Residence of the Nakai family
富田林寺内町は、大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区に、国が選定。その中の城之門筋は、日本の道100選に選定され、国指定の重要文化財「興正寺別院」もあります。その南端に位置する伝統的建造物であった中井家住宅が、2018年9月3日未明に火災で焼失しました。そこで、地元関係団体が一致結束し、「中井家住宅を復元する会」を2019年.9月16日に設立し、中井家住宅を富田林町集会所として復元する事業を取り組む運びとなりました。(認可地縁団体の富田林町連合会が、総事業費5,640万円として、富田林町集会所建設事業を実施します。)市に補助金の交付申請もお願いしていますが、約3,000万円の寄附金が必要となり、地元では多くの方々に募金活動のご協力を頂いています。つきましては、皆様の募金会活動へのご理解・ご協力を得て、ご寄附頂きますようお願い致します。 (富田林町連合会) 
国の重要伝統的建造物群保存地区 富田林寺内町の歴史

大阪府南東部の南河内(みなみかわち)地方に位置する富田林 (とんだばやし)市。中心部の旧市街地には江戸時代中期以降に建てられた民家(商家、町家)が約40軒、往時の姿そのままに保存・継承されています。富田林の名前の由来にもなった、富田が芝と呼ばれた荒地は、今から約450年前、戦国時代の最中に興正寺別院 (一向宗・浄土真宗)を中心に宗教自治自衛都市・寺内町 (じないまち)として開発され、発展しました。今も戦国時代の東西南北の碁盤目状の町割(都市計画)を留めています。
 
河内名所図会(享和元年、1801年)
 
安永7(1778年)の村絵図
 
日本の道百選・城之門筋
 
南会所町
17世紀後半に入ると中世・寺内町としての性格は失いつつも、南河内地方における、米、酒造、木綿、菜種油、木材などの商品作物の交易・流通の中心地、近世・在郷町として大きく栄えました。往時の繁栄が偲ばれる大店の商家は、建築年代が江戸時代中期から昭和初期に亘り、建築様式や外観も少しずつ異なっており、それぞれが個性的な表情を見せています。伝統的建築物は、国の重要文化財に指定された(旧)杉山家住宅興正寺別院、さらには大阪府有形文化財に指定された仲村家住宅をはじめ、文化遺産として極めて貴重で価値の高いものです。幸いにして戦災から免れ、高度成長期の開発の波も受けず、寺内町地区一帯は昔ながらの外観を残しています。

重要伝統的建造物群保存地区に選定

地元自治体の学術調査や、その後の住民の協力による地道な町並み保存運動が実を結んで、富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。言わば「歴史的町並みの重要文化財」と呼べるでしょう。同保存地区はこれまでに全国で118地区(2018年5月時点)が選定されており、富田林・重要伝統的建物群保存地区は大阪府下では唯一の選定となっています。2018年8月には選定地区が西側に拡大されました。

中井家住宅復元・富田林町集会所建設事業瓦募金(1枚2,000円)に関する趣意書

                            中井家住宅を復元する会 会 長 髙田 昇                                  COM計画研究所代表(立命館大学名誉教授)
                           (富田林市伝統的建造物群保存審議会会長)

2019年9月に富田林町町総代会や地元関係団体にて、「中井家住宅を復元する会」を発足し、また、「富田林町連合会(認可地縁団体)」も新たに組織し、後世に伝えるべき文化遺産である中井家住宅を富田林町集会所として復元する運びとなり、富田林町集会所建設事業(総事業費5,640万円)で行うこととなりました。
 
中井家住宅(焼失前)
 
中井家住宅(富田林町集会所)復元図
富田林寺内町は、重要伝統的建造物群保存地区として、460年程前につくられた町割りがほぼそのまま残され、220棟程の伝統的建造物があり、合わせて、それらが連なる町並みが保存されている、特に貴重なところです。その中のメインストリートとも言うべき興正寺別院をはじめ、約40棟の伝統的建造物がつくり出す城之門筋の町並み、もっとも大きな間口をもって景観上重要な点景となっていたのが中井家住宅であります。 中井家住宅が失われたことは、単に所有者個人の問題ではなく、その悲しみを乗り越えて、富田林寺内町にとって失ってはならない、共有すべき面をもつことと言えます。 地元関係団体が一致結束して、市の協力をも得ながら、復元に向けての行動を起こすこととなったのは、極めて大きな意義があり、寺内町の現代の歴史に刻まれる事業への発展が期待されます。
 
中井家住宅復元・富田林町集会所建設事業 瓦募金(1枚2,000円)のお願い

 
                            中井家住宅を復元する会 会長 髙田 昇
                            富田林町連合会      会長 栁本恵三

後世に伝えるべき文化遺産である中井家住宅を富田林町集会所として復元することになり、 富田林町集会所建設事業(総事業費5,640万円)を進めております。 また、建設工事は2020年7月着工、2021年1月完了の予定となっていますので、 ご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます。 つきましては、皆様に格別のご協力ご支援を仰ぎ、ご寄附を賜りたく、お願い申し上げます。 何卒、趣旨にご賛同賜りますよう、かさねてお願い申し上げます。瓦募金は、1枚2,000円をお願いいたしますが、何枚でも結構です。 なお、10,000円以上のご寄附者様には、芳名板に掲示させていただきます。

連絡先(寄附申込書送付先):〒584-0033 大阪府富田林市富田林町22番12号 栁本恵三 ☎090-4563-4239
電子メール:ky1472ky@kansai.me
振込先:りそな銀行/富田林支店(店番204)/普通/ 0307031/富田林町連合会(トンダバヤシチョウレンゴウカイ)


寄 附 申 込 書

                                          2020年  月  日  

富田林町集会所建設事業に賛同し、下記のとおり寄附いたします。

氏名            住所                 
 
金         円 

Information

非公開

建築年代
19世紀後期

所在地
城之門筋東林町

歴史(由来)
屋号を「布屋」と称し、呉服商を営む。仲村家の裏手、木口家の向かいにあり城之門筋南端付近の景観上、重要な点景となっている。
母屋は東向きで幕末頃の遺構であるが、他の建物は殆どが近年のものである。伝統的建造物であった母屋は2018年9月3日未明の火災で焼失しました。

屋号
布屋

建物の特徴
桟瓦葺の屋根は低く、厨子(つし)もないが、特に表側は古風に作られている。町家の外観は、原状復元のための修景作業を終えて往時の姿を偲ばれる。
 寺内町の建築様式
 屋根・屋根瓦
 虫籠窓
 格子窓
 土蔵
 煙だしの越屋根
 鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
 袖うだつ
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
 歴史的町並み保存の歩み
 歴史的町並み景観の整備・保全
 明星派女流歌人・石上露子
 寺内町せんべい
 Art Gallery
 Books(寺内町関連の書籍)
 じないまちボランティアガイド
 地域活性化への取り組み
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 じないまち随想(管理人)
 参考資料一覧

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