LKPTeam「今日もレジ締めがありますよ」
カレン「あ、そういえば一昨日はなかったわね」
LKPTeam「一昨日は斉藤くんでしたからね」
LKPTeam「斉藤くんはレジ締めができるのですよ」
カレン「じゃあ田中さんがレジ締めの出来ない人ね」
LKPTeam「そうです」
LKPTeam「いい加減、店にも慣れてきたんだから、教えないといけないんですけどね」
カレン「店長さんに言ってみたら?」
LKPTeam「いやぁ、無理でしょう」
カレン「また言ってもないのに諦める(^^;」
カレン「それ、悪い癖よ?」
LKPTeam「だって、無理なもの無理ですから」
カレン「どうしてよ?」
LKPTeam「だって、レジ締めを教えると言うことは誰かが25:00以降まで残ると言うことですよ?」
カレン「そりゃあそうでしょう?」
LKPTeam「誰が残るんです?」
カレン「LKPTeamちゃん?」
LKPTeam「いやですよ、そんな朝から晩までなんて(^^;」
カレン「じゃあ店長さん?」
カレン「……って、それもあまり可能性はないわね」
LKPTeam「でしょう?」
LKPTeam「なので、きっとこのままですね」
カレン「うーん」
カレン「これでもし斉藤さんが辞めたらどうするのかな」
LKPTeam「破綻ですね」
カレン「だよねぇ」
LKPTeam「そうなった時は多分レジ締めを教えるんでしょうけど」
LKPTeam「そうなるまではきっとこのままですよ」
カレン「早めに教えておいた方が楽だと思うんだけど」
LKPTeam「でも面倒ですし」
カレン「結局そこに行き着くわけね(^^;」
LKPTeam「今のところ何も問題なく動いてるならそのままにしておいた方が仕事が増えなくていいです」
カレン「あとで泣くことになっても?」
LKPTeam「でしょうね」
LKPTeam「っと、のんびりしてる場合じゃなかったですよ」
カレン「……いつものんびりしてるじゃない」
LKPTeam「今日はいろいろ忙しいのですよ」
カレン「珍しいわね」
LKPTeam「教派ですね、決起大会とかいうものをやるんだそうで」
LKPTeam「それでその場で個人の意気込みなんかを発表しないといけないらしいんですよ」
カレン「LKPTeamちゃんの嫌がりそうなイベントね(^^;」
LKPTeam「ですです(^^;」
LKPTeam「本当は参加なんかしたくなかったんですけど、あいにくと強制参加なのでやむなく……ですよ」
カレン「あ、まだ何を発表するか決めてないんでしょ」
LKPTeam「当然じゃないですか」
カレン「……それってそんなに威張ることなの?(^^;」
LKPTeam「違うんですか?」
カレン「違うと思う……」
LKPTeam「ま、まぁ……そんなわけでこれからその文面を考えるわけです」
カレン「なるべくなら短い方がいいわね」
LKPTeam「ですねー」
LKPTeam「内容はたいしたこと無いのにやたらと長い文面を考えてくる人がいますけど、あれはいけません」
LKPTeam「途中で眠くなりますから(^^;」
カレン「まさか、いつも寝てたりするんじゃ」
LKPTeam「まさかっ」
LKPTeam「大丈夫ですよ、何とか堪えてますから(^^;」
カレン「……つまり真面目に聞いてはいないわけね」
LKPTeam「そんなの当然じゃないですか」
カレン「当然なの……?」
LKPTeam「だって、他人の意気込みを聞いてもしょうがないでしょう?」
カレン「いや、参考にするとか」
LKPTeam「そんなつもりは毛頭御座いません」
カレン「聞くまでもないって事?」
LKPTeam「いや、ダメ社員ですから(^^;」
カレン「……」
カレン「ちゃんと聞きなさいよ」
LKPTeam「いやー、個人の意気込みのあとに社長から一言あるんですけどね、これがまた長いんですよ」
LKPTeam「おかげでその前にあったことなんて綺麗さっぱり忘れてしまいます」
カレン「それ、LKPTeamちゃんだけじゃないの?」
LKPTeam「そうかもしれませんけど(^^;」
LKPTeam「そういうわけで、ダメなのですよ」
カレン「単に努力が足りないだけじゃないの?」
LKPTeam「まぁ、わたしがあまりそういうのを重視してないだけですが」
カレン「ここで何か言っても……」
LKPTeam「無駄ですな」
カレン「だよね……」
LKPTeam「まぁ、今回も適当にやり過ごしましょう」
カレン「はいはい」