<スーパー子役は難しい?>
原作を読み終わってすぐ秘密のビデオを借りて観ました。
その感想は…
まず。見る前から『どうするのかな?』と思っていたのが“小さいの頃のはなし”です。
原作では小学生のころから始まりますが、映画のヒロインは広末涼子ですよね…
これはいったいどうするのか??
というより。原作どおりに映画化するなら
“40代が乗り移った演技の出来るスーパー子役”を探さなくてはなりません。
この部分が前半はとても滑稽で面白いのですが…さすがに変更したようです。
でも今新たに映画化するなら…“白夜行の子”なんてどうでしょか??
<細部は本にかなわず>
続いて中身のはなしですが、残念ながら
原作を超えるのは難しかったようで…
ま、本の内容/出来を考えると無理もないかナと思います。
単純に映画だけ観ればきっと面白いのでしょう。
『映画で物足りないのは何?』とちょっぴり考えてみたのですが、
やはり圧倒的に足りないのは“細部にわたる描写”です。
例えば。本では“時間が経つにつれての二人の微妙な変化”が入念に描かれてますが、
映画でそれを描いていたら…とても2時間に入らないでしょ〜
逆にいえば。本では小中高のエピソードやその他登場人物などがとても丁寧に書かれています。
伏線も多く張られていて、『この話って必要なの?』と思う箇所も後々絡む秀逸さです。
そして。本との一番の違いは間違いなく
ココが挙げられます。
これはネタバレになるので書きませんが、最も重要な部分が決定的に違っていました。
というわけで。映画だけしか観てない人には、本も是非ともオススメです。
どちらもまだの人は…断然本がオススメかな(
原作の書評)
そして話のあらすじから、
『最後はきっとこうなるんだろうナ〜』と“あること”を予想するのですが…
きっとそれを超えていますヨ。
東野圭吾 秘密の映画
:東野さん本人も出ています。
・
映画秘密の公式サイト
・東野圭吾さんの作品では
ゲームの名は誘拐や
変身も映画化されています。
最近では
手紙の映画化が発表されました。