鳥人=スキージャンプのはなしです。ソウルオリンピック頃の作品でしょか。
・作品の冒頭。回想シーンからはじまり“3人のジャンパー”が不思議な転び方をします。
・で、現代。自分の彼女をジャンプ場に呼び寄せたジャンパーが、
・やはり不思議にも転倒してしまいます。
・それを見た彼女は驚き、急いで駆けつけるのですが、
・そのジャンパーは死んでしまい、警察の取り調べがはじまります。
このような展開に“密告文”が絡んできて…想像することが盛りだくさんです。
この鳥人計画は東野圭吾の初期作品で、
作風もいわゆる“東野ワールド”ではなく、放課後や卒業に近い感じになっています。
物語を通して捜査状況やストーリーが淡々と進んでいく感じです。
ときにはスキージャンプ専門の箇所もあるので、そのへんはチョトむずく感じました。
最初は『誰が殺した?』が中心に進み、途中から『なぜ殺した? どうやって殺した?』に興味が移ります。
そして終盤“更に違った展開”が用意されてて…そこは惹き込まれていきました。
また。“東野ワールドはない”と書きましたが、最後にはしっかり『え、そうなの?』
というのも用意されてました。
ただこの作品は推理小説というより“スポーツと科学の関係”について力点を置いている感じです。
鳥人計画 東野圭吾
ドーピングや科学トレーニングの取り入れ…いったいどこまで進むんでしょか。