富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町（じないまち）をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで３０分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか？　皆様のお越しをお待ちしています。

ギャラリー

寺内町フェスティバル 2014年11月15日(土）・16日（日）

【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan, Jinaimachi Festival, November 15-16, 2014】

富田林寺内町をまもり・そだてる会は、平成6年(1994年)7月に行政とともに会員ひとりひとりが力を合わせて富田林寺内町の伝統ある美しい町並みを守り、豊かなまちづくりを進めることを目的に発足し、本年結成20周年を迎えることとなりました。

これを記念して、先人の町並み保存への意識を継承し、貴重な町並みを「まもり」ながら、未来に向けて「そだてて」いくため、平成26年11月15日（土）・16日（日）の二日間、富田林寺内町を会場に“未来につなぐ寺内町”をテーマに『富田林寺内町フェスティバル』を開催します。（雨天決行）

詳しくは、以下のイベント企画及び「寺内町フェスティバル」のチラシを参照ください。（主催：富田林寺内町をまもり・そだてる会、共催：富田林市教育委員会、後援：富田林市・富田林市観光協会・近畿日本鉄道株式会社）

富田林寺内町フェスティバル（案内チラシ表）
富田林寺内町フェスティバル（案内チラシ裏）
富田林寺内町フェスティバル記念報告集(2015年4月吉日発行、富田林寺内町をまもりそだてる会創立20周年記念事業）

問い合わせ先：じないまち交流館（0721-26-0110）〒584-0033 富田林市富田林町9-29

イベント・開催日時	開催場所・イベント内容等
じないまち燈路 11月15日（土）17時～20時	日本の道百選・城之門筋から重要文化財・（旧）杉山家住宅までの間富田林寺内町をまもり・そだてる会が発足して10年目の平成16年夏から開催した「寺内町燈路」。本年発足20周年を記念して、日本の道百選に選ばれている「城ノ門筋」から重要文化財・（旧）旧杉山家住宅までの通りに、約300基の行燈を並べて伝統的な町並みをライトアップし、来訪者の皆様をお迎えいたします。寺内町燈路毎年8月第４土曜日の夜には、約千基の行燈が寺内町の通りの両側に並べられ、一斉点火されます。この日は多くの来訪者が訪れ、地元の夏の風物詩として定着しています。富田林寺内町をまもりそだてる会共催。
（写真）2014年8月じないまち燈路
ジャズ講談「織田作之助と石上露子」 11月15日（土） 18時から19時30分（開場：17時30分）定員：80名入場料：無料（※当日、午前10時からじないまち交流館にて整理券配布します。）	重要文化財・（旧）杉山家住宅（西林町）富田林にゆかりのある織田作之助と石上露子。石上露子（いそのかみつゆこ）は、杉山家の長女、杉山タカさん。寺内町が生んだ明星派歌人。彼女の悲恋の恋をうたった「小板橋」は絶唱と言われる。一方、「夫婦善哉」で著名な織田作（おださく）。戦後まもなく、長姉竹中タツさんの住む富田林に身を寄せ、彼の長編小説となった「土曜夫人」を書き上げた。尺八とピアノのＢＧＭにのって、旭堂南陽さんの講談をお楽しみください。出演：旭堂南陽（講談師）、松本太郎（尺八）、河合摂子（ピアノ）
重要文化財・（旧）杉山家住宅
寺内町サミット「未来につなぐ寺内町」 11月16日（日） 13時から17時（開場：12時30分）【コンサート】時間：13時～13時40分出演：河島アナム【寺内町サミット】〇基調講演：「歴史遺産を活かしたまちづくり」講師：笠井敏光教授（大阪国際大学）時間：13時45分～14時15分〇参加市（八尾市・貝塚市・橿原市・津市・富田林市）からのプレゼンテ―ション時間：14時45分～15時35分 ○討論会（寺内町まちづくり連絡協議会行政及び団体代表）時間：15時45分～16時45分 (17時終了予定）定員：100名入場料：無料	(旧)万里春酒造酒蔵（南会所町）寺内町を母体として発展した町を有する自治体が集まり、各地域で住民と一体となったまちづくりを行うことを目的に発足した、寺内町まちづくり連絡協議会（大阪府八尾市・大阪府貝塚市・奈良県橿原市・三重県津市・大阪府富田林市）メンバーの協力を得て、全国に先駆けて「寺内町サミット」を開催するものです。それぞれの自治体と住民が一体となって取り組んできたまちづくりの「過去・現在・未来」にスポットをあて、“未来につなぐまちづくり”について考えます。
	(旧)万里春酒造酒蔵外観
	(旧)万里春酒造酒蔵内部
興正寺別院大茶会 11月16日（日）10時～15時定員：500名参加費：200円（お茶・お菓子代）	興正寺別院本堂（本席）、境内（野点）富田林興正寺別院は、富田林寺内町の中央にある真宗興正派の寺院で、大阪府内最古(1638年建立)の本堂をはじめとする境内空間が良好に保存されています。重要伝統的建造物群保存地区に欠かすことのできない歴史的景観を備えた寺院として、2014年9月18日に本堂・対面所・鐘楼・鼓楼・山門・御成門が国の重要文化財に指定されました。これを祝して、本堂・境内で盛大に大茶会を催します。
興正寺別院
子ども縁日 11月16日（日）10時～16時	寺内町遊園（富山町）地元の子どもだんじり保存会の協力で、子どもから大人までゲームや食をお楽しみください。 ※地元子供だんじり保存会３団体が出展協力します。
寺内町遊園
天晴！秋空コンサート 11月16日（日）10時30分～11時30分	じないまち展望広場（御坊町）大阪府立金剛高校吹奏楽部による演奏をお聞きください。
じないまち展望広場
大道芸 11月16日（日）10時～16時	みんなの広場（じないまち交流館東隣、富山町）
富田林まちなかアートクラフトマーケット 11月16日（日）10時～16時	本町商店街・中央商店街アート・クラフト作品の展示、販売、ワークショップ等が開催。富田林でアートな一日をお楽しみください。
コーヒー・ポップコーン販売 11月15日（土）・16日（日）10時～16時	じないまち交流館
じないまち散歩 11月15日（土）・16日（日）10時～16時	寺内町界隈のお店

Information

（富田林市提供、禁無断転載）
興正寺別院（富田林御坊）

真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん（富田林御坊）として親しまれています。

応永年間（1394-1412年）に毛人谷（えびたに）御坊に草創。永禄3年（1560年）に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。

城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。

2014年9月に国の重要文化財に指定されました。

重要文化財・（旧）杉山家住宅

杉山家は富田林寺内町の創設にかかわった旧家の一つであり、江戸時代は造り酒屋として栄えました。現存する家屋は寺内町で最も古く、江戸時代中期の大規模商家の遺構です。明治時代の明星派女流歌人・石上露子（本名　杉山タカ）の生家でもあります。昭和58年（1983年）国の重要文化財に指定され、富田林市が維持・管理しています。

富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所（トイレ）
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場（有料）をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス（1台分、市役所に要事前予約）を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。