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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

じないまち訪問記26 2014年9月14日(日)寺内町界隈

Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Travelogues by Author - Streetscapes and restaurant in Jinaimachi
 
田守家住宅の土蔵(城之門筋
 
杉田家住宅城之門筋
20149月14日(日)

寺内町ボランティアガイド

三連休の中日は、朝から爽やかな秋晴れに恵まれました。

日中はぐんぐん気温が上がり、残暑で汗ばむ陽気になりました。兵庫県からお越しの女性ばかり41名の団体様を地元ボランティアガイド3名で寺内町にご案内しました。午前10時半に近鉄富田林駅前北口ロータリーで、貸切バスのご到着をお迎えした後、先ずは徒歩でじないまち交流館に向かいました。2階会議室で、寺内町の歴史や町割、歴史的建造物の特徴などをご説明し、その後じないまち交流館を起点に、日本の道百選に選ばれている城之門筋を北から南に歴史的町並み散策を楽しみながら、重要文化財・興正寺別院本堂にも参詣し、正午過ぎには重要文化財・(旧)杉山家住宅の内部をご見学頂きました。

お天気に恵まれたことから、寺内町ではあちらこちらでカメラや散策地図片手に町並み見学されている方々をお見かけしました。古い町家を改装した魅力あるお店が幾つも増えたことから、最近では若い年代の方々の来訪者が増えているように見受けます。
 
寺内町きっちん あい(昼食・カフェ)
 
寺内町きっちん あい(昼食・カフェ)
寺内町きっちん あい

ボランティア・ガイドを終えてから、古い町家の内部をレストランに改装したお店として、昼食やカフェを楽しめる「寺内町きっちん あい」に立ち寄りました。じないまち交流館から徒歩2分、(東)奥谷家住宅の向かい側にあります。

暖簾をくぐり、玄関で靴を脱いで中に上がると、明るい二間続きの座敷の間がダイニング・スペースになっています。座敷の畳の上に、テーブルが幾つも並んだ椅子席で、足も疲れません。寺内町では週末のみ開いているお店が多い中で、「寺内町きっちん あい」は平日も開いています。(定休日は火曜日・水曜日)町並み散策で各地から富田林寺内町にお越しになる方々には気軽に立ち寄れるお店として人気で、また地元の方々のご利用も多いようです。寺内町散策の際には、休憩を兼ねてぜひ立ち寄ってみたいお店です。

寺内町きっちん あい」の店内

アートクラフト作品を展示(委託)・販売

アートクラフト作品を展示(委託)・販売

アートクラフト作品を展示(委託)・販売
さて、抜けるような青空に誘われて、カメラ片手に寺内町の歴史的建造物の穏やかな表情を幾つも撮影しました。射しかける日差しの影が長く伸び始めて、秋を少しずつ実感出来る時期になりました。時間が止まったような富田林寺内町。ゆったりとした時が流れてゆきます。懐かしさと安らぎを求めて、この秋、ご家族やご友人を誘って富田林寺内町散策に足をお運びになってみてください。

2014年9月14日 管理人@横浜

橋本家住宅土蔵・置き屋根)

中井家住宅土蔵・置き屋根)

葛原家住宅格子窓

葛原家住宅土蔵

仲村家住宅上野家住宅(右)

(南)葛原家住宅・稚児棟

(南)葛原家住宅・鬼瓦

佐藤家住宅・鬼瓦
 
佐藤家住宅虫籠窓
 
佐藤家住宅土蔵

越井家住宅・黒漆喰の土蔵

越井家住宅

(北)越井家住宅

(北)越井家住宅

興正寺別院・山門

興正寺別院・山門
じないまち探訪記
じないまち随想 
 ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人)


Information


(富田林市提供、禁無断転載)

富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。


重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。

寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。

また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。


興正寺別院(富田林御坊)

真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。


応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。

城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。

ボランティア・ガイド




団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)

 立ち寄ってみたいお店
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
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