大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
2017年1月3日(火曜日) 2017年(平成29年)の正月三賀日は、関東・関西とも穏やかなお天気に恵まれました。1月3日(火)午前中に横浜から富田林寺内町を訪ねました。富田林駅から寺内町に通じる中央商店街の通りには年始を祝う赤い幟り旗が立てられていました。また、寺内町のメインストリートである城之門筋の両側にも、橙色の幟り旗が飾られていました。通りの人通りは少なく、開いているお店もなく、ひっそりとした佇まいを見せていました。 |
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「じないまちめぐり」 |
「賑わいとおちつきあるまちづくり」 |
また、富田林寺内町に通じる旧道(山中田街道)の入り口に当たる山中田坂を登りきったたもとには、昨年末に建て替えられた富栄戎神社の新しい社殿が鎮座しています。1月9日(月・成人の日)には十日戎が行われ、商売繁盛や家内安全を願う人出で賑わいます。この日は神社の周りをじないまち展望広場から堺筋にかけて、屋台のお店が軒を並べます。 | |
富栄戎神社 |
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山中田坂 |
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城之門筋と富山町に面する奥谷家住宅(本家)では、母屋の屋根の葺き替え工事が進行中です。煙出しの越屋根や兜造りの切妻も新たな装いになっています。 | |
兜造りの切妻 |
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煙出しの越屋根 |
煙出しの越屋根 |
戦国時代に石川の河岸段丘に開かれた富田林寺内町の南端には石川に向かい、東側から山中田坂、亀が坂、山家坂、向田坂と急な崖を下る坂道があります。崖の斜面には、石垣(土塁)や竹林が設けられており、今も戦国時代の名残が残っています。 | |
亀が坂 |
山家坂 |
寺内町点描 | |
田守家住宅 |
重要文化財・興正寺別院鼓楼 |
重要文化財・興正寺別院山門 |
入船家住宅 |
中井家住宅 |
東高野街道沿いの石標 |
ご婦人乃宿 泊や |
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浄谷寺山門 |
浄谷寺本堂(大屋根を修理中) |
浄谷寺薬師堂 |
恋文薬師(浄谷寺薬師堂) |
(南)葛原家住宅 |
(南)葛原家住宅 |
日本の道百選・城之門筋 |
杉田家住宅 |
じないまち探訪記 | |
じないまち随想 | |
ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。
寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。
また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。
興正寺別院(富田林御坊)
真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。
応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。
城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)