史上最低の奇行文
〜其の1 サロベツ原野を快走!の巻〜
 >>> 中途半端な旅人が中途半端な画像と中途半端な文章で綴る <<<
宗谷郡豊富町。牧草を食む牛の姿があちらこちらに見られ、のどかで平和な光景が
見渡すかぎり広がっていました。この付近は酪農が盛んな地域で、ほとんどは乳牛。

地元民の話では、「暑い、暑い」とのことでしたが、東京から来た者にとって6月下旬に
してこの湿気の無さは楽園。
 
ちなみに豊富駅までの帰路は迷ってしまったのだが、地元民は懇切丁寧に教えて
くださいました。快適な気候の下で暮らすと良い人格が形成されるのかもしれません。
もっとも、冬は地吹雪の吹き荒れる酷寒の地ですが・・・
この季節、この地域に最も多く見られるエゾカンゾウという花だそうです。
もっと群れた状態で見られると良かったのですが・・・

ちなみにこの画像ではカットしていますが、ここはサロベツ原生花園の真っ只中で
観光客だけはとてもウジャウジャと群れていました。
エゾカンゾウも人の多さにガックリして萎びているようです。
地図を載せます。豊富駅から海岸の稚咲内まで約10キロです。
ちなみに、「サロベツ」とはアイヌ語で無限大の意だそうです。

地図を見ただけでも思うことですが、地の果て感覚を存分に味わえます。
地平線とまではいかないまでも、大地の広さを実感できます。

普段、この地に生活している人が東京で生活したとしたら・・・
または東京で生活している自分がこの地で生活したら・・・
ひょっとしたら病気になるかもしれません。ふと、そんなことを考えました。
山もない、谷もない、ビルもなければ人もいない。
真っ直ぐに伸びる一本の道。もちろん、このまま真っ直ぐに進みました。

大地の広さ、奥行きを感じるのと同時に、空の広さと大きさも感じました。
辺りに電灯もありませんので、夜は物凄い星空が広がることでしょう。
稚咲内公園に着きました。こちらは花の群れる地でした。
海岸ということもあってか(日本海)、海から猛烈な風が吹いてました。

海の向こうの利尻島・利尻富士を見たかったのですが、あいにくの曇り空。
雨が降ってなかったのは幸いですが、非常に惜しい気がしました。
また来る目的ができました。
来た道を戻っているのに、思わず撮ってしまいました。
とにかく広いんです、空が。
とにかく真っ直ぐなんです、道が。
放浪旅
VOL.1
サロベツ原野
VOL.2
室戸岬登山
VOL.3
日本海ヲ北上ス
(第1編)
(第2編)
(第3編)
VOL.5
まわり道
最果て行
(第1編)
(第2編)
(第3編)
VOL.6
厳冬の
道東一周
(第1編)
(第2編)
VOL.7
S字曲線で
離島の岬へ
(第1編)
(第2編)
VOL.8
目指せ!
本州最西端
VOL.9
日本半周
一筆書きの旅
(第1編)
(第2編)
(第3編)
VOL.10
続・日本半周
一筆書きの旅
(第1編)
(第2編)
(第3編)
VOL.11
リベンジ!
尻羽岬
VOL.4
津軽海峡
梅雨景色
VOL.12
前人未踏?!
本州一周の旅
(第1編)
(第2編)
(第3編)
VOL.13
東京発、
最西端経由
最東端行き
(第1編)
(第2編)
(第3編)